K-POPのトリビア特集! 目からウロコのトリビア10選とは…?

K-POPのトリビア特集! 目からウロコのトリビア10選とは…?

みなさんはK-POPのどんなところが好きですか?曲、パフォーマンス、メンバーなど人によって注目するところが違ってくると思います。今回はK-POPについて「え?そうだったの?」という話をトリビアとして集めてみました。

音楽以外にも魅力が詰まったK-POPの世界


「K-POP」が完成するまでには、様々な要素が重なっています。オーディションメンバープロデューサー事務所ファン…。その1つ1つに焦点をあてて、誰かに話したくなるような豆知識を紹介したいと思います。今聞いているK-POPは奇跡によって生まれていることが実感できるのではないでしょうか。

SUPER JUNIORメンバーがSHINeeとして出演したことがある


2009年、SHINeeが「Ring Ding Dong」の活動を行なっていたときに、新型インフルエンザが芸能界で流行し、メンバーのジョンヒョンが新型インフルエンザに感染してしまいました。

SHINeeは「Ring Ding Dong」が大ヒットしていた時期で、連日音楽番組の1位候補にあがっていたほどでした。現在なら残りのメンバーでステージを補い、いないメンバーの声は音源を使用するのが普通ですが、なんとSUPER JUNIORのイェソンがジョンヒョンの代わりを務めたのです。

SUPER JUNIORといえばSHINeeの先輩グループでもあります。イベントやラジオ番組ではなく音楽番組で、先輩が後輩のためにステージに参加することは同じ事務所とはいえあまり見ることがない光景でした。しかも、イェソンは歌だけではなくダンスまでこなし見事にステージを作りました。

さらに別の日にはオンユも新型インフルエンザに感染、番組を欠席しました。そのオンユの代わりを務めたメンバーは同じくSUPER JUNIORのイェソン…ではなくイトゥクだったのです!SUPER JUNIORも自分たちのスケジュールで忙しかったはずですが、難しいフォーメーションもこなし、後輩のステージを助けました。

MEMO

その後、テミンも新型インフルエンザにかかってしまい、SHINeeは5人中3人が新型インフルエンザでダウンする事態となってしまいました。

当時は様々な意見があったようですが、今考えてみるとすごいコラボですし、先輩後輩の繋がりが見えてファンとしては嬉しいですよね。なんといっても歌やパフォーマンスが上手じゃなければ代わりは務まりませんから、改めて彼らのスキルの高さを感じました。

あわせて読みたい!


あわせて読みたい!

パク・ジニョン氏がSMエンターテインメントのオーディションに!?


TWICEやDAY6、GTO7と大人気アイドルを輩出しており、最近ではNiziUのオーディションでも話題になったJYPエンターテインメント代表のパク・ジニョン氏。今はプロデューサーの顔として有名になっていますが、現役バリバリの歌手なんです。

数々の曲を世の中に送り出し、自らも歌手として、バックダンサーとしてプロデューサーとして活躍してきたパク・ジニョン氏ですが、彼も最初から人気があったわけではありません。他のアイドルたちと同じく、いくつものオーディションを受けては落ち続けていました。

そのオーディションの中にはSMエンターテインメントの名前もありました。SMエンターテインメント代表であるイ・スマン氏の面接を受けたパク・ジニョン氏は、自作の曲とダンスを披露しました。

イ・スマン氏は悩んだあと「あ〜…」とだけ呟き「合格」の言葉はもらえませんでした。パク・ジニョン氏の外見がSMエンターテインメントの趣旨とは合わなかったようです。オーディションに落ちたパク・ジニョン氏が帰ろうと思ったとき、イ・スマン氏が「ちょっと」と声をかけたそうです。

「もしかして合格か!?」と期待を込めてパク・ジニョン氏が振り返ると「(披露した)曲だけ売りませんか?」と言われたそうです。まさかの展開ですよね!もちろん答えは「NO」でした。パク・ジニョン氏は面白おかしく話していましたが、当時は落ち込んだのではないでしょうか。

しかも、そのオーディションが最後のオーディションになったそうで「最後のオーディションを受けた日が私の人生で最も悲しい日となった」と語っていました。

その他にも、いくつものオーディションに参加したことによって、言葉の選び方やオーディションを受ける側の気持ちを実際に経験したと思います。その結果が、人々の心に響くメッセージを伝えるパク・ジニョン氏を作り出したのではと感じました。

