Neru【ボカロP解説】ボカロックシーンの立役者! 伝説入り連発のボカロPを徹底解説

Neru【ボカロP解説】ボカロックシーンの立役者! 伝説入り連発のボカロPを徹底解説

Neruの活動経歴

ここからは、今年活動13周年を迎えるNeruの活動をご紹介。
人気となった楽曲や、ボカロPを始めたきっかけにも触れていきます。

音楽活動のきっかけはボカロ

Neruが音楽制作を始めたのは、初投稿と同じ2009年
学生だった当時、ボカロブームで盛り上がるニコニコ動画を見てボカロPになりたいと思ったのがきっかけでした。

それまで楽器を習っていたわけでも、バンドをやっていたわけでもなかったNeruは、音楽制作の入門書やコードブックを買って一から勉強。
音楽制作ソフトや音源を購入して作曲するうちにギターの音が必要になり、ギターを始めたといいます。

ちなみにNeruが憧れのボカロPとして挙げているのは、同じくロック調の楽曲を制作するbuzzGです。

押入れPの由来

P名で呼ばれることがあまりないNeruですが、実は「押入れP」というP名が付いています。
これはかつて、楽曲の投稿文に「押入れで眠っていた鏡音リン・レンを使ってみました。」と記載があったことが由来。
曲作りのためにボカロを購入したものの使い方が分からず、しばらく放置していたそうです。

『東京テディベア』で爆発的な人気を獲得

Neruが有名ボカロPとなったのは、2011年。
5月に投稿された『アブストラクト・ナンセンス』たった1週間で殿堂入り(10万回再生)を達成して注目を集め、同年8月投稿の『東京テディベア』自身初の伝説入りを達成する大ヒットとなりました。

2012年には音楽ゲーム『初音ミク -Project DIVA-』シリーズに収録。
初音ミクの音楽ライブでも演奏されたことのある人気楽曲です。

楽曲を投稿した当時、Neruは高校三年生。
「普段口には出せない悪いことを言ってみたい」という思いから、激しいギターロックに思春期の葛藤を乗せた本楽曲が制作されました。
これによって、Neru=ギターロックの激しい曲を書くボカロPというイメージが定着していきます。

z’5としても活動


Neruのもう一つの名義が、z’5です。
彼はNeru=ロック系のボカロPというイメージを大切にしており、新しい要素を用いて制作された楽曲リミックス楽曲にはz’5名義が用いられています。

z’5単体の投稿は僅かですが、新要素が含まれている楽曲にはNeru & z’5という表記がされており、普段とは一味違った楽曲を楽しめます。
シンセサイザー打ち込みなどが多く使われていることも特徴的です。

別名義についてNeruは、「名前を変えることで、曲作りのマインドやモチベーションもNeruとは違うものに切り替えられる」とポジティブな説明をしています。
併せてチェックしておきたい活動のひとつです。

Adoに楽曲提供『阿修羅ちゃん』

2021年には、人気アーティストAdo『阿修羅ちゃん』を楽曲提供しています。

NeruはAdoの表現力を高く評価しており、”以前からいつか機会があれば一緒に制作をしてみたいと思っていた”とインタビューで述べています。
Ado自身も、小学校時代にNeruの楽曲や歌ってみた動画をよく聞いていたと述べており、『阿修羅ちゃん』は奇跡的なコラボとなりました。

また、このほかにもNeruは、ナナヲアカリそらるFUZIなどのアーティストに楽曲提供を行っています。

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