K-POP業界では、毎年多くのアイドルグループがデビューしているため、その中で活動し続けることができるのはほんの一握り。中にはせっかくデビューできても所属事務所の経営悪化が原因でデビューからわずか5日で解散してしまったグループも存在しているほど厳しい世界です。
今回紹介するIRRIS(アイリス)は、デビュー前に2つのグループでデビューと解散の経験を味わったメンバーが在籍しているグループで、様々な逆境を乗り越えてきた彼女たちの姿を応援するファンも多く存在しています。
目次
IRRISって、どんなグループ?
IRRISは、2022年7月にデビューした4人組ガールズグループで、ギリシャ語「 Ἶρις(イーリス)」を表す「IRIS」が由来となっており「無限の光を放つ」という意味が込められています。
IRRISのメンバーであるI.L(アイエル)、LIV(リブ)、ユンスルは、GOOD DAY(グッドデイ)とREDSQUARE(レッドスクエア)で2度デビューを経験していたため、IRRISは再々デビューとなります。
IRRISの活動を知る前に、まずはGOOD DAYとREDSQUAREとはどんなグループだったのかを振り返ってみましょう。
GOOD DAYでの活動
GOOD DAYは2017年8月にデビューした10人組ガールズグループで、爽やかで元気なイメージが印象のアイドルグループ。オーディション番組「PRODUCE 101」から誕生した、大人気ボーイズグループWanna Oneのぺ・ジニョンと同じC9エンターテインメントに所属していました。
GOOD DAYは10人という大人数を活かしてグループ内でユニットを作ったり、デビューした年にコンサートを開催したりと精力的に活動していましたが、その後は新曲を発売することもなく、2019年11月に活動期間2年で解散しています。
その後、GOOD DAYのメンバーは「cignature(シグネチャー)」と「REDSQUARE」2つのグループに分かれ、新たな活動を始めました。
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REDSQUAREでの活動
REDSQUAREは、2020年3月にJYPエンターテインメントやCUBEエンターテインメント出身の社員たちが新しく設立した芸能事務所であるAboutエンターテインメントからデビューした5人組ガールズグループです。
GOOD DAYからは、4人がREDSQUAREへ移っており、ソロ歌手としての活動経験があったリナを新メンバーとして迎え、5人で活動していました。
デビュー曲「ColorFull」では、意図的にメンバーの顔にモザイク処理を施したり目や口など顔の一部を隠したりと、メンバーの表情が見えない演出が加えられ、ミステリアスでガールクラッシュ要素の強いコンセプトが話題に…。
GOOD DAYとは違った雰囲気を持つグループで再デビューを果たしたメンバーたちは「前回のデビューから時間が経ったので、より成熟した姿や成長した姿を見せようと努力した」と語り、強い意欲を見せていました。
しかし、デビュー曲以降REDSQUAREがカムバックすることはなく、2022年6月にはREDSQUAREのSNSアカウントがIRRISのものへと変更。REDSQUAREは事実上の解散となっています。