TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

目次

劇場版『ポケットモンスター』1998年〜2020年までの歴代主題歌 Part.5

2018年:「ブレス」ポルノグラフィティ


2018年公開の劇場版第21作目『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』の主題歌。劇場版第1作目から前作までの全20作を手掛けた湯山邦彦監督から矢嶋哲生監督へバトンタッチし、新チームとなり制作された本作品。脚本完成時から男性ヴォーカルをイメージし、ロックバンドのポルノグラフィティが抜擢されました。
これまでのハイテンポな曲ではなく、音数が少なく、ギターとストリングスに清々しい風を感じるメロディです。歌詞はポジティブではないものの、周囲に流されず自分の歩調で進めばいいというメッセージ性が心を軽くしてくれます。最後はコーラスもあり、世代を超えて皆で歌える楽曲。

MEMO

MV映像では、2人はカメラを持った子どもたちに囲まれて撮影されて、視線も穏やかでアットホームなMVに。真っ白な公園はだんだん彩られ、映画にもバンドにも、新しい風が吹いたことを感じさせます。

2019年:「風といっしょに」小林幸子&中川翔子


2019年公開の劇場版第22作目『映画 ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の主題歌。1998年公開の『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の3DCGフルリメイク作品で、主題歌も同じくリメイクし、小林幸子中川翔子が一緒に歌っています。
当時と変わらない小林幸子の歌唱力と、中川翔子の深みのある歌声のハーモニーが響くリメイク版。大人を中心に、改めて曲の素晴らしさを実感し涙を誘いました。

MEMO

ポケモンを見て育った主人公の視点で、21年という年月を描いたMV映像も見どころ満載。懐かしのポケモングッズなどが登場し、教室やテレビなど当時を思い出す日常の風景も流れ、長年のポケモン愛が詰まっています。歌い手の2人がサプライズ登場しているのもポイント。

2020年:メインテーマ「ふしぎなふしぎな生きもの」トータス松本/OP「ココ」Beverly/ED「ただいまとおかえり」木村カエラ


2020年公開の劇場版第23作目『劇場版ポケットモンスター ココ』は、ポケモンたちの楽園「オコヤの森」を舞台に、伝説のポケモン・ザルードに育てられ自分をポケモンと信じる10歳の少年ココとザルードの親子の物語です。ポケモン大好きな岡崎体育主題歌と劇中楽曲(計6曲)をプロデュースし、1年をかけて制作しました。


メインテーマは、ウルフルズのトータス松本が歌う「ふしぎなふしぎな生きもの」。制作時から“父ちゃん”のイメージがぴったりだったということで、岡崎体育の熱烈オファーで実現しました。
誕生し成長する子どもの様子や、子を見守る父親の感情を素直に歌って、世の中の親の気持ちを代弁しているような楽曲。話しかけるように歌うトータス松本の歌声が、余計に現実味があり目頭が熱くなります。


OPテーマは、フィリピン出身でアメリカやフィリピンの音楽祭で数々の受賞歴があるボーカリストBeverlyが歌う「ココ」。自身も子供の頃家族でポケモンを見ていて、日本文化を教えてくれたアニメだと語っています。
囁くような歌い方とハイトーンボイスが、ジャングルを自由自在に飛び回るココや、森の中の光や風を生き生きと表現しています。余韻なくスパッと曲が終わるのも、今から冒険が始まるドキドキとワクワクで胸いっぱいになる一曲です。


EDテーマは、木村カエラが歌う「ただいまとおかえり」温かい親子愛を感じる母親目線の曲で、木村自身も「レコーディング時、心が震えて泣いてしまった」と語っています。
髪をといたり、大切な友達ができますようにと、親子の何気ない日常や、子どもへの願いを日記のように綴っており、可愛らしく優しい歌声が幸せオーラで包み込んでくれます。

まとめ

以上、アニメ『ポケットモンスター』シリーズで使用された歴代主題歌を一挙ご紹介してきました。
各世代にとってのヒット曲のほか、ポケモンファンなら誰もが知る名曲の数々と再会を果たすことが出来たのではないでしょうか。

ポケモンのアニメシリーズで多くの主題歌に共通して言えるのが、“幅広い世代の心をつかむ”という魅力。
ストーリーだけでなく主題歌にもそんな工夫を凝らし、力を入れている作品だからこそ今まで長きに渡って愛され続けてきたのだと思います。

現在放送中の第8シリーズはまだOP・EDテーマとも1曲ずつしかリリースされていないので、今後のストーリー展開と共に主題歌もどのように変化していくのか楽しみですね!

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