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5×9=63
作詞:KANZAI BOYA RED
作曲:KANZAI BOYA BLUE
編曲:知野芳彦
『solitude 〜真実のサヨナラ〜』のカップリング曲に収録されたのが『5×9=63』です。
タイトルの数式は「ご苦労さん」という語呂合わせから名付けられたそうです。
作詞・作曲をそれぞれ担当したKANZAI BOYA REDとKANZAI BOYA BLUEは、光一さんと剛さんの別名義です。
ちなみに「KANZAI BOYA」は「KinKi Kids」の前身となるグループ名。名付け親は、故・ジャニー喜多川社長です。REDとBLUEは、キンキのイメージカラーから名付けました。
つまり『5×9=63』は、初めて光一さんが作詞、剛さんが作曲の組み合わせで制作した楽曲なのです。
楽曲の内容はとにかく自由で、良い意味で脱力感のあるナンバーです。掛け合いも息ぴったりで、キンキの仲の良さが垣間見える楽曲です。
『5×9=63』は、2002年10月23日にリリースされたKinKi Kidsの15thシングル『solitude 〜真実のサヨナラ〜』のカップリング曲。ベスト・アルバム『39』では、ファン投票で第39位にランクインしました。
ひらひら
作詞:堂本剛
作曲:堂本剛
編曲:ha-j・吉岡たく
『ひらひら』は、キンキの6thアルバム『F album』に収録された楽曲。
堂本剛さんはこの楽曲の作詞・作曲に加え、ダンスの振り付けも担当しました。
本作では、ジャズを基調とした曲調の中でブラスの魅力を余すことなく引き出しています。
そこへシンセサイザーの丸みを帯びた響きを重ねることで最上級にオシャレな楽曲が完成しました。
かつての恋人と交わした約束や愛の言葉が、別れた今となってはあまりにも軽く意味の無いものになってしまった主人公。
あんなに大切だった想いや言葉が、心と共に「ひらひら」と舞い落ちていく様を楽曲に投影しました。
恋涙
作詞:堂本剛
作曲:堂本光一
編曲:石塚知生
『恋涙』(れんるい)は、2005年11月16日にリリースされたキンキの8thアルバム『H album -H・A・N・D-』に収録された楽曲。
タイトルの『恋涙』には「恋した時に流れる涙」という意味が込められているそうです。
剛さんが手掛けた詞は『愛のかたまり』と同じく女性目線で描かれています。恋の激しさ、ゲーム性、満たされる感情といった様々な要素が大胆な言葉で注ぎ込まれています。
作曲を手掛けた光一さんは、女性特有の言葉のトーンやアクセントを流麗なメロディーラインの中へ盛り込みました。
過去作と比べても、歌詞と音楽の一体感が一段と高まった楽曲ではないでしょうか。
ファン人気も高く、ベスト・アルバム『39』ではファン投票で第5位にランクインしています。
『恋涙』は、2014年にリリースされたアルバム『M album』の通常盤にセルフカバー・バージョンが収録されています。こちらは亀田誠治が編曲を担当、Ko-sakuがコーラスアレンジを追加した特別バージョンとなっています。
Music of Life
作詞:堂本光一
作曲:堂本剛
編曲:吉田建
『Music of Life』は、2007年にリリースされたベスト・アルバム『39』に初収録された楽曲です。演奏時間は8分47秒で、キンキ史上最長の楽曲としても知られています。
『Music of Life』が初めて披露されたのは、2006年8月1日にZepp Tokyoで開催された「堂本ブラザーズバンド セカンドライブ」でした。
剛さんからオリジナル楽曲制作の提案を受け、プロデューサーのきくち伸さんが直々に作詞を光一さん、作曲を剛さんに指名。本番1週間前に行われたリハーサルでは、3時間以上かけて『Music of Life』を完成させました。
本作は、剛さんがソロ活動で取り組んでいるファンクミュージックの要素も見え隠れする楽曲です。
ピアノソロから始まり、前半はブレイクをしっかり利かせたバラード。インスト部分もたっぷり扱っており、それぞれの楽器のサウンドが活きる構成となっています。
途中からテンポアップすると楽曲の雰囲気はがらりと変わり、「Music of Life, And l Know That It Is Love, We Could Really Get There」というフレーズが繰り返されます。
演奏者も聴衆も音楽を体感しながら、一体となって盛り上がれる特別な楽曲です。
「堂本ブラザーズバンド セカンドライブ」の模様は、2006年8月6日の「堂本兄弟」で放送されました。