20th Century【楽曲解説】トニセンの2022年リリース曲を徹底解説! 飾らない大人の魅力が凝縮!

20th Century【楽曲解説】トニセンの2022年リリース曲を徹底解説! 飾らない大人の魅力が凝縮!

26年間にわたり活躍し続けたV6

2021年には、集大成となる全国ツアー「LIVE TOUR V6 groove」を開催し、その活動に幕を下ろしました。

年上組の坂本昌行さん・長野博さん・井ノ原快彦さんは、2022年以降も20th Centuryとして活動を続け、現時点で3曲のオリジナル曲を配信リリースしています。

今回は、そんなトニセンの2022年リリース曲を一挙ご紹介。

大人の魅力が詰まった多彩な楽曲を徹底解説していきます。

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20th Centuryとは

20th Century(通称:トニセン)は、V6の年上組である坂本昌行さん・長野博さん・井ノ原快彦さんから成るユニット。

V6結成当時は、森田剛さん・三宅健さん・岡田准一さんから成る年下組ユニットComing Century(通称:カミセン)「ヤングチーム」と呼ばれ、一方のトニセンは対となる「アダルトチーム」と呼ばれていました。

V6として1995年に『MUSIC FOR THE PEOPLE』でCDデビューを果たすと、次第にトニセンとしての認知度も高まっていきます。

1997年には、トニセンとして初となるアルバム『ROAD』をリリース。

V6時代には、シングル曲『WISHES〜I’ll be there〜/You’ll Be in My Heart』『Precious Love』『オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ』に加え、アルバム『ROAD』『! -attention-』、さらにベスト・アルバム『Replay〜Best of 20th Century〜』をリリースしています。

この他にも、V6のシングル・アルバムのカップリング曲として多彩な楽曲を発表しているので、この機会にぜひお気に入りの楽曲を見つけてみてください。

トニセンの名曲を特集した記事は、こちらからご覧いただけます。

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20th Century 2022年リリース曲

夢の島セレナーデ

まず初めにご紹介するのは、『夢の島セレナーデ』です。

本作は、2022年5月23日に配信限定リリースされたシングル曲。

井ノ原さん主演のテレビ朝日系ドラマ『特捜9 season 5』の主題歌にも起用されました。

同ドラマは、2006年に「警視庁捜査一課9係」として放送開始され、2021年に放送された「特捜9 Season4」まで、16作連続でV6が主題歌を担当してきました。

井ノ原さんにとって思い入れのあるドラマということもあり、主題歌がトニセンに引き継がれたことは、メンバーやファンにとって嬉しい発表となりました。

作詞・作曲したのは、サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんです。

サニーデイ・サービスは、曽我部さんを中心に1992年に結成されたロック・バンド。

1994年にはメジャーデビューも果たし、1995年には代表曲『若者たち』をリリースしました。

その後メンバーの入れ替えを経て、現在はボーカル兼ギターの曽我部恵一さんベースの田中貴さんドラムスの大工原幹雄さんスリーピースバンドとして活動しています。

ロックバンドながら、フォークネオ・アコースティックヒップホップ扱う音楽ジャンルは多岐にわたります。

曽我部さんと井ノ原さん20年来の友人ということで、トニセンの新しい旅路に相応しい楽曲を書き下ろしました。

自身のInstagramにて、曽我部さんは「長い友情の途上にこの歌があると思います。」と綴りました。まさに本作の魅力がこの一言に詰まっているのではないでしょうか。

