This is LAST【人気曲解説】赤裸々な恋模様を描くバンド! 珠玉の名曲10曲を徹底解説

This is LAST【人気曲解説】赤裸々な恋模様を描くバンド! 珠玉の名曲10曲を徹底解説

This is LASTの名曲 Part.1

This is LASTが注目され始めたのは、2019年頃のこと。

そんな2019年から、人気バンドになり始めた2020年前半にリリースされた名曲を5曲ピックアップします!

愛憎

「愛憎」は2019年にリリースされた1stミニアルバム「aizou」に収録されている楽曲。

漢字、ローマ字と表記は異なりますが、いわば表題曲でもあります。

そんな同曲で歌われているのは、彼女に別の男がいることに気づき始めた男性の心情。

<待って/黙って/君を愛し抜けるから>というサビのフレーズの「待って」という部分に、この恋の全てが表れていますね。

「愛憎」は「君をいつまでも愛し抜く!」という男らしさに溢れるラブソングではなく、「待って!行かないで!お願い!」という懇願するようなラブソングなのです。

しかも、後半のサビでは<待って/黙って/僕を愛し抜いてよ>と、なけなしのお願いを重ねている点に、さらに情けなさを感じます。

しかし、同曲のサウンドはしっかりロック。

歌声も猛々しく、かなり男らしさを感じます。

そんなギャップが聴く人の心を掴むのかもしれませんね。

アイムアイ

「アイムアイ」も、2019年リリースの1stミニアルバム「aizou」に収録されている楽曲です。

同曲で描かれているのは、元彼に意中の彼女を取られてしまった男性の気持ち。

秋頃の彼女は元彼のことなんてなんとも思っていない様子だったのに、冬が来る頃にはすっかり奪われてしまった…。

諦められればいいものの、春が来たって僕の気持ちはきっと変わらない…。

そんな風に、彼女を諦めきれない気持ちが切々と歌われています。

また、同曲は時系列がはっきりと描かれていたり、「赤いコートを着た君」「真っ白に染まった二人」「真っ黒に染まった二人」など色が印象的に使われていたりするのが面白いところ。

緩急のはっきりしたメロディアスなサウンドも相まって、ドラマチックな印象を受けます。

ぜひ楽曲の世界観に没入し、主人公になりきって聴いてみてください。

バランス

「バランス」も2019年にリリースされた1stミニアルバム「aizou」の収録曲。

全6曲のうち3曲がいまだに楽曲人気ランキングの上位に食い込んでいるなんて、「aizou」がいかに名作であるかがわかりますね。

そんな「aizou」に収録されている同曲は、女性目線の楽曲

This is LASTはボーカル・菊池 陽報の実体験を元に楽曲を制作しており、ほとんどの曲が男性目線であるため、「バランス」は非常に新鮮な印象を受けます。

また、美しいファルセットが際立つミディアムバラードなのも新鮮で、思わず聴き惚れてしまう一曲です。

しかし、歌われているのはThis is LASTらしいなんとも不穏な恋模様。

わかりやすく一言でまとめると“めんどくさい女”の心情が、女性の一人語りで歌われています。

<狂ったように私を愛して/狂ったように私に染まって>というフレーズにはゾッとしますが、恋は盲目。

一度夢中になってしまうと、こんな風に相手に没頭してしまうこともあるものです。

だからこそ、同曲で歌われている心情に共感する人が多いのかもしれません。

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