韻マン – 「語感踏み」で連戦連勝! 大注目の韻の申し子ラッパーとは…?

韻マン – 「語感踏み」で連戦連勝! 大注目の韻の申し子ラッパーとは…?

ラッパーとして基本中の基本である「韻を踏む」で注目を浴びている若手ラッパー韻マン(インマン)

数多のMCバトルに出場してきた韻マンは、MCバトル好きから絶大な支持を得ています

「メロディアスなフロウ」や「奇抜なビートアプローチ」が支持されている昨今のヒップホップシーンの中で、韻を重きを置く韻マンのスタイルは他のラッパーと一線を画しています

今回はそんな韻マンのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲などを紹介します。

今後は、MCバトルだけでなく楽曲リリースやメディア露出がさらに多くなってくるであろう韻マン。

韻マンを知らない人は早めにチェックしておきましょう!

韻マンのプロフィール

  • 活動名義:韻マン
  • 本名:山口司
  • 出身地:大阪府堺市
  • 生年月日:2001年3月12日
  • 身長:176cm
  • 好きなラッパー:XXXTentacion(エックスエックスエックステンタシオン)
  • 元気が出る曲:ロードオブメジャー 「心絵」
  • 将来の夢:韻の本を出版すること
  • 特技:100マス計算
  • 好きな食べ物:ラーメン、マカロニグラタン

2001年3月12日に大阪府堺市で生を受けた韻マン。

小学校の頃はアイスホッケーに情熱を注いでいました。

韻マンが影響受けたアーティスト

韻マンが「韻踏み」の魅力に目覚めたきっかけとなったラッパーは、2019年に日本コロムビアからメジャーデビューを果たした人気ラッパーGADORO(ガドロ)です。

GADOROはMCバトル大会「KING OF KINGS」(キング・オブ・キングス)2連覇を達成した実力派ラッパー
5~6文字で韻を踏みまくるスタイルで一世を風靡しました。

GADOROの押韻スタイルに魅了された韻マンはラップを始めた当初、GADOROのラップを丸パクリ。
モノマネからラップを始め、徐々に独自のスタイルを確立していきました。

今や韻を踏むことに関して他の追随を許さない韻マンでさえも、モノマネからスタートしたんだね!
GADOROの存在があったからこそ、今の韻マンがいるのかもしれないね!

韻マンのラップの師匠と言っても過言ではないGADORO。
彼も韻マン同様、今後のヒップホップシーンを担う重要人物です。

ヒップホップファンは韻マンだけでなく、GADOROもチェックしておきましょう!

韻マンのラップの特徴

韻を踏むことに強いこだわりを持つ韻マン。

インタビューでは「ラップをするっていうより、韻を踏んでた」「韻が好きだからただ踏んでいるだけ」と語っています。

韻マンのラップの特徴は母音を合わせる「韻踏み」でなく、韻を踏んでいないけれど踏んでいるように母音を濁す「語感踏み」です。

韻マンはMCバトル出たての頃「韻踏んでなくね?」と嘲笑されたこともありました。

韻を踏んでいないのに、踏んでいるように聴こえる彼の「語感踏み」は一見簡単にできそうに感じますが、実はそう容易く真似できる代物ではありません。

ラップスキルがない人が「語感踏み」をすると、どうしてもメリハリのない退屈なラップになってしまいます。
韻マンの持つ類稀なラップスキルがあってこそ「語感踏み」が成立するのです。

韻マンのラップスキルは、他のラッパーと一線を画すものといって間違いないでしょう。


韻マンは、韻を踏むことに重きを置いているためラップの内容、いわゆるリリックに無頓着な一面があります。
相手のラップにどうアンサーするかが1つの醍醐味でもあるMCバトルで韻マンは、ほとんどアンサーを返さず、ただ韻を踏み続けます。
自身のTwitterでは「韻マンにパンチライン求めんな!」と発言しています。

MEMO

パンチラインとは「グッとくる歌詞」「印象に残る歌詞」という意味です。


韻マンの独特なラップスタイルは、さまざまなラッパーに賞賛されています

耳の肥えたヒップホップファンから絶大な支持を得る大御所ラッパー漢 a.k.a. GAMI(カンエーケーエーガミ)や人気ヒップホップユニットCreepy Nuts(クリーピーナッツ)のメンバーR-指定(アールシテイ)「異次元」と言わしめたほどです。

