ボカロ名曲 – 2021年上半期、絶対に聴くべき名曲はこれだ！

限りなく灰色へ / すりぃ

ボカロP すりぃによるバラードソング。

「プロセカ」に登場するユニット「25時、ナイトコードで。」の為に書き下ろした楽曲「限りなく灰色へ」のボカロ版です。
楽曲「ジャンキーナイトオーケストラ」で爆発的な人気を得たすりぃによる、「プロセカ」への提供曲という事で、多くのボカロファンの注目を集めました。

落ち着いていて、静かな雰囲気の旋律が印象的な本作。

テンションが高く、賑やかで激しい音使いである事が多い、これまでのすりぃの楽曲達とは真逆を行く作風に、すりぃの音楽家としての新境地が詰め込まれているように感じられます。

「プロセカ」の物語を知らなくても聞く事のできる楽曲ではありますが、歌詞の端々には「25時、ナイトコードで。」を髣髴とさせる要素が詰め込まれており、この事がまた、本作を話題にさせた一因となりました。

各動画サイトで公開されたボカロ版用のオリジナルMVにも、多くの『プロセカ』ファンを考察させる小ネタが詰め込まれていた為、プロセカファン注目の1曲として、多くの支持を得たようです。

すりぃの新たな才能、そして緻密な世界観のMVに感服させられる、バラードソングです。

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キュートなカノジョ / syudou

ボカロP syudou（しゅどう）による、ダークでサイコなラブソング。

2021年7月7日に発売された「音楽的同位体 可不（KAFU)」のデモソングとして制作された楽曲です。

可不は、バーチャルシンガーの花譜の声をもとに作られた音声合成ソフトであり、発売以降、多くのボカロPに使用されている、2021年生まれの人気ソフトとなっています。
ソフト発売前から多くのデモソングが公開されており、本楽曲もその1つとして公開されました。

初音ミク以外のボカロソフトを使ってこなかったsyudouが、初めて初音ミク以外を使った為に、「浮気したか」と騒ぐ人々が続出。

さらにsyudou本人から、本作が「浮気」を題材にした楽曲である事が明かされた為、二重の意味で「浮気」がかかった曲として、話題になりました。

狂気的なまでに相手を愛している「キュートなカノジョ」のサイコな恋心を歌った本作。
ですが、歌詞の意味を深く考察していくと、それだけではない、様々な可能性が見えてくる楽曲となっています。

動画コメント欄も、視聴者達による多くの考察コメントで埋め尽くされています。
同年8月14日に、続編にあたる楽曲「カレシのジュード」が公開された事も、人々の考察意欲を強める一因となっているようです。

2021年下半期に入っても、楽曲の意味を考察する人は後を絶ちません。

人々の考察心をくすぐってやまない、ダークラブソングです。

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フォニイ / ツミキ

ボカロP ツミキによる可不ソング。
2021年上半期のボカロ曲を代表する1曲であると同時に、可不を代表する人気曲としても、名を挙げられる事が多い楽曲です。

オシャレなピアノの旋律で始まったかと思えば、ドラムンベースを思わせる重低音が激しく鳴り響いたり、テクノミュージックのような一面を見せたりと、様々なジャンルが入り混じった独特な旋律が特徴的な本作。

このツミキが見せる高い音楽性と、「フォニイ（偽物）」をテーマに作られたダークな世界観の歌詞が話題を呼び、オシャレでカッコいい可不ソングとして人気を博しました。

独特な世界観で作られたMVも、人々を惹きつけた理由の1つでしょう。

猛スピードで再生回数を伸ばした結果、ニコニコ動画にて、MV公開から約1ヶ月で100万回再生を達成するという、驚きの成果をあげました。

2021年10月現在も再生回数は伸び続けており、YouTubeでは740万回を、ニコニコ動画では160万回を超える再生数を保持する楽曲となっています。

2021年上半期のボカロ&可不を代表する人気楽曲です。

Nadir / Orangestar

ボカロP Orangestar（オレンジスター）による、爽やかなピアノ＋バンドサウンドの1曲。

本作の公開日は、2021年1月1日。
年明け早々、大人気ボカロPの新作が公開されたという事で、多くのボカロファンが騒然とする事態となりました。

実はこの楽曲、2020年6月頃に、OrangestarのTwitterにて楽曲の一部が公開されており、ファンからは発表が待ちに待ち続けられていた作品でもありました。

それが新たな年明けと共に公開となった為、普段以上に、多くの人々の間で話題にされる事となったようです。

Orangestarの持ち味である「未熟で未完成な感情や葛藤を綴った歌詞」が用いられながらも、どこか前向きに未来と向き合っていく姿勢も読み取れる歌詞に、心励まされる本作。

未来への希望を感じられる優しい作風は、新たな年の幕開けを飾る楽曲に相応しいものといえるでしょう。
新たな年明けが来る度に聴きたくなる、2021年上半期の話題作です。

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リアルにぶっとばす / ピノキオピー

ボカロP ピノキオピーによる、エレクトロニックミュージック。
アプリゲーム「#コンパス 戦闘摂理解析システム（通称：コンパス）」のキャラクター「ゲームバズーカガール」のテーマソングとして制作された楽曲です。

「コンパス」は、これまでにも多くのボカロPとコラボした、キャラクターのテーマソングの公開を行ってきました。
そんなゲームに、古くから多くのボカロファンを魅了してきた大御所Pのピノキオピーが楽曲を提供した為、ボカロとコンパス、両ファンが大歓喜する話題作となりました。

「ゲームバズーカガール」のキャラクター性を上手く掴みつつも、ピノキオピー特有の独特な語彙で綴られた、聴く者の心に寄り添う優しい歌詞の内容に、感動する人々が続出。

キャラクターのテーマソングとしてだけではなく、1つのボカロ曲としても、高く評価される楽曲となっています。

2021年上半期を代表する、元気を貰えるボカロ曲です！