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『んっあっあっ。』/ SLAVE.V-V-R
ボカロP SLAVE.V-V-R(スレイブブイブイアール)によるダークロックソング。
初音ミク公式リズムゲーム「プロセカ」の楽曲コンテスト「一緒に作ろう!第3回楽曲コンテストプロセカNEXT」の応募曲として、制作された楽曲です。
楽曲コンテストのテーマは「フリー」。
特に決まったテーマが存在せず、「自由な音楽」での応募が可能となっていました。
本作は、そんなテーマを大いに活かして作られた1曲です。
SLAVE.V-V-R曰く、本作は「肺が異常に強いせいで息を吸いすぎてしまい、逆にめちゃめちゃ息が漏れる女の子」の楽曲とのこと。
突飛な設定ではありますが、実はこれこそが本作の最大の特徴なのです。
息切れをしているような、枯れた声で曲を歌う初音ミク。
その歌声は、正しく「めちゃめちゃ息が漏れる女の子」を連想させるものとなっています。
かと思えば、突然デスボになったり、ボカロならではのハイトーンを歌いあげたりと、実に自由奔放なボイスの使い方が使用されている楽曲でもあります。
正しく、コンテストテーマ「フリー」に沿った、自由な作風をもった1曲なのです。
この見事な声の調整が話題となり、多くの人々が本作に注目。
採用楽曲に選ばれる事はありませんでしたが、コンテストの結果などは関係なく、人々の記憶に名を残す話題作となりました。
チルドレンレコード(Re:boot) / じん(自然の敵P)
ボカロP じん(自然の敵P)による楽曲。
2011年から始まった、ボカロ界最大級の楽曲プロジェクト「カゲロウプロジェクト」。
本作は、そのプロジェクトのオープニングテーマとして制作された楽曲「チルドレンレコード」をリメイクした作品です。
プロジェクト開始から、10周年目を迎えた2021年。
じんは節目を祝う為、「じん&カゲロウプロジェクト 10the Anniversary Year」の開催を決定。
その企画の第1弾として公開されたのが、本作「チルドレンレコード(Re:boot)」でした。
少年漫画の主題歌のような、力強いロックソングであった原曲の作風はそのままに、原曲にはなかったグルーヴィーなサウンドが追加されるなど、以前よりも大人っぽい一面を持つ作品に進化した本作。
10年という時の中で、音楽家として技術を磨き続けてきたじん(自然の敵P)の進化が感じられる、リメイクだといえるでしょう。
新たに制作し直されたMVの内容も、「カゲロウプロジェクト」にて展開してきた物語の全てを感じられるものとなっており、ファンを大いにわかせる事となりました。
ボカロ界最大級の楽曲プロジェクトの軌跡を感じられる、話題作です。
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エンヴィーベイビー / Kanaria
ボカロP Kanariaによる、ダークソング。
2020年にデビューして早々、多くの人から支持を得る事となった期待の若手ボカロP Kanaria。
本作はそんなKanariaの、2021年最初の投稿楽曲です。
どの楽曲も必ず、「驚異的な中毒性」を持つといわれている、Kanariaの楽曲達。
もちろん、本作もその例にもれる事なく、「中毒性」のある1曲に仕上がっています。
英語と日本語を織り交ぜて作り上げた独特な歌詞と、オシャレかつハイテンポな曲調。
この2つが、聴く者の心をガッツリと掴んで離さない、リピート必須の中毒性を生み出している要因となっているようです。
また、独特な歌詞に惹かれ、その意味を考察する人々が続出。
それまで公開されてきた楽曲の雰囲気と、似通ったものが感じられる箇所もある事から、Kanariaの楽曲全てを用いての考察を行う者まで現れました。
2021年10月現時点での、YouTubeでの再生回数は1000万回超え、ニコニコ動画では200万回を超える再生回数を叩き出しています。
2021年上半期を代表する、若手ボカロPによる人気ダークソングです。
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まとめ
以上、2021年上半期に話題となった、人気ボカロ曲10選でした!
2021年の上半期を懐かしみ、振り返る事はできたでしょうか。
もちろん、本記事で紹介した楽曲以外にも、多くのボカロ曲達の投稿が各動画サイトにて行われています。
2021年も終わりに近づき出した今日この頃。
今年1年を振り返る為、今一度、あなたが上半期に出会ったボカロ曲を聴いてみる、というのも面白いかもしれませんよ!
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