sumika(スミカ)メンバーの年齢、名前、意外な経歴とは…?

sumika(スミカ)メンバーの年齢、名前、意外な経歴とは…?

sumika(スミカ)・経歴


結成5年で日本武道館のステージを踏んだsumikaですが、前身バンドから数えると15年以上のキャリアがあり、ぽっと出の新人バンドというわけではありません。

短いようで長い彼らの経歴をご紹介します。

結成~初期

2013年2月、ベーシストの脱退により前身バンドbanbiが活動休止を発表。

2013年5月、残ったメンバーである片岡健太、黒田隼之介、荒井智之はbanbi休止後も活動を共にしますが、前身バンドの名義を引き継ぐことはせず、新たにsumikaを結成して再スタートしました。

2013年10月には早くも初の音源となる『新世界オリハルコン』をリリース。

2014年6月には、購入者が自由に価格を設定できるシングル『Dress farm #1』『Dress farm #2』をリリース。

MEMO

イギリスの人気ロックバンドRadioheadも同様の手法でアルバムをリリースして世界中の音楽ファンの度肝を抜きましたが、作品の出来に自信がなければできない売り方だと言えるでしょう。

2014年11月、バンド初の全国流通盤となるミニアルバム『I co Y』いこい)をリリース。

この作品は、渋谷のライヴハウス“eggman”が運営する音楽レーベルmurffin discsの内部レーベルである[NOiD]を通じてリリースされました。

『I co Y』はタワーレコードのスタッフが世間にまだ知られていない良質なバンドを紹介する「タワレコメン」に選出され、多くのリスナーの手元に届くことになりました。

小川加入、4人編成へ

2015年2月、小川貴之がキーボーディストとして正式加入し、4人編成へ。

新たなスタートを切ったsumikaでしたが、5月に片岡が体調不良により歌うことが困難となり、バンド活動からの一時離脱を余儀なくされました。

6月10日にリリースした3枚目のミニアルバム『Vital Apartment.』はオリコンチャート最高32位を記録し、良い流れが来そうな時期だっただけに、片岡の無念さは察するに余りあります。

『Vital Apartment.』リリース後のライヴは、片岡以外のメンバー3人にゲストミュージシャンを加えた編成のsumika[roof session]名義でおこなわれ、sumikaの楽曲をアレンジして演奏されました。

9月30日、治療を終えた片岡が「復活の狼煙」と題したブログで活動再開を報告。

MEMO

同ブログでは、頸部の状態の悪化が体調不良を引き起こしていたことが判明し、そこを重点的に治療することにより、正常な状態を取り戻した経緯が綴られています。

11月28日には片岡の復帰を記念したフリーライヴを渋谷eggmanで開催。

同ライヴには会場のキャパシティを大幅に上回る応募が殺到し、プラチナチケットとなりました。

ヴォーカリストが歌えなくなるという危機を乗り越えたsumikaは、ここから快進撃を開始します。

2016年3月9日にリリースしたシングル『Lovers/「伝言歌」』はオリコンチャート最高15位というスマッシュヒットを記録。

5月25日にリリースされた4枚目のミニアルバム『アンサーパレード』は同チャート最高12位という過去最高のチャートアクションを見せました。

-Answer-と-Parade-に分けて開催された『アンサーパレード』のリリースツアーは、全公演ソールドアウトという盛況ぶり。

すでにライヴハウスの規模では収まらないほどの人気を誇るバンドになっていました。

アルバムデビュー、ブレイク

オリコンチャート最高12位を記録した『SALLY e.p』のリリースで2016年を華麗に締めくくったsumika。

2017年に入ってもその勢いは衰えず、5月18日には価格自由設定CD第3弾となる『Dress Farm #3』を発売して大きな注目を浴びます。

同様の販売方法は2014年にもおこなっていますが、その時は会場もしくは公式通販サイトのみでの販売だったのに対し、今回はタワーレコードの店頭においても購入者が価格を自由に設定できるというアバンギャルドなものでした。

MEMO

タワーレコード全店のうち10店舗のみで販売された『Dress Farm #3』は、タワーレコード全店舗を集計対象としたシングルチャートで1位を獲得するヒットとなっています。

これまでシングルやミニアルバムを多数リリースし、フルアルバムを制作することから意識的に「逃げてきた」sumikaでしたが、2017年7月12日に待望のファーストアルバム『Familia』を発表。

