TOKIO【楽曲解説】今こそ聴きたい!国民的バンドの隠れた名曲を厳選紹介!

TOKIO【楽曲解説】今こそ聴きたい!国民的バンドの隠れた名曲を厳選紹介!

2010年代の名曲

路傍の花

『路傍の花』(ろぼうのはな)は、2010年8月11日にリリースされた43rdシングル『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』の通常盤に収録されたカップリング曲です。

HIKARIさん作詞・作曲・編曲を務め、TOKIOのロックサウンドにストリングスを融合させたエモーショナルな楽曲となっています。

道端に咲く花を題材にした楽曲はたくさんありますが、なかでも『路傍の花』は、リアルな情景描写繊細な感情表現が秀逸な作品です。

厳しい環境下でもたくましく成長する花に、自身の境遇を重ねる主人公。彼はあの花のように踏ん張ってみようと自分を鼓舞します。

同時に、それぞれの花が異なる色を持っているように、自分を誰かと比べる必要はないんだと気づかされるのでした。

本作はただ単に綺麗ごとを綴った応援歌ではなく、自分の感情を素直に捉えた上で前を向く強いエネルギーを持っています。

「希望のフレーズは 溢れてるけど ただひとつ自分の歌があればいい」という歌詞に、この楽曲の真髄が見て取れます。

Dream & Breeze

続いてご紹介するのは『Dream & Breeze』です。

この楽曲も、43rdシングル『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』の通常盤に収録されたカップリング曲です。

本作の魅力は、普段あまり聴けないメンバーの歌声を堪能できることでしょう。

というのも『Dream & Breeze』は、メインボーカル山口さん、国分さん、城島さん、松岡さんが務めた珍しい楽曲なのです。

さらに、普段ボーカルを務める長瀬さんは、前奏のコーラスリードギターを担当。非常に贅沢な楽曲編成となっています。

スイッチボーカルを採用した本作では、メンバーがリードボーカルを交代しながら、同時にハモりも担当しています。もちろん楽器演奏と並行するので、TOKIOのアーティスト力を存分に注ぎ込んだ作品であることが分かります。

作詞したTAKESHIさんは、TOKIOの代表曲『花唄』の作詞も手がけたミュージシャン。

その他にも『Stardust Lover Orchestra』『do! do! do! 』等、多彩な楽曲をTOKIOに提供しています。

作曲を手掛けたのは加藤裕介さん。彼は、嵐の『One Love』V6の『蝶』KinKi Kidsの『鍵のない箱』等、ジャニーズの人気作の作曲を担当しました。

また、編曲にはお馴染みのHIKARIさんが携わっています。


青い空に書きなぐった あてもない
夢だけど 少し分かってきた
願う人に支えられてまた理想に
近付いて 優しさに触れては光る涙

歌詞を読み解いてみるとTOKIOの青春時代を思わせたり、彼らとファンの関係性を描いたような内容にも捉えられます。

「夢とそよ風」という意味のタイトルどおり、爽やかさの中にほんのり香る甘酸っぱさが魅力

ファンの間でも非常に人気の高い作品の1つです。

PLUS

2011年2月8日にリリースされた『PLUS』は、TOKIOにとって初の配信限定シングル

同年3月から開催された全国ツアー「TOKIO LIVE TOUR 2011 +PLUS+」のために書き下ろされました。

本作では、作詞・作曲城島茂さんが手掛け、編曲TOKIOが担当しました。

メンバー全員にソロパートが割り振られていますが、基本的には城島さんがメインボーカルを務めています。

本作の魅力は、城島さんの情緒豊かな感性が詰まった歌詞や音楽です。

1年をあえて「52週」と表現することで、君といたい「1日」をより一層強調させました。

また「その時々」や「季節」を意味する「をりふし(折節)」という言葉を取り入れ、主人公の目に映る景色の移り変わりを美しく表現しています。

『PLUS』に描写されているのは、最愛の人と過ごす中で導き出した「人生の方程式」

別れをモチーフにしながらも、後味はすっきりとした楽曲に仕上がっています。

Sometimes

『Sometimes』は、2012年8月22日にリリースされた12thアルバム『17』に収録された楽曲です。

こちらの楽曲は、ボーカルの長瀬智也さん作詞・作曲・編曲を手がけました。

本作は、恋人への思いをダイレクトに綴ったラブソング

これまでの人生で誰かに貰った愛情を、今度は僕が君へと注いでいくという想いが繊細に描かれています。

長瀬さんの力強い歌声が気持ちよく流れ込んでくるロック・バラードとなっています。

The Course of Life

最後にご紹介するのは『The Course of Life』です。こちらの楽曲も、12thアルバム『17』に収録されました。

作詞・作曲国分太一さん編曲HIKARIさんが担当。フジテレビ系列で放送中のバラエティ番組「TOKIOカケル」のエンディングテーマにも起用されました。

「The Course of Life」とは、いわば「人生の行路」です。

困難や逆境にぶち当たった時、人の温かさに救われたことを思い出す主人公。

「ルートはひとつだけじゃない」という歌詞の通り、たとえ目指す先は変わらずとも、その過程は人生を辿る中で変化して良いんだと思わせてくれます。

夢を追う人ならば、年齢を重ねれば重ねるほど現実と理想のギャップに不安を抱えることもあるでしょう。

この楽曲は、そんな夢や目標との付き合い方を落ち着いて考えさせてくれます。

カッコいい歳のとり方をしたTOKIOが歌うことで、この上ない説得力が生み出されました。

最後に

今回は「TOKIOの隠れた名曲」を12曲厳選してご紹介しました。

TOKIOの楽曲を手に取ったことがない人にオススメなのが、2012年にリリースされた3rdベスト・アルバム『HEART』です。

こちらのアルバムでは、ファンのリクエスト投票によって集められたTOKIOの人気曲を収録。

TOKIOの代表曲から今回ご紹介した隠れた名曲まで手軽に楽しむことが出来ます。

魂に響く音楽を探し求めている方は、ぜひ一度TOKIOの楽曲を聞いてみてください。

「アイドル」だけではくくれないアーティストの魅力を感じられるはずです。

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