嵐 – 初のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』徹底解説

嵐 – 初のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』徹底解説

2020年12月31日に活動休止した

初のライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』が、2021年11月から上映開始されました。嵐は、チケットが取れないアーティストと言われることもあり、貴重なコンサートを体感できるライブ映画が話題となっています。2021年12月現在、観客動員数は100万人を突破。

今回は、嵐のファンである筆者がライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』を徹底解説します。
「嵐のことは、よく知らない…」という方も、映画に込められた思いを知れば、嵐のエンターテインメントの世界を体感してみたくなるかもしれません。

ドルビーシネマ、通常上映どちらも観覧した筆者が感じた体感の違いや、注目してほしい見どころもご紹介します。映画館で、嵐のエンターテインメントの世界を体感しましょう!

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観客動員数100万人突破!『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』解説!


嵐のライブ映画を観覧する前にチェックしておくべき情報や、応援上映の観覧マナーをご紹介します。

『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の映画情報

まずは、映画情報をお伝えします。


監督:堤幸彦
撮影監督:山本英夫
製作:ジェイ・ストーム
配給:松竹

2019年12月23日に開催された『ARASHI Anniversary Tour 5×20』のコンサートを撮影した、嵐にとって初となるライブ映画です。撮影のためだけに開催された、スペシャルシューティングコンサートの模様をおさめています。

2021年12月15日には、なんと観客動員数が100万人を突破!
日本のエンターテインメントの最高峰と呼び声高い、嵐のコンサートを映画館で体感できます。

上映開始日から感じられるファンへの思い

今回の映画は「嵐の記念日」に上映開始日が設定されています。特別な日を「ファンと共にお祝いしたい」という、嵐の思いを感じた方も多かったのではないでしょうか。

ドルビーシネマでの先行上映が、嵐のデビュー日である「11月3日」から開始。

一般上映の開始日は、リーダー大野智さんの誕生日である「11月26日」となっています。

活動休止中であっても、嵐からファンへの思いが伝わってきます。

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ペンライト、うちわの持ち込みOK!無発声での応援上映も開始

2021年12月10日から各劇場で、無発声での応援上映が開始されました。



声を出しての応援は禁止されていますが、応援上映の回であれば、ペンライトやうちわ、タオルなどのグッズの持ち込みが可能に!クラップや振り付けを楽しみながら観覧できるので、コンサート会場にいるような感覚が味わえます。

全国200館で開始されているので、応援上映で楽しみたい方は、お近くの劇場を確認してみてくださいね。

 

ドルビー対応で制作!映画館だからこそ、コンサートを追体験できる

今回の映画は、ドルビーシネマ対応で制作され、その他にもスタッフの思いやこだわりが込められています。制作のこだわりを知ると、より一層映画が楽しめますよ!

嵐にゆかりのある監督が撮影

今回映画の監督を務めたのは、堤幸彦さん。
堤監督といえば『ケイゾク』『TRICK』『SPEC』などを思い浮かべる方も多いかもしれません。

実は嵐とは、長い付き合いの堤監督。嵐との関係を振り返ってみると、デビュー以前にさかのぼります。

嵐の初主演映画『ピカ☆ンチ-LIFE IS HARD だけどHAPPY-』を監督しており、各メンバーとはドラマなどでも仕事をしている縁の深い監督です。

インタビューでは「壮大なプライベートフィルムを作るような気持ちで大切に作りました」と語っている堤監督。20周年のアニバーサリーコンサートを映画にするために、今まで関わってきた多くのスタッフが集結しており、嵐がスタッフから愛されている様子が伝わってきます。

使用されたカメラの台数は125台!映像へのこだわり

ライブ映画では、異例となる125台のカメラを使用しています。
撮影監督は、櫻井翔さんの主演映画「ヤッターマン」の撮影監督である山本英夫さんが担当。他にも、各メンバーが今まで仕事で関わったカメラマンなど、普段は映画やドラマ撮影をメインで活躍しているフィルムカメラマンが数多く参加しています。



日本の映画やドラマ撮影がストップしてしまうほど、豪華なスタッフが東京ドームに集結。嵐をよく知るスタッフだからこそ、真剣な眼差しやキラキラした笑顔が、映画の中におさめられています。

ドルビーシネマの迫力ある映像からは、演出の華やかさも体感でき、まるで会場で観ているかのような感覚さえ覚えます。



実は、筆者は運良く当日のコンサートに参加しました。
ドローンがメンバーや客席の近くを飛び回り、さまざまな角度で撮影していたので、普段観られないカットが多いのも納得です。

ドルビー対応で制作!コンサート会場に近い音響が楽しめる

堤監督はインタビューで度々「没入感を楽しんでほしい」と話しており、言葉通りコンサートに入り込める映画となっています。



筆者は、ドルビーシネマと通常上映どちらでも観覧しましたが、ドルビーシネマは360度から音楽が降り注いでくるように感じられ、まるでコンサート会場内にいるかのような感覚がありました。ドルビーシネマの迫力に、筆者も驚かされました。

