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Saucy Dog・経歴
2013年11月16日に結成されたSaucy Dog。
2014年に1stミニアルバム『さよなら、ライカ』をリリースする。
しかし2015年12月にに石原 慎也を残してメンバーが全員脱退するという緊急事態に陥ってしまいます。
しかし、そこで解散という道を選ばなかったことが現在の成功へ繋がっています。
メンバーチェンジ前の石原はメインソングライターではなく、彼が関与していたのは全体の10%程度でした。
現在は石原が80%ほどの作曲を手掛けていると語っており、メンバーチェンジという危機を乗り越えたことでソングライターとしての才能が大きく開花したと言えるでしょう。
旧編成時のSaucy Dogの姿は“Wake”のMVなどで観ることができます。
新体制に移行してすぐ、2016年12月4日にはMASH FIGT vol.5グランプリ受賞。
ライブのチケットを即ソールドアウトさせる超人気グループに成長しています。
Saucy Dog・オススメ曲
いつか
2016年8月2日リリースの自主制作盤『あしあと』収録のバラード曲。
前述したオーディション『MASH FIGHT! Vol.5』では最後に演奏され、グランプリを掴み取る原動力となった楽曲です。
2016年12月にMVがYouTubeで公開されると、瞬く間に1,600万回以上の再生回数を記録。
2017年5月24日にリリースされた自身初となる全国流通盤『カントリーロード』に再収録されました。
もう二度と会えない大切な人のことを歌ったというエモーショナルなナンバーで、石原 慎也とせと ゆいかの歌声が混じり合うパートは涙腺を刺激します。
《仰向けになって見た湖 宙に浮いてるみたいってさ》という歌詞は石原の実体験で、島根県松江市にある宍道湖を仰向けになって眺めた時のことが歌われています。
コンタクトケース
2018年5月23日リリースのミニアルバム『サラダデイズ』収録曲。
“いつか”を連想させるセンチメンタルなバラードに仕上がっています。
別れた恋人が残していったコンタクトレンズのケースを捨てることもできず、ただただ思い出にふけるだけの主人公に感情移入してしまう方も多いのではないでしょうか。
人は正体のわからない後悔を積み重ねていく生き物なのだなあ、と切ない気持ちでいっぱいになる名曲です。
首尾一貫して白っぽいイメージを貫き通すMVも美しい仕上がりになっています。
雀ノ欠伸
2019年10月2日リリースのミニアルバム『ブルーピリオド』収録曲。清涼感のあるナンバーです。
「つれづれなるまゝに、日くらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ」の序段で有名な吉田兼好の随筆『徒然草』を独自に解釈して楽曲を生み出すという企画から誕生しました
等身大の自分を応援してくれるような歌詞は、“忘れらんねえよ”あたりの邦楽ロックバンドが好きな方にも響くのではないでしょうか。
テーマがあらかじめ決まっているという点に創作上の難しさを感じたそうですが、それを逆手に取って歌詞に合わせてリズムを変化させるなど新しいアプローチにも挑戦することができたと語っており、Saucy Dogにとって貴重な経験となった楽曲だと言えます。
エヴァーグリーンを感じさせる爽やかなMVも必見です。