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きくおのおすすめ楽曲3選 Part.2
しかばねの踊り
2013年8月13日に公開され、2023年2月現在、ニコニコ動画で150万回以上、YouTubeで530万回以上再生されている人気曲。
「しかばねの踊り しかばねの踊り」のメロディーと、「墓場で踊りましょう チャチャ ウッ」の可愛らしい初音ミクの歌声がクセになる一曲です。
しかし、ただのポップな楽曲では終わらないのがきくお節。ピアノの伴奏は、敢えて違和感のある不協和音を多用しており、甲高いバイオリンの音色と共に、張り詰めた空気感を作り出しています。
「きみも仲間に入れたげる」と、楽しげに死の世界へと誘う歌詞には、幻想的かつ退廃的なきくお楽曲の魅力が詰め込まれています。
学校を休んだ日のこと
2019年5月29日に公開され、アルバム「きくおミク6」では作品を締めくくるラストトラックとして収録された一曲です。
曲名の通り、学校を休んだ生徒をテーマにしています。オルガンとリコーダーによるどこかノスタルジックな旋律と、変則的なエレクトロパートが、時折重なり合いながら交互に展開されます。
学校でいつも通りの日常を過ごすクラスメイトと、学校生活に馴染むことができない主人公。その間の溝が広がっていく様子を、音で表現しているとも解釈できるでしょう。
また、楽曲の端々に、バットの打撃音、体育館の床と運動靴が擦れる音、チャイムの音などが散りばめられ、臨場感を演出しています。
きくおの楽曲では珍しく、少ない音数のまま進行していく本楽曲。歌詞もわずか11行とシンプルな内容です。誰もが感じたことのある孤独や焦燥が無駄なく言葉に落とし込まれており、きくおの表現力の高さを感じさせます。
最後に
個性溢れる楽曲で世界中から注目を集めるきくお。2023年3月21日には、過去最大規模のワンマンライブ「kikuoland」をEX THEATER ROPPONGIにて開催します。また、ライブに合わせて、待望のニューアルバム「きくおミク7」も制作中のようです。
一度ハマると抜け出せない、きくおの作品達。是非、楽曲やライブを通して、その世界に飛び込んでみてください。