TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

TVアニメ・劇場版『ポケットモンスター』歴代OP・ED・主題歌 全121曲を一挙紹介

目次

劇場版『ポケットモンスター』1998年〜2020年までの歴代主題歌 Part.3

2008年:「ONE」Crystal Kay


2008年公開の劇場版第11作目『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』の主題歌。R&Bを基調に洗練された歌唱力で魅了するクリスタル・ケイが務めました。
若者の友情や未来への希望を綴った歌詞が眩しいポップな楽曲で、自身の声を重ねてハーモニーを作るコーラスワークが曲に深みを出しています。母はシンガー、父はベーシストと、生まれたときから音楽が身近にあった彼女の曲は、母のように親近感があって温かく、自然と元気がでてきます。

MEMO

クリスタル・ケイは、本作品でシェイミの仲間であるラッキー役として声優にも挑戦しています。初回限定盤では、ピカチュウとシェイミが歌に合わせて声を入れた楽しいアレンジ曲も収録されています。

2009年:「心のアンテナ」中川翔子


2009年公開の劇場版第12作『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ』の主題歌。歌手や漫画家など多才に活躍し、劇場版『ポケットモンスター』に何度も声優出演し、「しょこたん」の愛称で親しまれている中川翔子が担当しています。
透き通る歌声で歌うしょこたん。心が疲れてしまった人に向け、「草原を渡る船・白い帆」などの希望を持てる言葉を歌詞に散りばめていて、そっと側に居てくれているような優しい一曲。


作曲の細野晴臣がアレンジした「心のアンテナ -Haruomi Hosono Original Mix-」では、ポロンポロンと可愛らしいメロディーにのせて、しょこたんがまるで妖精のように歌っています。原曲では朗らかに、アレンジ曲ではしっとりと、微妙に歌声のニュアンスを変えているので、耳を澄まして聴き入ってしまいます。

MEMO

中川翔子は初登場のポケモン・ギザみみピチュー役で声優を務め、「第62回ロカルノ国際映画祭」に登壇した際、ギザみみピチューの鳴き声を披露し本曲も歌唱しました。
幻のポケモン・アルセウス役の声を務めた美輪明宏も「楽しみながら教育できる、子守り歌のような作品」と作品を称賛しました。

2010年:「アイスクリーム シンドローム」スキマスイッチ


2010年公開の劇場版第13作目『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアーク』の主題歌。ギターやピアノなどを奏でる2人組ユニットスキマスイッチが務めました。
湯山邦彦監督から「聴いたあとにスカッとするような曲」という要望を受けて制作されました。ピアノやドラムなど、各楽器も歌もそれぞれの存在感を追求したサウンドが爽やかで、子どもたちには少し大人な、切ない恋心を歌っています。ポケモンファンの年齢層も広がったことを感じる甘酸っぱい夏のラブソング。

2011年:「宙 -そら- 」/「響 -こえ- 」Every Little Thing


2011年公開の劇場版第14作目『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム・白き英雄 レシラム』の主題歌。2011年で「ポケットモンスター」と同じくデビュー15周年を迎えたEvery Little Thingが本作品のために2曲を書き下ろしました。


今回の劇場版は『ビクティニと黒き英雄 ゼクロム』と『ビクティニと白き英雄 レシラム』の2本立てのため、主題歌も、前者は「宙 -そら- 」、後者は「響 -こえ- 」と、それぞれに制作。2曲ともスローテンポでメロディーはほぼ同じですがアレンジや歌詞などが少し異なっています。浮遊しているような持田香織の歌声の微妙な表現の違いに耳を澄ませて聴き入る2曲。

MEMO

3月に起きた東日本大震災の追悼と東北地方の復興を祈願し、ポケモン映画製作委員会「ピカチュウプロジェクト」は、全国各地で打ち上げる「ポケモン花火」の最初の打ち上げを秋田県で開催しました。

2012年:「Memories」ローラ


劇場版公開15周年記念作品であり、2012年公開の劇場版第15作目『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ』の主題歌。モデルやタレントで活躍するローラが歌っています。
家族や友人など別れた人とも「心」は必ずどこかでつながっているという想いや、自分の成長を歌った曲。いつもの天然でおどけた彼女とは雰囲気をがらりと変えて、寂しさや優しさを美声でしっとりと表現しています。大人の魅力があふれた彼女の一面に多くの人が驚きました。

MEMO

ローラの明るく楽しい雰囲気が作品世界にフィットしているということで、本作品では天真爛漫な女の子マリン役の声にも抜擢されました。

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