ラップのスキルが年々上がっている韻マン。
今後も異次元なラップを我々に披露してくれることでしょう。
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韻マンの経歴

ラップを始めたきっかけ

中学生の頃、BSスカパー!の人気バラエティー番組「BAZOOKA!!! 」の人気企画「高校生RAP選手権」を観てラップに興味を持った韻マン

その後、高校生RAP選手権だけでなく、テレビ朝日で放送されていた人気バラエティ番組・フリースタイルダンジョンや人気MCバトルイベント・戦極MC BATTLEを観てさらにラップに傾倒していった韻マンは、友人と遊び半分でラップを始めました。

GADOROのラップをモノマネしていたのはこの時期だね!

GADOROモノマネしていたことは、ラップに詳しい友人にすぐバレたそうだよ!

ツイキャスでラップスキルを磨く

GADOROのラップを真似しつつ、友人とラップのスキルを高めていった韻マンは「俺もフリースタイルでカマしたい!」を思うようになりました。

そこで韻マンは、友人に内緒でライブ配信サービス「ツイキャス」でフリースタイルの技術を磨こうと決心しました。

「なぜ友人に内緒でツイキャスを始めたのか?」という質問に韻マンは「急に上手くなってたら面白いから」と答えていました。韻マンは発想がユニークだね!

ツイキャスにはフリースタイルが上手いラッパーが多数。
ツイキャスを始めた頃、韻マンは全く勝てませんでした

韻マンがフリースタイルで負けるなんて今だと考えられないね!

その強者が集まるツイキャスの中で韻マンがとくに注目したのが、韻を踏みまくるラッパーりるじき(現在はKID LOWで活動中)、COIL(コイル)True or 4-SE(トゥルーオアフォース)の3人です。

「この3人にも絶対負けたくない」と思った時から韻マンは、四六時中韻を踏むようになりました

そして、韻マンは崇拝していたGADOROのラップスタイルから抜け出し、独自のラップスタイル「語感踏み」を確立しました。

この頃の韻マンは、目に付いたありとあらゆる物で韻を踏んでたんだ!
今の韻マンがあるのは、この時期の努力のおかげだね!

MCバトルで注目を浴びる

ツイキャスで「語感踏み」を習得した韻マン。

「今日本で(この踏み方を)やってる奴は俺だけ」と考えた彼は、ネット(ツイキャス)の世界を飛び出し、「現場の世界」いわゆるMCバトルの大会に出場しようと決意

地元大阪はもとより、さまざまな地域のMCバトル大会に出場し、その実力が徐々に認められていきます。

2018年8月にはMCバトル大会「戦極スパーリング NHKヤングラップバトルへの道」で並みいる強豪を押さえ見事優勝

「韻だけじゃ優勝できない」と批判され続けた韻マンは優勝後、自身のTwitterに思いの丈を書き込みました。


ネガティブな意見に屈せず自分のスタイルを貫き、優勝をしちゃうなんてすごい!
韻マンはカッコイイね!

高校生RAP選手権に出場

2019年4月に「高校生RAP選手権」に出場した韻マン。

同大会には、人気ラッパーSKY-HI(スカイハイ)が社長を務めるマネジメント ・レーベル会社 「BMSG」(ビーエムエスジー)の第一弾アーティストとして注目を浴びているラッパーNovel Core(ノベルコア)や第14回高校生RAP選手権の優勝者HARDY(ハーディ)など実力派ラッパーが多数参加。

韻マンは、初出場ながら見事ベスト4に輝きました


高校生RAP選手権出場後も、数々のMCバトルで結果を残した韻マン。

高校生RAP選手権の翌日には人気MCバトル大会「凱旋MC battle東西選抜春ノ陣2019」に出場。
同大会で数々のMCバトルで優勝している人気ラッパー晋平太(シンペイタ)と対戦。
晋平太の卓越したラップスキルの前に惜しくも敗れますが、MCバトルファンにその実力を見せつけました。

同年6月に行われたMCバトル大会「戦極Rhymers High」では、有名MCバトル大会「UMB 2019 GRAND CHAMPIONSHIP」で優勝したAuthority(アウソリティー)や第10回高校生ラップ選手権で優勝したじょうなど数多の強豪を押さえ、見事優勝しました。


韻マンはMCバトルでその地位を確かなものにしたね!


