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Teleのおすすめ楽曲5選 Part.1
バースデイ
2022年1月1日に配信リリースされた、記念すべき1stシングル。インパクト抜群のギターリフにベースとドラムが順番に加わっていくイントロから、大いに期待を煽ります。
そっと語り掛けるように始まりながら、曲が進むにつれて、マイクに齧りつくように盛り上がっていく谷口のボーカル。そして、約2分半という短さであっという間に駆け抜ける疾走感溢れる演奏には、これからシーンを駆け上がっていくTeleの初期衝動が詰め込まれています。
たった一曲で注目を浴びたことも頷ける、幕開けにふさわしいロックチューンです。
花瓶
2022年4月28日にリリースされた配信シングル。それまではバンド時代を継承するようなロックサウンドを主軸にしていたTeleが、大胆にポップスの要素を取り入れた一曲です。
バッハやザ・ビートルズ、さらには「ポケットモンスター」のBGMをリファレンスにするなど、サンプリング的な手法を採用した本楽曲。イントロの親しみやすいコーラスから、頭から離れない良質なメロディーが満載です。
2番のBメロでは、ポエトリーリーディング風のラップからムーディーな歌唱に流れ込むという、遊び心溢れる楽曲展開も秀逸。Teleならではの世界観はそのままに、J-POPシーンの真ん中に立つ覚悟を示すような楽曲に仕上がっています。
Véranda
2022年9月21日にリリースされた配信シングル。丸みを帯びたエレクトリックピアノの音色がフィーチャーされた小気味良いアンサンブルに、ついつい体が揺れてしまうポップナンバーです。
「愛はここにあって」のフレーズが印象的なサビでは、ファルセットを交えたフックの効いたメロディーを華麗に歌いこなします。谷口の優れた歌唱表現力と、儚さと暖かさを併せ持つ独特の歌声の魅力を存分に堪能できる一曲です。
谷口自身もお気に入りというMVも必見。ワンルームに脱ぎ捨てられた靴下を題材に繰り広げられる、ユーモアとアート性を両立させた映像は、NulbarichやPEOPLE 1のMVディレクションでも知られるクリエイティブチーム・GROUPNが手掛けています。