しかし、パク・ジニョン氏もオーディションを開催する側として後悔していることがあります。それは、大人気歌手IUを1次オーディションで落選させてしまったことです。1次オーディションだったのでパク・ジニョン氏ではなく別の担当者が審査していたので仕方がないことですが、現在でもIUを見ると心が痛くなるそうです。

足に5億ウォンの保険金をかけたアイドルがいた

「がん保険」「地震保険」など、様々な保険がありますが、芸能人に見られるのが手や脚など「自分の身体に保険をかけること」です。撮影中、常にベストな状態を保つためには日々の努力も大切ですが、もしものときを考えて保険に入ることも必要なんですね。

韓国芸能界でも、もちろん「身体の保険」があります。今回はK-POPアイドルで身体の保険に入ったことがある人物を探してみました。

まず、日本でも大人気となったピ(Rain)です。最近は自身の過去曲「GANG」のMVが再燃し、韓国でブームを巻き起こしました。そのRainがかけた保険は「声帯保険」です。日本公演を行なっていたツアー期間中、6ヶ月という短期保険をかけました。その保証金額は、なんと100億ウォン(約10億円)!!桁が違いますね!

「声帯保険」をかけたアイドルは他にもいます。90年代に大人気となった元祖ガールズグループS.E.S.のパダです。パダは、声帯に異常があった場合、治療費が最高で10億ウォン(1億円)受け取れる保険に入りました。

声以外では2019年に事実上の解散となってしまったGirl’s dayのユラは、声の保険ではなく「脚の保険」に加入しました。保証金額は5億ウォン(約5千万円)です。

この保険はとても珍しい保険で、加入審査が厳しい保険です。なんと足首、ふくらはぎ、太腿の比率が10:20:30であるという規則があるそうです。ユラは自身の脚を測定し、この審査に通りました。ユラは「保険金が目当てではなく、それだけ自分の中で脚が重要であるということだ」と番組で心境を明かしました。

f(x)の「4 Walls」はSHINeeの曲として依頼されて制作した


メンバーの脱退や事務所との契約満了にともない、現在は残念ながら活動ができない状態になっているf(x)。2015年にf(x)が発売した「4 Walls」は、当初SHINeeに提供される予定の楽曲だったそうです。

「4 Walls」を制作したイギリスのプロデュースチーム「LDN Noise(ロンドンノイズ)」がインタビューで「4 Walls」はSHINeeの代表曲でもある「View」パート2の制作を依頼されて作ったことを語りました。

しかし、SMエンターテインメントはLDN Noiseが作ったデモよりもピッチを速くして、f(x)の曲として発表しました。これには制作したLDN Noise側も驚いたようですが、「4 Walls」はf(x)の曲の中でも人気の曲となっています。

SHINeeのメンバーであるジョンヒョンも、自身のSNSで「4 Walls」を絶賛。「頭から離れない」とコメントを残しています。LDN Noiseが制作した「4 Walls」のデモはSHINeeを意識して作られているため男性が歌っており、この形でも十分発売できるクオリティでした。

f(x)がいいとかSHINeeがいいとかではなく、男性が歌っても女性が歌っても素晴らしい楽曲を作ったLDN Noiseのスキルがすごいってことです!LDN Noiseの他にもK-POPは様々なプロデューサーが関わっています。

「好きなアイドルが歌っているから」ではなく「どんな人たちがこの音楽を作ったんだろう」という視点でK-POPを聞いてみるのも面白いと思いました。自分の好きな楽曲が同じプロデューサーによって作られているかもしれませんよ!

