TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

目次

劇場版『ポケットモンスター』1998年〜2020年までの歴代主題歌 Part.4

2013年:「笑顔」いきものがかり


2013年公開の劇場版第16作目『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ 神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』の主題歌はいきものがかりが担当しました。
吉岡聖恵の伸び伸びとした歌声に気持ちが前向きになる朗らかな楽曲。色んな人のポートレートショットを連続で映したMV映像では、メンバーの他、MVの三木孝浩監督やスタッフ陣も出演し、最後は笑顔がいっぱい広がります。

MEMO

本作品で、吉岡聖恵は好奇心旺盛なイーブイ役も務めました。セリフはなく、「ブイブイ」と鳴き声で様々な感情表現に挑戦しました。
本曲は『第55回日本レコード大賞』で優秀作品賞を受賞する他、『第64回NHK紅白歌合戦』にも出場し、1998年公開『ミュウツーの逆襲』の主題歌「風といっしょに」(小林幸子)以来、15年ぶりに披露されました。

2014年:「夜明けの流星群」SCANDAL


2014年公開の劇場版第17作目『映画 ポケモン・ザ・ムービーXY 破壊の繭とディアンシー』の主題歌。2006年に大阪で結成した4人組ガールズバンドSCANDALが務めました。
映画の感動的なシーンにインスピレーションを受け、自身の経験や想いを込めて、TOMOMI(VO.G)が絆と決意を歌詞にしています。ロック調を抑えて小さい子にも聴きやすいサウンドで、「同じ空の下・ひとりじゃない」という前向きな言葉が心を掴む楽曲。清々しくも、皆で冒険した夏休みを思い出すような少しセンチメンタルな気持ちにもなります。

MEMO

完全限定生産盤には、懐かしの名曲「ポケモン言えるかな?」をSCANDALがアレンジしたカバー曲も収録しています。151匹のポケモンをテンポよく、驚愕の一発録りで歌っています。ポケモン第1世代と呼ばれる世代のSCANDAL。子どもと大人の両方の視点をもち、親子でポケモンを楽しめるようにという気持ちが伝わります。

2015年:「Tweedia」安田レイ


2015年公開の劇場版第18作目『映画 ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』の主題歌。2013年にソロデビューした安田レイが抜擢されました。
いつも支えてくれる人への感謝の想いを作品に重ねて、伸びやかに歌っています。自身もポケモンが好きで、本曲を聴いた時、光に向かって歩くサトシたちの後ろ姿が浮かんだと言います。青く小さな花「Tweedia(花言葉:幸福な愛・信じ合う心)」の通り、ふわっと華やかな楽曲です。

2016年:「ポストに声を投げ入れて」YUKI


2016年公開の劇場版第19作目『映画 ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』の主題歌。カリスマ的存在のアーティストYUKIが担当し、「自分以外の人の事を大切に想うことは、自分自身を好きでいることと同じ」と言う思いで制作されました。
劇場版タイトルの「機巧(からくり)」にリンクして、カタカタカタという糸巻き音から始まるやさしい音楽。「僕、君、花、虹、仲直り」など、子どもにも分かりやすい言葉を並べ、陽だまりのように穏やかに歌っています。
MV映像は、世界中に手紙を届けるポストマンを主役に物語が進む人形劇。牧野惇監督のアイデアで、YUKI本人が歯車を廻して世界を赤い糸で結んでいきます。

MEMO

自身も手紙が好きで、地元で過ごした中学時代、東京へ引越した友人に手紙を書き、いつも繋がっているという気持ちと一緒にいられない寂しさを覚えていると語るYUKI。曲中の「君からの手紙 お守りのように」というフレーズには、デジタル社会だからこそ、アナログの消えない温もりを感じます。

2017年:「オラシオンのテーマ ~共に歩こう~」林明日香


2017年公開の劇場版第20作目『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』の主題歌。劇場版第1作の公開から20年経った記念作品で、2003年の劇場版『劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』に続き、林明日香が2度目の起用となりました。
2007年公開の『劇場版ポケットモンスター ダイアモンド&パール ディアルガVSパルキアVSダークライ』の人気の劇中曲「オラシオンのテーマ」をベースに、ロックバンドAqua Timezの大志(Vo)が歌詞を書き、壮大なバラードに再構築しています。
オリジナルの「オラシオン」とは「祈り」という意味で、歌詞にはあえて難しい言葉は使っていません。旅を続ける中で生まれる絆を、林明日香が人生経験を重ねて深みが出た大人の美声で、丁寧に、まさに祈るように歌い上げています。

MEMO

2003年に公開された劇場版の主題歌を担当したことで、海外でもポケモンの歌を歌う歌手として紹介されてきた林明日香。今回の再起用によって、作品が自身の原点で、大切な存在であると改めて実感したと言います。

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