ドルビーシネマで楽しめる映画館は、全国7館(丸の内ピカデリー、MOVIXさいたま、T・ジョイ横浜、ミッドランドスクエア シネマ、梅田ブルク7、MOVIX京都、T・ジョイ博多)となっています。通常上映も迫力がありますが、よりコンサート会場に近い環境を楽しみたい方は、ドルビーシネマがおすすめです。

その他の映画館でも、下記のように独自の音響技術を使用して上映している劇場もあります。



ドルビーシネマ対応の映画館が近くにないけれど、コンサートを体感して没入感を楽しみたい方は、お近くの映画館を一度確認してみてはいかがでしょうか。

MC一切なし!嵐のパフォーマンス力を味わえる

今回の映画は、MCが一切入っていないのも大きな特徴です。

MCがない分、嵐のパフォーマンス力が際立っています。バラエティー番組などで、お茶の間の姿を見ていた方は、嵐のパフォーマンスに驚かされるかもしれません。国民的スターと言われる嵐の歌声やダンス、演出を堪能できますよ。

5人でパフォーマンスする姿、今までの積み重ねきた軌跡を感じながら、時に涙してしまったり、音楽の楽しさを感じたりとエンタメの底力を感じさせられます。

見逃し注意!映画で注目してほしいポイントを4つご紹介

映画の中で、特に注目して見てほしいポイントをファン目線で4つご紹介します。

嵐の持つ歌の力

ユニゾンやハーモニー、歌声が重なった時の美しさが感じられるのも、映画の1つの醍醐味です。

各メンバーの声質は、それぞれ違うものの、ハーモニーとして重なり合うと、他にはない「嵐の歌声」として感じられ、なぜかホッとしてしまう不思議な安心感があります。また、力強いラップも嵐の音楽の魅力です。特に「La tormenta 2004」「COOL & SOUL」「A・RA・SHI」は、これまで嵐が辿ってきた軌跡が感じられ、ファンならグッと来てしまうかもしれません。

ドルビーシネマでは、歌声に包まれるような贅沢なひと時が味わえます。バラエティー番組で見せる姿とは違った、アイドルでありアーティストである嵐を知ることができますよ。

嵐の絆がうかがえるカットが満載

実際のコンサート会場で見られないカットが見られることも、映画の魅力の1つです。

映画では、歌いながらメンバー同士で手を繋いだり、腕を組んだりする様子が映し出されています。特に「Step and Go」は嵐の仲の良さが伝わってくるので、注目してご覧いただきたい1曲です。
「メンバーの仲が良い」と言われることが多い嵐ですが、映画でもそのような姿がうかがえます。

メンバー同士でコミュケーションを取ったり、微笑み合ったりする姿を目にして、見た人もつい笑顔になってしまうかもしれません。

各メンバーの魅力がつまった、足元や後ろ姿から伝わる余韻

映画におさめられた「5×20」コンサートは、各メンバーのダンスや歌声など、意外な1面が楽しめる曲が組み込まれています。

「アオゾラペダル」では、櫻井翔さんがピアノを弾く手元やペダルを踏む足元、「ダンスブリッジ」では、大野智さんの足元が映し出されていて、緊張感や呼吸が画面を通しては伝わってきます。「果てない空」を情感込めて歌う二宮さんの姿や、相葉さんの普段見せない一面が感じられる映像、松本さんがオーケストラにタクトを振る姿など、各メンバーの魅力がつまっています。

ソロ曲がない分、ダンスや歌声などから、各メンバーの意外な1面が発見できるはずです。

松本潤さんのファンを楽しませる演出

嵐のコンサートは、2007年から松本潤さんが総合演出を担当しています。毎回驚かされる演出が満載で「今回はどのようなコンサートになるのだろう」と楽しみにしているファンも多いのではないでしょうか。

例えば、2014年のツアーから導入された、無線制御型のペンライト(フリフラ)の美しい演出は、目を見張るものがあります。ペンライトを持てば、観客も演出に参加できます。

遠くの席からでも楽しめるように、ファン目線で演出が考えられています。

最新情報

「ARASHI 5×20 FILM」がアメリカ全土で公開!

大人気の映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」が3月22日よりアメリカ全土で公開されることが発表されました。

国内アーティストのライブフィルムとして、興行収入歴代1位となっっている同作。今回のアメリカ上映を皮切りに、全世界への広まりも視野に入れた展開となります。

まとめ

映画館で嵐の全力のエンターテインメントを体感して、幸せなひと時を!

嵐が届けてくれた全力のエンターテインメントを体感できるライブ映画『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』。パンフレットやネットフリックスで裏側を知ってからみると、また新たな発見があるかもしれません。

ファンだけではなく、日本のエンターテインメントの最高峰と言われるコンサートを一度目にしたい方にも、おすすめの1本となっています。

映画では、東京ドームに集まった5万2,000人の観客のペンライトを振り、歓声を上げて楽しむ姿が見られ、コロナ前の在りし日のエンターテインメントの姿を見られる映画でもあります。

「さぁ、映画館で夢の続きを始めよう。」と掲げられたとおり、映画館に行けば、嵐のエンターテイメントの世界を追体感できますよ。

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