BEASTはファンのためにHighlightへの改名を選んだ


K-POPアイドルグループの名前には様々な由来があります。しかし、デビュー前にグループ名が変更されたり、デビュー後にグループ名を変更して再デビューするグループもあります。その中でも今回は「BEAST」の話を紹介したいと思います。

BEASTは2009年にデビューしましたが、2016年に所属事務所であるCUBEエンターテインメントとの契約が満了したこともあり、個人事務所Around USエンターテインメントを設立し、移籍しました。しかし「BEAST」の商標権はCUBEエンターテインメントが持っていることからBEASTの名前が使えなくなってしまったのです。

BEASTという名前の商標権を巡ってCUBEエンターテインメントと交渉しましたが、うまくいかなかったようです。メンバーはBEASTの名前を守っていきたいと思っていましたが、このまま長引くと自身の活動ができなくなるため、改名を選んだようです。

活動ができないということはファンにも会えないということで、メンバーは「ファンが愛してくれるのは名前ではなくメンバーだ」とし「はやくファンに会いたかった」と前向きな改名であったことを語っていました。

2017年2月、Highlightとして再デビューした彼らは「デビュー9年目の新人」という設定や「BEAST先輩のようになることが目標だ」と、改名したことを上手くネタにして視聴者の支持を得ました。その結果、再デビューミニアルバム「CAN YOU FEEL IT?」が大手サイトで2017年上半期の音楽アルバム売上ランキングで1位を獲得したのです。

事務所移籍や再デビューしたことで成功するアイドルは異例であったことから、Highlightは韓国国内で注目されました。

MEMO

BEASTはグループ名を決める際「ジンギスカン」や「金銀銅のハゲワシ」など、動物に関するグループ名も候補に挙がっていたようです。

ギター演奏でオーディションに合格し、デビューを果たしたアイドル

アイドルになるために必ず通らなければならないオーディション。そしてオーディションに合格したからといって必ずデビューできるわけではないのがアイドルの世界です。

オーディションでは、歌やダンスなど自分の武器となるものを披露しなければならないのですが、ギター演奏だけで合格し、さらにデビューまでできたアイドルがいます。それはTOMORROW X TOGETHERのボムギュです。

ボムギュは、学生のときから常にスカウトされる日常を送っていたようです。その中でも熱心だったのが現在の事務所であるBig Hitエンターテインメントでした。しかし、歌もダンスもできなかったボムギュは得意のギターを演奏、見事合格したのです。

ダンスも歌もできないボムギュにとって他の練習生との差は明らかでした。しかもデビューとなると相当の実力が必要です。顔だけではデビューできない厳しい世界が待っていました。

ボムギュは練習生としてのレッスンが終わってからも自主練をして、さらに高校入学もデビューを優先するために1年遅らせて練習に明け暮れました。そしてついにTOMORROW X TOGETHERとしてデビューすることができました。

アイドルとしてギター演奏のみでオーディションに合格し、デビューまでできたアイドルは全ての芸能事務所を探してもボムギュただ1人だそうです。

あわせて読みたい!

ご先祖様が歴史上の人物だったアイドルがいる

アイドルグループの中には親が著名人だったり、会社の社長だったりというアイドルが存在していますが、ご先祖様が歴史上の人物というアイドルも存在しているんです。

有名なご先祖様の血を受け継いでいるのはSEVENTEENのディノです。

しかもディノのご先祖様は朝鮮国を開いた李成桂だというのだから驚き!李成桂は日本が室町時代だったときに高麗を倒し、朝鮮王朝を作った人物です。歴史の教科書にも載っています。

ディノは李成桂直系の子孫ではないようですが、もしそのまま王朝が続いていたら王族の1人だったかもしれません。まるで韓国ドラマのような展開ですね!王族であることを隠してアイドルデビューをする…なんて妄想が膨らみます。

ディノは、マイケル・ジャクソンが大好きなSEVENTEENのメインダンサーです。SEVENTEENの末っ子ながら自ら振り付けも担当する実力も持っており、練習の虫と呼ばれるほど努力家でもあります。

しかも、ディノの本名は「イ・チャン」で、チャンには「輝く」という意味があり、お父さんが「輝くスターになってほしい」という気持ちを込めて付けた名前だそうです。ご先祖様に名前負けしていませんね!

あわせて読みたい!

