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Teleのおすすめ楽曲5選 Part.2
鯨の子
2023年2月15日にリリースされた配信シングル。繊細な歌唱とギターのアルペジオを軸にしっとりと進行しながらも、中盤以降は感情を解放させるように徐々に盛り上がる、Teleのディスコグラフィの中でもとりわけエモーショナルな一曲です。
音数の少ないシンプルなアレンジが施された本楽曲。その分、谷口のソングライターとしての非凡な才能が際立ちます。
歌詞に注目すると、「街はいつから論破ゲーム飲まれ育っちまったの?」と、現代の社会に疑問を投げかけるような一幕も。人の消えた渋谷を舞台にしたMVがステイホーム期間の街並みを彷彿させることもあり、コロナ禍以降の、孤独を知った現代人のための応援ソングとしても聴くことができる名曲です。
ことほぎ
2023年4月26日にリリースされた配信シングル。ラテン音楽とJ-POPの融合という、Teleの新境地を開くキラーチューンです。
軽快なリズムと重厚なコーラスが印象的な本楽曲。今までにない壮大なサウンドに包まれていると、広い草原の中で風を浴びているような心地になります。
開放的な音像とは対照的に、歌詞は切ない別離を描いた内容。「さよならだけを抱き寄せないで。 / 愛される権利は君にある!」と、悲しいはずの別れをあえて祝福するその言葉からは、Teleの優しさと強さが垣間見え、前に進む勇気を貰えます。
最後に
デビューから1年余りながらも、既にスターの誕生を予感させるポテンシャルを発揮しているTele。今後さらに活動のフィールドを広げていくに違いありません。
将来の目標として、日産スタジアムでのライブを掲げている彼。その時が訪れるのはそう遠くないでしょう。