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超学生といえば!“実写”と“ガナリヴォイス”
「初音ミクの消失」10(14)万回再生 どうもありがとうございます。カメラが変わってサムネ元画像が横長になりました pic.twitter.com/HmYtk4Tlb0
— 超学生 (@tyougakusei) September 16, 2022
プロフィールでも簡単に紹介しましたが、超学生を知る上で欠かせないポイントといえば「実写」と「ガナリヴォイス」です。
特に、原曲のモチーフを取り入れた実写のサムネイル画像は特徴的で、動画を開かずとも「超学生の歌ってみた動画」と分かりやすいのがポイント。
毎回着用しているベネチアンマスクも印象的で、超学生のトレードマークとして浸透しています。
また、歌声については、ガナリヴォイスに挑戦したところ、反響が良かったため継続。
“がなり”を取り入れた表現の幅を広げていき、現在の迫力ある歌唱スタイルが定着しました。
“がなり”は本来、喉への負荷がかかりやすい発声方法。発声の仕方や相性によっては喉を傷つけてしまうリスクもありますが、超学生の歌い方や喉的には合っていたそうです。
得意とする歌い方で人気となったのは幸運でもあり、運命的ともいえますね。
超学生の音楽活動!ここがスゴイ
ここからは、超学生の音楽活動における魅力を”スゴイ”ポイントに絞ってご紹介します。
音楽活動の背景を知ってから楽曲を聞くと、違った視点から彼の歌ってみた動画を楽しめますよ。
レコーディング&ミックス&映像編集&エンコードも担当
一般的な歌い手の制作環境です pic.twitter.com/GdYLRJpQjF
— 超学生 (@tyougakusei) September 3, 2022
歌唱だけでなく、レコーディングからミキシング、映像編集、動画投稿のエンコードまでをすべてこなしてしまうのが超学生の“スゴイ”ところ。
特にミックスや動画制作は、ほかのクリエイターに依頼する方も多い工程ですが、彼はほとんどの動画を一人で手がけています。
その背景には、興味を持ったことに何でも挑戦してみる行動力がありました。
実は歌い手デビューをした小学生の頃から、歌ってみた動画の制作作業に興味を持っていた超学生。
YouTubeに投稿されていた講座動画等を見ながら挑戦し、独学で編集技術を身に着けてしまったのです。
ちなみにミックスは、同じように歌・ミックスの両方を行っている歌い手のまふまふや赤ティン、そらるなどの影響を受けています。
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実写×本家MVの動画制作
歌唱している実写映像に、透過させた原曲のオリジナルMVを重ねる動画のスタイルも魅力のひとつ。
楽曲に合わせてボディペイントを行うなど、モチーフを取り入れた表現にも挑戦しており、原曲へのリスペクトや愛が感じられます。
動画の特徴が特に分かりやすいのが、日清カップヌードルのタイアップ曲『サラマンダー』(DECO*27)の歌ってみた動画。
原曲リスペクトの映像だけでなく、中盤では実際にカップラーメンを食べている様子も見られます。
歌唱中に急いで麺を啜る姿は視覚的にも面白く、斬新です。
このような手法は、メジャーアーティストのMVなどで、レコーディング風景がそのまま映像として使われているところからアイデアを得たそう。
また、バルーン(須田景凪)の実写MVを見て「面白い」と感じたのもきっかけでした。
面白いと思ったものや良いと感じたものを素直に取り入れ、挑戦できるフットワークの軽さとアンテナの広さが彼のスゴイところです。
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大切なのは週一投稿
音楽の技術、アイデアなど、超学生のスゴイところはたくさんありますが、何よりもスゴイのは、週一投稿を何年も継続している点です。
歌の収録やミックス、動画制作、エンコードなど、すべての作業が1週間以内に行われ、木曜日を目安にほとんど毎週動画を投稿しています。
作業量だけでなく、喉にとってもかなりのハードスケジュールですが、毎週高いクオリティの歌ってみた動画を投稿できているのは、日頃のケアや発声の仕方がしっかりしている証拠でしょう。
また、投稿を継続している計画性の高さや活動への高い意欲も感じられます。
忙しいながらも週一投稿を継続しているのは、高頻度の投稿を続けると、さまざまな人に動画を見てもらえる機会が増えるから。
また、週一投稿には「今週はこんな表現をしてみた/技法を使ってみた」など、超学生の音楽に対する挑戦を発表する場という側面もあります。