ホームマスターからアイドルになった「成功したオタク」がいた

成功したオタク」というキーワードをご存知ですか?アイドルのオタクが、自分もアイドルになって推しに近づけた人に対して使われる言葉なのですが、K-POPアイドルたちの中には意外と成功したオタクが多いんです。

中でも代表的なのはMOMOLANDのジェインです。ジェインは「INFINITE」というグループの大ファンで、ホームマスターを務めていたくらいです。ホームマスターというのは、ファンが運営するファンサイトを管理する人のことです。ファンのトップに位置する人物ですね。

ホームマスターによって活動の内容は違いますが、だいたいは空港などでアイドルたちを写真に撮って、その写真をホームページや自身のSNSに掲載し、推しの素晴らしさを広めたりファンと共有したりします。

ジェインは、数々の写真を掲載していましたが、その写真撮影の技術が高いと評判でした。さらにジェインは、ファン同士で資金を集めてメンバーの食事サポートを行ったり、海外遠征にも出かけたりと積極的な活動を行なっていたようです。

練習生となってからはマスターをやめてしまったのですが、今でもジェインが撮影した写真は人気があります。ジェインの他にもSEVENTEENのホシや、SHINeeのキー、EXOのシウミンなど、成功したオタクと呼ばれるアイドルはいますが、ホームマスターをしていたアイドルは珍しいと思います。

今では自分がホームマスターにサポートされる側になっているジェイン。ファンの気持ちも理解できるアイドルではないでしょうか。

あわせて読みたい!

センイル(誕生日)広告で飛行機にラッピングされたアイドルがいる

韓国では、推しの誕生日やグループのデビュー日に合わせて「センイル広告」を出すのがメジャーになっています。ファンがお金を出し合って、推しのために駅やビルの広告欄を買い取り、そこに誕生日のメッセージとともに推しの写真を掲載するのです。

一般の人の目にもつきやすいため、推しの宣伝にもなります。アイドルの中には「広告を見たよ〜!ありがとう!」と自身のSNSに本人と広告を写真に撮って掲載する「認証ショット」をしてくれるアイドルもいます。

このセンイル広告はコーヒーのスリーブや、スーパーマーケットのカートなど、様々なものに掲載できることもあり、推しの誕生日にはセンイル広告を見るために韓国へ行くファンもいるほどです。

その中でも特大な広告を載せたのは中国のファンカフェ(ファンの交流のために作られたホームページ)が作った飛行機ラッピングです。EXOのセフンの誕生日を記念して作られた飛行機ラッピングは、搭乗券や飛行機の内装にもセフンの写真が用いられ、話題となりました。

セフンは以前、公式サイトを通じて「今後は、誕生日プレゼントの代わりに、皆さまの心だけを受け取ることにします」と宣言したこともあり、ファンはそのお金を広告へと使うようになったのだと思われます。セフンもしっかりと認証ショットを撮ってくれています。ファンとしてはとても嬉しいことですよね!

飛行機ラッピングは、塗装費用だけで数千万円かかると言われていますから、とんでもない金額がかかったと思われます。その他にも遊園地の乗り物に推しのセンイル広告をラッピングしたり、空港の大型ビジョンに映像を流したりと、韓国では常に誰かの誕生日が祝われています。

K-POPは世界レベルでファンの熱意が高いですから、今後も大手ファンカフェがびっくりするような広告を出してくるかもしれません。

あわせて読みたい!

V6メンバーがS.E.S.のMVに出演していた

90年代の元祖ガールズグループとして有名なS.E.S.ですが、日本でも活動していた時期がありました。日本語でのCDも何枚か発売しましたが、残念ながら当時の日本は韓国の文化が浸透しておらず、爆発的なヒットとはなりませんでした。

S.E.S.は日本の音楽番組にも出演しており、V6の井ノ原さんとデュエットしているメンバーがいるなど、日本のアーティストとも親交があったグループです。

そのS.E.S.の楽曲「Just a Feeling」のMVに、井ノ原さんが出演しているんです。井ノ原さんとS.E.S.のメンバーが一緒にダンスを踊っているシーンが見られるMVは、今では貴重なものになっているのではないかと思います。

今では多くの日本の芸能人がK-POPアイドルのMVに出演していますが、当時はまだ韓流ブームの前でしたし、井ノ原さんは先駆け的な存在ですね!

まとめ

今回はK-POP全体的なトリビアを集めてみましたが、1つ1つのグループではさらに細かいトリビアが存在しています。ぜひ自分の推しグループについて調べてみてください。

K-POPアイドルは動画配信をしたり、たくさんのラジオに出演したりとファンとの距離が近いグループが多いですから、意外な話が聞けるかもしれません。

音楽以外にもいろいろな話を聞いていくと、もっと親しみを感じると思います。

この記事をシェアをしよう!

この記事を書いた人

この記事に関連するタグ

関連記事

新着記事