韓国ではアイドルの卵たちが練習生として芸能事務所に所属しており、日々デビューに向けて切磋琢磨しています。練習生の中には小学校に入る前から事務所へ入社し、勉強と練習生生活を両立していることも…。
また、最近K-POP業界で目立つようになってきたのがデビューしたメンバーの低年齢化。特に2020年以降はIVEやNewJeansなど、メンバーのほとんどが10代で構成されているアイドルグループが次々とデビューし、年齢からは想像もできないくらいのパフォーマンスを見せ周囲を圧倒しています。
今回紹介するADYA(エディヤ)も、10代のメンバーが多数在籍していながらも、コンセプトや作詞、振り付けを自分たちで行える高い実力を持っているグループです。
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目次
ADYAって、どんなグループ?
ADYAは2023年5月にデビューした5人組ガールズグループ。所属事務所のStarting Houseエンターテインメントは、PENTAGONや(G)I-DLEをプロデュースしたイム・ヨンウンが設立した事務所で、ADYAはStarting Houseエンターテインメントから誕生した初のアイドルグループとして注目を集めました。
Starting Houseエンターテインメントは、2023年3月に公式SNSで新しいガールズグループが誕生することを発表し、メンバーの1人目としてチェウンの画像を公開しています。その後も次々とメンバーが公開され、メンバーのプロフィールと同時に「A」「Y」「D」「A」の4つのアルファベットや、キツネのロゴを投稿。その後、グループ名がADYAであることを発表しました。
ADYAというグループ名は「冒険」を意味する「AD」と、スペイン語で「出発」を意味する「YA」を組み合わせた造語であり「私たちだけの色で、様々な冒険に出発する」という意味が込められています。
ADYAの魅力は、可愛らしい見た目に相反したパワフルなパフォーマンス。そのため、ステージ上ではスカートではなくパンツスタイルで激しいダンスを披露しています。しかし、ガールクラッシュのようなスタイルではなく、元気な女の子というイメージは残しつつ、クールなパフォーマンスで他のグループとの差別化を図りました。
ADYAのデビュー曲「Per」もその1つで、メロディラインと「私は完璧なの!」といったポジティブな歌詞からはハツラツとした女の子を演じ、ラップの部分や中毒性のある「per per It’s me Per」という部分では、ガールクラッシュの雰囲気を醸し出しています。
リメイク曲で高速カムバック
デビュー曲「Per」の発売後、ADYAは2023年8月16日にデジタルシングル「왜 불러(What’s Up?)」を発売し、前作から3ヶ月で高速カムバックを果たしました。
「왜 불러(What’s Up?)」は1998年にDIVAが発売した楽曲をリメイクしたもので、これまでにも様々なアーティストによってカバーされてきた曲。またMVにも注目で、衣装や背景、振り付けなどDIVAのMVを完コピしたかのような仕上がりになっています。
しかし途中でラップを入れたり、オリジナルの振り付けを加えたりとADYAらしさも垣間見ることができ、パフォーマンスグループであることが窺えました。当時DIVAの曲を聞いていた若者は親世代になっているでしょうから、子供と一緒に楽しむこともできますね!