40mP 【ボカロP解説】別名義・イナメトオルとしても活躍! 名曲製造機ボカロPを徹底解説

40mP 【ボカロP解説】別名義・イナメトオルとしても活躍! 名曲製造機ボカロPを徹底解説

シンガーソングライターのイナメトオルとしても活躍中のボカロP 40mP

ボカロ黎明期から活動するボカロPであり、「からくりピエロ」「トリノコシティ」など、多くのボカロ史に残る名曲を作り上げてきた人物です。

近年では、ボカロファンに人気のリズムゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」(通称:プロセカ)に楽曲「Color of Drops」を提供した事で話題となりました。

当記事では、40mPの活動経歴や魅力、おすすめ楽曲などを徹底解説します。

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40mPのプロフィール

Profile

  • 性別:男
  • 生年月日:1986年2月4日
  • 出身地:岡山県岡山市
  • 使用VOCALOID:初音ミク,GUMI,結月ゆかり,Fukase,ギャラ子LUMi,音街ウナ,弦巻マキ
  • 別名義:イナメトオル / 虎次朗(muzie限定の活動名)
  • 旧名義:ピアニカP

活動経歴

2008年、ボカロPとしてデビュー

40mPが活動を開始したのは2008年の事です。
同年7月15日に楽曲「Spring」をニコニコ動画にて公開し、ボカロPとしてデビューしました。

また当時のP名は40mPではなく、ピアニカPでした。

40mPの名が生まれたのは、「Spring」の次に公開された楽曲「Melody in the sky」での事です。
サムネイルに描かれている初音ミクが40m級の巨人に見えると話題になり、視聴者の提案でP名「40mP」が誕生しました。

なお本当は「40mP」ではなく、「40㍍P」と書きます。
環境依存文字が使われているため、ニコニコ動画以外では40mPと名乗るようになったとの事です。

1曲目の「Spring」はヒットしなかったものの、2曲目の「Melody in the sky」は大ヒット
陰鬱さを持ちながらも希望も感じる曲調が多くのボカロファンの心を突き刺し、40mP初の殿堂入り楽曲となります。

以降40mPは、定期的な楽曲の公開を開始します。
また後に明かされた話によると、当時は会社勤めをしていたため週末に曲作りをしていたとの事。しかしその投稿速度は速く、1カ月で楽曲を2曲公開する事もあれば2~3カ月程で1曲公開してくる事もありました。

「Melody in the sky」のヒットと定期的な活動の結果、40mPのボカロ界での知名度は急激に上昇。
またたくまに、ボカロ界を代表するPの1人へと成長します。

2010年、メジャーデビュー

活動開始から2年後の2010年5月、40mPは音楽レーベルEXIT TUNESからアルバム「LIFE SIZE NOTE -40mP-」をリリースしメジャーデビューを果たします

それまでニコニコ動画に投稿してきた全15曲を収録した、アルバム「LIFE SIZE NOTE -40mP-」。
発売後のオリコンウィークリーチャートでは、51位と、100位圏内にランクインしました。
当時は世間でのボカロの知名度がそこまで高くなかった頃ですので、そのなかで100位圏内というのはなかなかの順位だったといえるでしょう。

また同年9月13日に、ボカロP 164とコラボした楽曲「タイムマシン」を公開。
2日で殿堂入りを達成する快挙を成し遂げます。

さらに翌年2011年3月には、テレビアニメ「FAIRY TAIL」のOP曲の制作を担当
音楽ユニット Daisy×Daisyに楽曲「Evidence」を提供しました。

ニコニコ動画にて先行公開されたMVは、ニコニコ動画音楽デイリー総合ランキングにて1位を獲得し、40mP初のデイリー1位獲得動画となります。

その後も楽曲公開を続けていき、「からくりピエロ」「シリョクケンサ」「ドレミファロンド」などボカロ史に名を残す名曲を次々に生み出していきます

2013年、NHK番組「みんなのうた」にて楽曲がオンエア

2013年8月、40mPがボカロ界に大きな衝撃を与える出来事が起きます。

40mPの楽曲「少年と魔法のロボット」NHK番組「みんなのうた」にてオンエアされたのです

「みんなのうた」でボカロ曲が流されたのは、これが初めての事です。
オンエア時に放送されるアニメーションも、原曲のMVを担当したイラストレーター・たまが制作を務め、多くのボカロファンをわかせました。

放送が行われたのは、8月~9月の1カ月間。
ですが反響が大きかった事もあり、10月~11月にもお楽しみ枠として再放送されました。

その後も視聴者からのリクエストで、定期的に再放送が行われています。

お茶の間にボカロの存在を大きく知らしめた、ボカロ史に残る出来事だったといえるでしょう。

2015年、シンガーソングライター・イナメトオルとしてデビュー

活動6年目の2014年、40mP初の歌ってみた動画がニコニコ動画で公開されました。

歌われた楽曲は、同年に公開された40mPのオリジナル曲「恋愛裁判」です。
突然の出来事に、多くのファンが驚愕しました。

また初公開となった40mPの歌声がイケボだった事も、本作が話題となった理由の1つです。
本作はその後、わずか3日で殿堂入りを達成します。タグ欄にも「模範解答」と、彼の歌い方を評価するタグがつけられました。

そしてその翌年、2015年4月29日、40mPはイナメトオルの名でシンガーソングライターとしてデビューしました

勤めていた会社もやめたとの事で、本格的に音楽家としての道を歩み始める事に。
以降は楽曲制作・公開に加え、ピアノの弾き語り配信も定期的に行っていくようになります。

2022年8月現在も新たなWebサイトの公開を行うなど、続々と活動を展開中です。

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