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音源リリース

2020年4月に初のシングル「Change My Life」をリリースした韻マン。

アーティスト「韻マン」としてのデビューを飾りました。

「ポジティブなエナジーを届けたい」をテーマに制作した同作は若年層の間で大ヒット
YouTubeの再生回数は930万回を超えています

コメント欄には「シンプルにいい曲」「神曲」といった賛美の書き込みが多く寄せられています。


「Change My Life」で注目を浴びた韻マンは同年8月にライブイベント・TikTok夏祭り HipHop Special 「O.B.S LIVE2020」に出演。

「語感踏み」に注目が集まりがちな韻マンですが、同イベントでライブパフォーマンス力の高さをヒップホップファンに見せつけました

2020年11月には2dシングル「Hometown」をリリース。
「Change My Life」とは毛色が異なる楽曲でアーティストとしての振り幅の大きさを業界内に見せつけました。


今後は楽曲制作に力を入れていくと語る韻マン。
これからの活躍が楽しみだね!

韻マンと親交の深いラッパー


ここでは韻マンと親交の深いラッパーを紹介します。
韻マンを語るうえで欠かせない存在です。

韻マンだけでなく、彼らの動向もしっかりチェックしておきましょう。

百足(ムカデ)


東京都出身のラッパー。
韻マンも出場した第15回高校生RAP選手権 の優勝者

同大会の準決勝で百足は韻マンと対戦。
百足は優勝後のインタビューで「印象に残った対戦相手は?」の質問に韻マンと答えていました

百足は韻マンの韻を踏みまくるスタイルに苦戦。
インタビューでは「ギリギリで勝ちました」と語っていたね!

2019年6月に2人はYouTubeチャンネル「MRJ TV」にて共演。
企画で行った占いでは「百足と韻マンは兄弟みたいな性格」と言われていました。

コラボ楽曲をリリースする予定の韻マンと百足。
彼らの動向に今後も注目です。

MOGURA(モグラ)

第11回高校生RAP選手権に出場しベスト4に輝いた北海道出身のラッパー。

韻マンとはMCバトルで対戦経験があります。

プライベートでも遊ぶ間柄の韻マンとMOGURA。
MOGURAのInstagramには2人で野球観戦にいった際の写真が投稿されています。

ラッパーでありながら、YouTubeチャンネル「MOGURA / HIP HOP情報局」を運営するYouTuberでもあるMOGURA

MOGURAは同チャンネルで「韻マンについて10分だけ語るだけ」という動画を投稿しています。
ラッパーならではの視点で韻マンについて語っているので、気になる人は是非チェックしてみてください!

韻マンのおすすめ楽曲

ここからは韻マンのおすすめ楽曲を紹介します。

フリースタイルのイメージが強い韻マンですが、彼の楽曲は日本のみならず海外からも注目されています
韻マンの楽曲をまだチェックしていない人は、話題に乗り遅れる前に早めにチェックしておくべきでしょう。

Change My Life


2020年4月にリリースした韻マンの記念すべき1stシングル。

メロディアスなサビが印象的な同作は、YouTubeの再生回数が930万回を超える韻マンの代表曲

肩の力が抜けたスムースな韻マンのラップは聴き心地の良く一度聴いたら病みつきになります。
ヒップホップファンだけでなくこれまでヒップホップを聴いてこなかった人にもおすすめの1曲です。

また、同作は海外のラッパーB Freeにリミックスされたことでも話題となりました。
韻マンの楽曲は海外リスナーにも注目されています

初楽曲が世界各地で聴かれているなんて…韻マン凄い!

Hometown


2020年11月にリリースされた韻マンの2枚目のシングル。

哀愁漂うギターサウンドと韻マンの温かみのある歌声が印象的な楽曲。
韻マンのセンチメンタルな部分が垣間見える歌詞も必見です。

同作で韻マンは作詞だけでなく、作曲も担当しました

韻マンは作曲もできるのか!彼の才能は底が知れないね!
今後は作曲家「韻マン」としても注目だね!

最後に

今大注目のラッパー韻マンのプロフィールや経歴、おすすめ楽曲を紹介しました。

フリースタイルだけじゃない韻マンの「多彩な才能」を感じてもらえたら嬉しいです。

今後は、楽曲制作を精力的に行っていく予定の韻マン。

今後も目が離せません!

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