K-POPオーディション・サバイバル番組 歴史や魅力、出身アーティストを徹底解説

K-POPオーディション・サバイバル番組 歴史や魅力、出身アーティストを徹底解説

オーディション・サバイバル番組の歴史 Part.2

YG宝石箱:2018年

YGエンターテインメントが企画したオーディション番組で、BLACKPINKの弟分としてグローバルに活躍できるグループの発掘を目的に制作されました。

この番組の特徴は、練習生がA、B、C、Jの4チームに分かれていること。中でもYGエンターテインメントジャパン出身のJチームは全員が日本人練習生で構成されており、番組開始当初から実力の高さを評価されていました。

「YG宝石箱」からは、7人組グループTREASURE(トレジャー)が誕生しましたが、その他に、6人組グループMAGNUM(マグナム)も誕生。2グループが同時デビューするという異例の発表もありました。

しかし、脱落者がデビューできるというシステムに視聴者から批判や疑問の声が上がり、事務所との契約解除をするメンバーも現れたため、デビューは延期に。

最終的に、2グループを1つにしてTREASUREとしてデビューすることが決まり、現在もグローバルな活動を継続しています。

TREASURE

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I-LAND:2020年

BTSやTOMORROW X TOGETHERに次ぐ次世代K-POPアイドルグループを発掘するために行われたサバイバル番組で、23人の志願者たちがデビューを目指して競い合いました。

この番組は、審査員が志願者たちを評価するだけではなく、脱落者を志願者自らが選ぶという残酷なシステムが導入され、心理戦となる場面も。合格者はグローバル投票によって6人が選ばれ、プロデューサー枠の1人を加えて7人でのデビューが決定しました。

彼らはENHYPEN(エンハイフン)としてデビュー。「I-LAND」は、2024年に後続番組「I-LAND2」が放送され、7人組ガールズグループizna(イズナ)が誕生しています。

ENHYPEN

izna

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Girls Planet 999 少女祭典:2021年

韓国・日本・中国でオーディションを行い、各地域から33人ずつ、合計99人の練習生が参加したオーディション番組です。

使う言語はもちろん、習慣や文化の違う練習生たちが1つの目標に向かって競い合う姿や、友情が見られ、世界中から熱い視線が注がれました。

この番組から誕生した9人組ガールズグループKep1er(ケプラー)は、2年6ヶ月だった活動期間を撤廃。7人体制に変わりましたが、現在でも活動を続けています。

Kep1er

2022年には「Girls Planet 999 少女祭典」の男性版「BOYS PLANET」が放送され、84の国と地域から予選を通過した98人が参加。合格者は9人組ボーイズグループZEROBASEONE(ゼロベースワン)として活動中です。

ZEROBASEONE

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LOUD:2021年

パク・ジニョンと、「江南スタイル」で一世を風靡したPSY(サイ)がタッグを組んだオーディション番組です。この番組の目的は、それぞれの事務所からデビューするアイドルグループを発掘すること。

この番組では視聴者投票も行われましたが、基本的にはパク・ジニョンとPSYが練習生を自らスカウトする形式がとられ、そこから審査によってさらに人数が絞られています。選ばれた練習生はJYPエンターテインメントまたはP NATION所属の練習生となりました。

MEMO

JYPエンターテインメントからは、KickFlip(キックフリップ)、P NATIONからはTNX(ティーエヌエックス)がデビューしています。

KickFlip

TNX

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R U Next?:2023年

LE SSERAFIMらが所属するHYBEが、ガールズアイドルグループを誕生させるために制作したサバイバル番組で、22人の練習生が参加。有名オーディション番組に出演していた練習生もおり、開始前から注目を浴びていました。

デビューメンバーは、2人が視聴者投票により決定され、事務所の判断によって4人が選ばれました。合格者はILLIT(アイリット)としてデビューが決まりましたが、正式デビュー前に1人が脱退し、現在は5人体制で活動しています。

ILLIT

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UNIVERSE TICKET 82の奇跡:2023年

韓国の放送局SBSが初めて放送したオーディション番組で、韓国の国際電話82にちなんだ82人の練習生が参加しました。

番組開始前には事前投票が行われ、番組の第1話で事前投票の上位者が下位者を指名して行う1対1バトルが話題に。また、練習生を階層別にレベル分けする「PRISM」というシステムも導入され、最上層に残った8人がUNIS(ユニス)としてデビューしました。

UNIS

MEMO

2024年には後続番組「UNIVERSE LEAGUE」が放送され、韓国語で「9」を意味するAHOF(アホプ)が誕生。日本人メンバー、ダイスケを含む9人組ボーイズグループとして活動予定です。

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再起をかけたオーディション番組

韓国では何組ものアイドルグループがデビューしていますが、全てのグループが順風満帆に活動できるわけではなく、中には半年も経たずに解散してしまうグループも。そこで、光が当たらなかったグループを再度構築することを目的としたオーディション・サバイバル番組も制作されています。

PEAK TIME:2023年

23組のグループが、ワールドワイドアイドルの座を巡って競い合う番組。参加者は、自分たちのグループ名を名乗ることができず「チーム2時」「チーム7時」といった仮のグループ名で登場しました。

音楽番組への出演経験があるグループもいたため、初回放送からSNSの急上昇ワード1位になるなど、大きな話題を呼びました。激しい戦いの末、優勝を掴み取ったのはVANNER(バナー)。2024年10月に放送された音楽番組では、デビュー5年目で初の音楽番組1位を獲得しています。

VANNER

Build Up:VOCAL BOY GROUP SURVIVAL:2024年

この番組は、完成型ボーカルボーイズグループをデビューさせることが目的で、参加者は様々なグループのメインボーカルを中心に集められました。

審査の結果、ONE PACTのジェイ、CIXのスンフン、M.O.N.Tのビッセオン、キム・ミンソのチームが勝利し、B.D.U(ビードゥー)としてデビュー。2年の期間限定で活動しています。

B.D.U

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