メンバーやスタッフとの関係を“家族”になぞらえて命名された『Familia』は、以前から片岡がファーストアルバムのタイトルとして胸に秘めていたものでした。

アルバムという枠組みならではの冒険的な楽曲も収録された『Familia』はリスナーから好意的に受け入れられ、オリコンチャート最高5位を記録する大ヒットになりました。

バンドの活動規模は一挙に拡大し、アルバムリリースに伴うツアーでは東京国際フォーラム ホールA など大会場が日程に組み込まれました。

その一方、F.A.D YOKOHAMAや京都の名門ライヴハウス磔磔など小規模な会場も回った『Familia』Release Tourは、数百人規模の会場でsumikaを観られる最後の機会だったのかもしれません。

さらなる飛躍・日本武道館へ

2018年、それまで在籍していたmurffin discsの内部レーベル[NOiD]からソニー・ミュージックレーベルズ内のソニー・ミュージックレコーズへ移籍。

MAN WITH A MISSIONやSurvive Said The Prophet など人気バンドを抱える大手レーベルであるソニー・ミュージックレコーズのプロモーション力が加わったことにより、sumikaはさらなる上昇気流に乗って飛躍していきます。

レーベル移籍後初リリースとなった『Fiction e.p』はオリコンチャート最高3位を記録。

劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』のオープニングテーマおよび主題歌として起用されたシングル『ファンファーレ/春夏秋冬』も同チャート4位のヒットとなりました。

2018年5月からスタートしたツアー「Starting Caravan」ではバンド初となる日本武道館公演を成功させるなど、成功への階段を着実に登っていくsumika。

日本武道館公演の前日となる2018年6月29日には、バンド活動開始5周年を記念した無料イベント「sumika 5th Anniversary『Humor』」を同じく日本武道館で開催し、ファンを喜ばせました。

前述のシングル『ファンファーレ/春夏秋冬』に伴うツアーでは、ホールツアーから一転し、Zepp Tokyoなど大規模ライヴハウスを回っています。

2019年3月13日にはセカンドアルバム『Chime』をリリース。

多くのタイアップ曲を収録した『Chime』はオリコンチャート最高5位のヒットを記録しました。

アルバムタイトルは、sumikaに触れてくれた人たちの家に歩いて行ってチャイムを押したい、という感謝の気持ちを込めて命名されたものです。

アルバムリリース翌日からスタートした全国ツアーでは、日本武道館や横浜アリーナを含む大規模会場を回り、全24公演を成功させています。

2020年に入ってもsumikaの快進撃は続き、3月4日にリリースしたEP『Harmonize e.p』がオリコンチャート最高5位を記録するなど絶好調。

しかし、その勢いに水を差すような形となってしまったのが、世界中で今も猛威を振るう新型コロナウイルスの感染拡大でした。

3月からスタートするはずだった初となるさいたまスーパーアリーナ公演を含む全国ツアーは全公演開催見合わせの憂き目に…。

そんな状況の中でもファンに音楽を届けたいという気持ちは決して失わなかったsumika。

5月28日に公式YouTubeチャンネル上で新曲4曲を含む音源集『Dress farm 2020』を発表したほか、9月25日には自身初となるオンラインライヴ『sumika Online Live「Little Crown 2020」』を開催するなど精力的に活動を続けました。

開催見合わせとなったさいたまスーパーアリーナ公演は2021年1月・2月に全5公演という規模で振替公演を発表しましたが、感染拡大が止まらない状況を考慮し、開催中止の決断をすることに…。

しかし、それでおとなしく引き下がるsumikaではありません。

2月9日には振替公演として無観客オンラインライヴをさいたまスーパーアリーナで敢行。

さらにその翌日には、同じくさいたまスーパーアリーナからファンクラブ会員向けのオンラインライヴを開催しました。

さらにさらにその翌日には、誰でも視聴可能な超太っ腹オンラインライヴを同会場から生中継!

サプライズとなった最終日を含むさいたまスーパーアリーナ3daysライヴを見事に完遂してみせました。

2021年、さらなる飛躍

さいたまスーパーアリーナ公演を完売させるほどの人気バンドに成長したsumikaは、2021年3月3日に待望の3rdアルバム『AMUSIC』をリリース。

数多くのタイアップ曲を収録した注目のアルバムは、2019年リリースの前作『Chime』を上回るオリコンチャート最高5位を記録しています。

コロナ禍という未曽有の危機の中でも力強く活動を続け、次々と過去最高を打ち立てていったsumika。

2021年はさらなる飛躍の年となることは間違いなさそうです。

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