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「国民的アイドル」として愛される理由
日本中から愛されるヒットソングをリリース
SMAPと言えば『夜空ノムコウ』『らいおんハート』『世界に一つだけの花』等、日本を代表するヒットソングを多数世に送り出してきました。
楽曲提供したアーティストも、スガシカオ、槇原敬之、山崎まさよし、トータス松本、忌野清志郎、久保田利伸といった錚々たる面々が並びます。
それだけ多くのアーティストが、SMAPには音楽で日本を元気にする力があると期待し、作品を委ねてきたということでしょう。
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全員がドラマ主役級!伝説のSMAP本人役 VS 古畑任三郎
SMAPはメンバー全員がドラマ主演を経験している実力派グループです。
すでにご紹介した通り、それぞれのキャラクターや特性を存分に生かした役柄で常にトレンドを席巻してきました。
その最たるものが「古畑任三郎」のEPISODE26『古畑任三郎 vs SMAP』です。
このエピソードではSMAPが本人役で出演しており、古畑任三郎を相手に完全犯罪に挑んでいます。
脚本を手掛けた三谷幸喜の遊び心がたっぷり詰まっており、SMAPの関係性を活かしたリアルなアリバイづくりや圧巻のライブシーンは、彼らでなくては成立しなかったでしょう。
何よりこの回で胸打たれるのは、彼らが私利私欲のために犯行を計画したのではなく、仲間を救うために仕方なく手を汚したという点です。
フィクションでありながら、SMAPの行動理念を深く深く掘り下げた作品のように感じられます。
また、SMAPのマネージャーを演じた戸田恵子の存在が敏腕マネージャー飯島三智を彷彿とさせ、長年の付き合いを経て培った深い信頼関係が見て取れます。
本作の他にも、木村はEPISODE17『赤か、青か』の犯人役で出演しました。
古畑が怒りのあまり手をあげた唯一の犯人であり、こちらも神回として語り継がれています。
バラエティに男性アイドルが登用される道を開拓
SMAPは、バラエティを主戦場に戦ってきたアイドルグループです。
当時、男性アイドルがバラエティに積極的に出演するというのは非常に珍しく、旧ジャニーズ事務所の先輩達を見ても、SMAPの活動路線が非常に革新的なものであったことが分かります。
1992年から1995年にかけて放送された冠番組「夢がMORI MORI」では、本格的なコントに挑戦。
ダウンタウンの松本人志に「SMAPは脅威」とすら言わしめたその実力は確かなものです。
1996年から2016年に放送された「SMAP×SMAP」は、特にファンの支持を集めた長寿番組です。
同番組には、SMAPがゲストに料理を振舞い対決をする「BISTRO SMAP」や、SMAPの音楽面を楽しめる「S-Live」の他、コントや様々なゲームを扱った多種多様なコーナーがあり、1番組でSMAPの魅力を存分に味わえる構成になっていました。
今や、後輩たちが当たり前のようにバラエティ番組に出演していますが、その道を開拓したのは、まさにSMAPだったのです。