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まさかのVtuberデビューの話もあった!
TSM渋谷在籍時から、ライブをやりながらオーディションを受けてはいたものの落選続きでしたが、卒業直前に受けたオーディションに合格しデビューすることに。
デビューに向けて曲を作り、MVの撮影も終わり、リリース日も決定し、いよいよデビュー日を待つだけという段階になった時に、『上の事情でナシになりました』と突然全てが白紙になり、梯子を外されて放り出されてしまったそうです。
楽曲に制作を誰かに委ねることで発表できない事態になってしまうことや、すぐに発表したいのにアレンジに時間がかかってしまうという経験を経て、アレンジも含めてリリースまで全部自分でやれるようにDTMを始めました。
その後は、顔を出さないVTuberの中の人としてデビューする話も来ましたが、シンガーソングライターになりたいとう目標を諦めずに、VTuberとしての活動は断りました。
TikTokにあげた初シングル「Myra」で一躍注目アーティストに!
そして、2020年3月に発表した1st シングル「Myra」で状況は一変します。
Tani Yuukiさんは元々SNSにはあまり興味がなく、ハッシュタグが何かもわからないなど、周りからはおじいちゃんと呼ばれていたほどでした。
とはいえSNSネイティヴ世代らしく、当初はオリジナル曲の弾き語りを音楽用SNSにアップしていました。
ただ再生回数が伸びなかったことや、そのSNSで収益を得るのが困難だったことから、TikTokやYouTubeに投稿を始めたところ、初めてアレンジまで完成させて投稿した楽曲の「Myra」で、すぐに人気に火が付きました。
「Myra」はまずTikTokにサビだけの短いバージョンを投稿し、後にYouTubeでフルバージョンを公開すると相乗効果で再生回数が伸び始めて、TikTokでは約40万再生、YouTubeは約2800万再生を突破するなど、ストリーミング再生累計1億回を超えるヒットを記録。
「Myra」はその後、7月に1st シングルとしてリリースされると、LINE MUSIC TOP 100で1位、Spotifyのグローバル バイラルチャート4位など、複数のチャートで上位にランクインしました。
10月には、「THE FIRST TAKE」の別コンテンツで自宅やプライベートスタジオで一発撮りする「THE HOME TAKE」にも出演。
2020年代を代表するヒット曲を連発!
さらに、2021年5月に発表した5th シングル「W/X/Y」が、リリースから約半年経ってからTikTokなどで人気となり、優里さんや足立佳奈さん、TikTokerのローカルカンピオーネなどが、カバーや振り付け動画を投稿したこともあって、時間をかけながらも楽曲の良さが浸透していきました。
TikTokで、2021年12月26日に開催されたワンマンライブで、Tani YuukiさんもローカルカンピオーネのW/X/Yダンスを踊っている動画が見れます。
@yu___09___11 早速踊ってみたよん!細胞の表現好き❤️🔥#TaniYuuki#WXY#ローカルカンピオーネ#細胞チャレンジ ♬ W/X/Y – Tani Yuuki
「W/X/Y」も、TikTokで2億7000万再生を超えて、Spotify バイラルチャートの1位、Billboard JAPAN Streaming Songsの1位、Apple Music デイリートップ100の2位など、主要チャートで軒並み上位にランクインしています。
Tani Yuukiさんが一度聴くと耳に残るキャッチーな楽曲はタイアップも多く、6th シングル「Over The Time」がドラマ「ナイト・ドクター」の主題歌に、9th シングル「自分自信」はUQ mobileのWEB限定CMタイアップソングに起用されています。
そして2021年12月に、「Myra」「W/X/Y」などヒット曲を収録した1st アルバム「Memories」を配信リリースし、2022年4月にはタワーレコード限定でCD盤をリリースしています。
2022年は、「CDTVライブ!ライブ!」「Mステ 2時間スペシャル」「バズリズム02」をはじめメディアにも出演、「YouTube Music Weekend vol.5」など多数のイベントにも参加し、ますます存在感を高めています。