『夢の島セレナーデ』は、まさに上質な大人のフォークロックソング井ノ原さんのギター演奏も加わり、豪華なセッションが実現しました。

歌詞には辛く悲しいことも受け入れながら、笑顔で生きていこうとする前向きな姿勢が描かれています。

素敵な年の取り方をしているトニセンが歌うからこそ、歌詞の内容がより沁みて感じられるのでしょう。

YouTubeには、公式MVメイキングが公開されました。大人の休み時間を垣間見たような穏やかな雰囲気は必見です。

風に預けて

つづいてご紹介するのは『風に預けて』です。

本作は、2022年8月1日に配信限定リリースされたシングル。

SPOOX、およびフジテレビTWO番組で放送していた冠番組「トニセンロード〜とりあえず行ってみよ〜」のテーマソングにも起用されました。

作詞・作曲したのは、シティフォークバンド・グソクムズの堀部諭介さんです。

吉祥寺を中心に活動する彼らは、懐かしさと爽快感溢れるサウンドが魅力。

その作風は”ネオ風街”とも称され、幅広い層から注目を集める4人組バンドです。

グソクムズの公式Twitterにも綴られている通り、『風に預けて』トニセンとのセッションの中で生み出された楽曲。

その模様は「トニセンロード」のエピソード8でも放送されています。

『風に預けて』がお披露目された同放送回では、トニセンとグソクムズが初対面を果たし、セッションを繰り返しながら楽曲のアレンジを決めていきました。

トニセンはスタジオに入るや否や、まさかの1発目からレコーディングをスタートする猛者ぶりを発揮。

その後、改めてグソクムズと自己紹介を交わし、さらに時間をかけて楽曲を磨いていきます。音楽を通して語り合う両者の姿が印象的な回でした。

「トニセンロード」最終回となったエピソード12では、『風に預けて』の映像収録のため、トニセンとグソクムズが熱海に集結しました。

あいにくの雨で撮影はどうなることかと思われましたが、「行きついた先がゴールだからしょうがねえんだ」という坂本さんの力強い言葉のおかげか、徐々に晴れ間が見え始めます。

ドローンを駆使しながら、海辺をバックに無事撮影を終えた一同。最後にはお酒を交わしながら、ゆったりとした時間を過ごしました。

こうして生み出された『風に預けて』は、「トニセンロード」のコンセプトにもピッタリ清涼感溢れるサマーチューンに仕上がっています。

「自分らしく行こう」という、トニセンらしさをそのまま体現したような名曲が誕生しました。

水曜日

最後にご紹介するのは、2022年10月17日に配信限定リリースされたばかりの最新シングル『水曜日』です。

本楽曲は、トニセンも出演する「ニベアメン アクティブエイジシリーズ」のCMソング

「NIVEA MEN」は、日本での発売開始から20周年を記念して「20th Century」を起用したそう。同シリーズのCMでは、史上初となる日本人の起用となりました。

今回の起用に際し、「(同シリーズのCMは)かっこいい外国人の男性が出演しているイメージ」だったと語るトニセン。

本人たちは「下町育ちの私達でいいのかな」とコメントしていましたが、その飾らなさが男性にもスキンケア商品を身近に感じさせ、同商品をより手に取りやすくさせてくれるのではないでしょうか。

現在、「ニベアメン アクティブエイジ 続けよう」篇「ニベアメン アクティブエイジ ケア開始」篇が全国で放送されています。


さらに、YouTubeではメイキングムービーも公開されています。

『水曜日』を手掛けたミツメは、2011年にデビューした4人組バンド

同バンドのギター兼ボーカルを務める川辺素(かわべもと)さん作詞を務め、作曲をミツメが担当しました。

今作の制作にあたり、トニセンが今気になっているアーティストを話し合ったところ、名前が挙がったのがミツメでした。

楽曲制作の過程を辿ると、トニセンらしさとミツメのクリエイティブさが見事に融合している事が分かります。

まずミツメから貰った仮歌を聴き井ノ原さんが自分の解釈で歌い直したデモを坂本さんと長野さんにプレゼン。

2人も納得したところでそのテープを再びミツメに戻しオケのアレンジを作り直してもらったのだそうです。

一週間の半ばである「水曜日」は、まだまだ踏ん張りどころでもあります。だからこそ、トニセンは木曜日からまた頑張れるような曲を作りたいと要望し、本作が完成しました。

リリースと共に公開されたMVは、トニセンのシュールなダンスも見どころの1つです。

振付ユニットのCRE8BOYがダンスコンセプトを考え、視線や振付の角度までこだわって制作されました。

”面白いことこそ真剣に”やってきたトニセンの魅力が、前面に打ち出された映像作品となっています。

さらに、80年代アイドル風のジャケット写真は、SNSでも話題となりました。

こちらは、トニセンが憧れていた先輩の姿をオマージュしたそう。坂本さんは、具体的な例として一世を風靡した「新御三家」を上げています。

MEMO

「新御三家」とは、郷ひろみさん・西城秀樹さん・野口五郎さんを指します。1970年代から1980年代を中心に絶大な人気を集めました。

若い世代には新鮮に、そして同世代には懐かしさと同時にカッコよく映るよう意識して撮影に挑んだそうです。

トニセンの最新の魅力が詰まったシングル『水曜日』。ぜひMVと共にお楽しみください。

最後に

今回は、20th Centuryの2022年リリース曲を一挙にご紹介しました。

どの年代も一生懸命に駆け抜けたトニセンだからこそ伝えられる言葉の深み、そして力の抜けたカッコいい大人の魅力が、それぞれの楽曲から感じられたかと思います。

まだまだ進化を遂げるジャニーズアイドル20th Century

これからもトニセンの発表曲に注目していきましょう。

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