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NU’EST W始動
ミンヒョンはWanna Oneとしてのデビューが決定したので、これからはNU’ESTではなくWanna Oneの活動が優先されることになります。その間、NU’ESTは5人での活動ができなくなってしまいましたが、4人体制で新たなユニット「NU’EST W」を結成しました。
「W」には「(ミンヒョンを)待つ(Wait)」という意味が込められています。
NU’EST Wは2017年7月にシングル「if you」を発売しました。すると、音源が公開されるや否や韓国の音源サイトでリアルタイムチャート1位を獲得し、それと同時にNU’ESTが過去に発表した楽曲たちも急上昇検索ワードに登場するなど、世間の高い関心を集めました。
さらに、2017年8月に開催されたNU’EST W初のファンミーティングでは1万枚のチケットがわずか3分で売り切れ、ファンの要望で急遽座席を追加する事態になり、今までNU’ESTを応援してきたファンはもちろん「PRODUCE 101 SEASON2」で新たにファンになった人たちが会場に殺到しました。
それだけではありません。2017年10月にNU’EST W としての1stミニアルバム「W,HERE」を発売すると、タイトル曲「Where You At」は、音楽チャートで1位を獲得しただけではなく、デビュー後初の音楽番組1位をも獲得したのです。
1位発表を聞いたメンバーは「何が起きたのか理解できない」といった表情を浮かべ、アンコールステージでもまだ自分達の状況が飲み込めないような状態が続きました。デビュー6年目で初めて獲得した1位には、たくさんの人の思いやメンバーの努力が詰め込まれていたでしょう。
NU’EST Wは、ミンヒョンが戻ってくる間にシングル1枚、ミニアルバム3枚を発売していますが、その全てが様々な音楽チャートで1位を獲得しています。
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NU’EST完全体へ
2019年3月15日、ついにNU’ESTが完全体でカムバックする時が来ました。自身がデビューした日と同じ3月15日に新曲「A Song For You」を発売。楽曲は4つの韓国音楽配信チャートでリアルタイムチャート1位を獲得。海外でもiTunesシングルチャートで1位を総なめにしており、高い人気を証明しています。
その後も、楽曲を発表するごとに韓国の音楽チャートや音楽番組で1位を獲得し、海外でも精力的に活動する姿が見られました。あまりのハードスケジュールに一部のファンからは「NU’ESTに休息を与えてほしい」と心配されるほど、忙しい日々を過ごしていたと感じます。
その影響が出たのか、2021年1月、アロンが健康上の理由からNU’ESTの活動を休止することが発表されました。不安症状が原因とのことですが、精密検査の結果、十分な安静と休養が必要だとの医師の診断を受けたようです。
アロンの活動休止を踏まえ、NU’ESTは4人で活動することになりましたが、2021年4月に発売された2ndフルアルバム「Romanticize」では、アロンもカムバック活動に参加し、流動的に5人で活動を行なっています。
2ndフルアルバム「Romanticize」は、NU’ESTとして7年ぶりのフルアルバムということもあり、メンバーにとってもファンにとっても重要な意味のアルバムになったと感じます。タイトル曲「INSIDE OUT」は、カムバックから1週間で音楽番組4冠に輝き、海外の音楽雑誌からもインタビューを受けるという高い注目を集めました。
NU’ESTそれぞれの道へ
뉴이스트 전속 계약 종료 안내https://t.co/xf0nbxaueN
— 뉴이스트(NU’EST) (@NUESTNEWS) February 28, 2022
全てが順調に進んでいたと誰もが思っていた2022年2月28日、PLEDISエンターテインメントが公式サイトを通じてNU’ESTの専属契約が3月14日で終了することを発表しました。
さらにJR、アロン、レンはPLEDISエンターテインメントを離れること、ベクホ、ミンヒョンは引き続き再契約をすることも合わせて伝えられ、各メンバーも直筆のメッセージをSNSに投稿しています。
メンバーのメッセージを読んで印象的だったのは「ネガティブな契約終了ではない」ということです。それぞれが新しい何かを見つけ、または見つけようとしている段階であり、決してNU’ESTの活動が嫌になったわけでも活動に絶望したわけでもないと感じます。
また、自然消滅や何年も活動がないまま事務所の飼い殺し状態になっているグループも多い中でNU’ESTの活動終了を事前に報告してくれたPLEDISエンターテインメントの対応に感謝する声も聞こえました。
今後の正式な活動はまだ決まっていないようですが、苦難を乗り越えてきたNU’ESTですからファンの期待以上の活動を見せてくれると信じています。