シャンモニカ – ポップと憂鬱、懐かしさと新しさが入り混じる和風インディーポップ・バンドとは?

シャンモニカ – ポップと憂鬱、懐かしさと新しさが入り混じる和風インディーポップ・バンドとは?

懐かしさと新しさが入り混じる独創的なサウンドを聴かせる男女混合4人組バンド・シャンモニカ

歌謡曲を感じさせる懐かしいメロディラインと、コーラスワーク。

そして、等身大の日常を映し出した歌詞とシニカルな歌声の組み合わせが唯一無二の空気感を生み出しています。

彼らが放つ、どこか掴みどころの無い不思議なオーラに引き込まれます。

そんな彼らの魅力を徹底解説していきます!

シャンモニカとは?

「ポップと憂鬱」をコンセプトに2018年に結成されました。

同年夏より、下北沢や吉祥寺を中心に本格的にライブ活動を始めます。

結成から活動開始までは少し時間が掛かったものの、活動を開始した翌年2019年夏には『RINGOOO A GO-GO 2019』に選出され「りんご音楽祭」に出演しました。

和風でサイケデリックなローファイポップが話題を呼び、活動の幅を広げ2021年4月にはファーストフルアルバム「トゲトゲぽっぷ」をリリースします。

音楽が好きな方にはもちろん、そうではない方にも届くような曲作りを目指しているそうです。

辛い時や自暴自棄になりそうな時頑張ろうと奮起した時いつでもどんな時にでもシャンモニカの曲を聴いてくれたらいいなという想いで楽曲づくりをされています。

シャンモニカ結成のきっかけ

シャンモニカ結成の中心人物となったのがGt.Vo.のサヤカでした。

サヤカは大分の出身で、大学から福岡に移りバンド活動に熱中。

大学卒業後も活動を続けていたのですが、仕事の関係で上京する事になり1からメンバー探しを始めます。

バンドメンバー募集のサイトを見ながら「まずは、どこかのバンドに所属して知り合いを増やそう。」と行動に移していきました。

いくつかのバンドに出会い、その中にイケメンのドラマー(テツマル)を発見し声をかけるGt.Vo.のサヤカ。

メンバーを探している事を話すと「いいギタリストがいるよ!」とGt.のメイを紹介してくれました。

そして、3人でスタジオに入りセッションするものの、ほとんど何も進まず、何も決まらずあっという間に1年が経ちます。

「流石にマズいので、ちゃんとベースを探そう!」と再びメンバー募集サイトでベーシスト探しを開始し、Ba.のノブと出会います。

こうして偶然の出会いを果たした4名が意気投合し、結成されたのがシャンモニカです。

 

因みに、バンド名は語音が気に入ったという理由で【シャンモニカ】と名付けたそうです。

メンバー紹介

サヤカ/Gt.Vo.

シャンモニカでGt.Vo.を担当しているサヤカ

ニヒルでシニカルな表情から放たれる彼女の言葉は、研ぎ澄まされた鋭い針の様に痛み無くスッと心に入ってきます。

影響を受けた特定のアーティストや音楽的ルーツは特に無いようですが、2歳から続けていた日本民謡が一番作品に反映されているそうです。

独特の魅力を持ったサヤカのヴォーカルは必聴です!

メイ/Gt.

シャンモニカでGt.を担当しているメイ

シティポップが好みで、ceroとかミツメなどをよく聴いているそうです。

彼女はシャンモニカのギタリストとしてだけではなく、ギター講師としても活躍されています。

どんなフレーズでも弾きこなしてしまうギタースキルに脱帽ですね。

ノブ/Ba.

シャンモニカでBa.を担当しているノブ

音楽を始めるきっかけとなったのがスピッツだそうです。

エレキギターとスピッツの楽譜を購入し練習を始めました。

最初に触った楽器がベースではなくギターだったのは驚きですね!

テツマル/Dr.

シャンモニカでDr.を担当しているテツマル

シンプルなリズムを淡々と叩き続ける事が好きだそうです。

河村“カースケ”智康さんのドラムプレイが好みで、影響を受けています。

シャンモニカでも必要が無い限りはフィルインを多用せず「邪魔をしない!」という事をモットーに、歌が心地よく聴けるバランスを常に考えながら演奏されているんですね。

縁の下の力持ちである彼のドラムプレイも必見です!

シャンモニカのおすすめ曲5選

ノスタルジックブルー

まずご紹介したい曲がこちら。

2018年にリリースされた1st EP【ひかえめな告白】に収録されている「ノスタルジックブルー」です。

シャンモニカのイメージである“和風ローファイポップ”を象徴するような作品に仕上がっています。

フォーキーさとオルタナティブ感が交じり合うサウンドに、馴染みのある歌謡曲的なアプローチの組み合わせが親近感を感じさせてくれます。

ナイトマーケット

続いてご紹介したい曲がこちら。

こちらも先ほどと同じく、2018年にリリースされた1st EP【ひかえめな告白】に収録されている楽曲「ナイトマーケット」です。

8分の6拍子のリズムが程よい緩さを醸し出しており、歌詞とテーマとも相まって夏祭りや縁日、屋台のようなノスタルジックな情景が鮮明に浮き上がります。

またMVも秀逸で、リスナーに解釈を託す様な仕上がりになっており、センスを感じますね。

ぜひ、合わせてご覧になってください。

ローテーション

続いてご紹介するのはこちら。

2020年にリリースされた2nd EP【変形】に収録された楽曲「ローテーション」

ヴォーカルのコーラスワークとリバーヴが生み出す浮遊感がとても心地よい作品ですね。

どことなく80年代の映像が頭に浮かびます。

Gt.Vo.サヤカのアンニュイなヴォーカルがこの曲の良さを更に引き立てています。

スカイスカイ

続いてご紹介するのがこちら。

2021年にリリースしたファーストフルアルバム【トゲトゲぽっぷ】に収録されている「スカイスカイ」
映像はスタジオライブのものになります。

普段は「もどかしさ」というテーマを持って作曲を行う事が多いGt.Vo.サヤカ。

しかし、この曲は山登りに出かける前にスッとできてしまった曲だそうです。

感情を前面に押し出さないクールさと哀愁がありながらポップで可愛らしいサウンドのバランスがクセになりますね。

マスタード

最後にご紹介する曲がこちら。

こちらの曲も2021年にリリースしたファーストフルアルバム【トゲトゲぽっぷ】に収録されている楽曲「マスタード」
こちらの曲は、今までご紹介した曲とは少し方向性が違うように思いました。

1コードのループで完結してしまうようなファンクステイストを感じます。

ファンクナンバーではなく「ファンクテイストを感じる」という所がシャンモニカらしく、ジャンルの枠を超え、見事に“シャンモニカの作品”となっていますね。

シンプルなサウンドで、感情の起伏を極限まで抑えた表現に引き込まれていきます。

まとめ

シンプルさを追求しながらも、尖った部分を見せていくシャンモニカ。

時代に媚びずに自分たちのやりたい音楽や、心惹かれる音楽を突き詰めているからこそ出せる独特の空気感と存在感。

唯一無二の魅力でリスナーの心を惹きつけます。

2018年にバンド結成後からコツコツと活動を続け2021年7月11日には下北沢LIVE HAUSにてシャンモニカ企画の2マンライブを開催するなど、精力的に活動をしています。

まだまだ未知数のシャンモニカの今後の活動にも期待したいですね。

 

まだ、彼らの楽曲を聴いたことのない方は、ぜひこの機会に聴いてみてください。

シニカルでポップでサイケデリックなサウンドがクセになる事間違いなしです。

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