「女に振り回されすぎじゃない・・・?」
思わずそう思ってしまうような独特なラブソングを歌う3人組バンド・This is LAST(でぃす いず らすと)。
胸が苦しくなるような切ない歌詞に共感を覚える人もいれば、どこか癖になる失敗続きのラブストーリーに中毒性を覚える人もいるなど、様々な楽しみ方ができる楽曲が魅力です。
どの楽曲もストーリー性が高く、聴いた後はまるでドラマを1本見たかのような不思議な感覚に陥るのもまた魅力的。
一体彼らは何者でどんな楽曲があるのか、This is LASTのメンバーや楽曲について解説していきます。
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目次
This is LAST・バンド名の由来
- 菊池陽報/ボーカル、ギター
- りうせい/ベース、コーラス
- 鹿又輝直/ドラム
「This is LAST」は、千葉県・柏市で結成されたスリーピースロックバンド。
元々は別のバンド名で活動していたようですが、2018年5月からThis is LASTとしての活動が始りました。
活動歴は今年で3年目とまだまだ浅いものの、YouTubeにアップしたMVの再生回数がじわじわと伸びている期待の若手バンドです。
ボーカルの菊池とベースのりうせいは兄弟。菊池が兄でりうせいが弟です。
バンド名の由来
This is LASTのバンド名の由来は、その名の通り「これで最後にしよう」という思いにあります。
This is LASTになる前は様々な試行錯誤の元、バンド名や形態を変えながら活動していたそうです。
しかし、とある出来事がきっかけでこれまでとは違うスタイルの楽曲ができ、方向転換を決めたのが2018年春のこと。
「次頑張ればいいや」という甘えを捨て、「これで最後だ」という強い思いのもと、This is LASTという名前がつけられました。
This is LASTのメンバー
菊池陽報(きくち あきつぐ)/ボーカル、ギター
菊池陽報はThis is LASTのボーカル兼ギター。
自身の実体験を元に、全楽曲の作詞と作曲を担当しています。
つまり、This is LASTのフロントマンであり楽曲のキーマン。
また、ベース担当りうせいの兄でもあります。
バンドに興味を持ったきっかけはバンドマンを描いた「BECK(べっく)」という映画。
現在は動画投稿サイト「Tik Tok」に自身の弾き語りやカバー動画を投稿しています。
りうせい/ベース、コーラス
りうせいはThis is LASTのベース兼コーラス担当です。
ボーカル・菊池陽報の弟。
This is LASTの前のバンドからベースを務める初期メンバーでもあります。
好きなものはお菓子の「パイの実」と映画。
ベースを始めたきっかけは兄・菊池に「ベースを弾いてほしい」と頼まれたことがきっかけ。This is LASTとして活動する直前まで看護学校に通っていたようです。
鹿又輝直(かのまた てるただ)/ドラム
鹿又輝直はThis is LASTのドラム担当。
りうせいと同じく前バンドからのメンバーです。
元々はメタルコア系の楽曲のドラムを叩いていたそう。
ドラムを始めたきっかけはYouTube。ゲーム実況を配信していたユーチューバーがドラムの演奏動画も配信しており、憧れ始めたんだとか。
This is LASTの経歴
活動3年目とまだまだ駆け出しの彼ら。
残念ながらThis is LASTになる前のバンドの情報はあまりありませんが、彼らがこれまでどんな生活を送っており、何がきかっけでThis is LASTになったのか気になりますよね。
This is LASTとして活動する前の彼らの様子や、This is LASTの経歴をご紹介します。
This is LAST結成前〜結成
This is LASTが結成されたのは2018年の春のこと。
それまでは激しい音楽を奏でるハードコアバンドとして活動していました。
ちなみに、前バンド結成はボーカル・菊池陽報が大学に進学した頃。
しかし、「音楽で食べていきたい」という思いが強くなり、のちに「ロックスターになる」と書いた退学届を提出します。
一方、ベースを務める弟のりうせいは看護学校に通いながら、ドラムの鹿又は大学に通いながらバンド活動を続けていたようです。
ボーカルの陽報は親を心配させないため、のちに携帯会社に就職。ベースのりうせいも一時は音楽から離れていた時期がありました。
なかなか活動が捗らない彼らでしたが、ある日事件が起こります。
それが、ボーカル・菊池陽報の彼女の浮気。
自暴自棄になった菊池でしたが、弟・りうせいの「歌詞にしてみたら?」という助言を受け楽曲作成に取り掛かります。
そして出来上がったものが、This is LASTとしての活動のきっかけになる切ない系ラブソング。
当時組んでいたバンドとは全く音楽性の違う楽曲だったようですが、りうせいも鹿又も心を打たれ、方向転換ののちバンド活動に本腰を入れ始めます。
ここが「This is LAST」としての活動の始まり。
「これで最後にしよう」という思いを胸に、3人はThis is LASTとして動き出します。
ドラム・鹿又は、演奏中でも切ない歌詞に胸が締め付けられ、グッとくることがあるそう。
YouTubeで話題に!
2018年9月、This is LASTとして最初の作品「殺文句」のMVをYouTube上に公開します。
続いて半年後、彼らの代表曲でもある「愛憎」のMVを公開。
徐々にSNSで話題になり、YouTubeの視聴回数が伸び始めます。
勢いづいてきた彼らは2019年11月、ミニアルバム「aizou」をリリースし発売を記念するツアーを敢行。
着々とファンを増やし、SNSやYouTubeへのコメントや感想が盛り上がりを見せ始めました。
胸をえぐるような切ない歌詞に共感する若者が増え、YouTube上の「愛憎」のコメント欄には1,000件を超える共感の声や感想が寄せられています。
さらに勢いに乗った彼らは、同年12月に「アイムアイ」のMVを公開。
翌2020年4月には2ndミニアルバム「koroshimonku」をリリースし、収録曲「結び」のMVを公開するなど活動はますます盛んに。
そして2020年11月には初のベストアルバムとなる「別に、どうでもいい、知らない」をリリース。
新たに「ひどい癖」のMVを公開し、これまでの楽曲と共に再生回数をじわじわと伸ばし続けています。
2021年の活動は?
結成3年目を迎える2021年は、5月に1stシングル「ポニーテールに揺らされて」をリリース予定。
シングルリリースを記念するツアー「夏休みは始まる前が一番楽しい」も予定されています。
また、TVや雑誌などへ出演機会も増加中。
一部の楽曲はカラオケでの配信が開始されるなど、今後はさらなる知名度アップ&活躍を果たしそうです。
This is LASTの代表曲
彼らの楽曲の元になっているのは、ボーカル・菊池陽報の実体験。
経験者だからこそ表現できるリアルな感情は、まさに切なさの極みと言えるでしょう。
情景がしっかりとイメージできるため、仮に浮気されたり、好きな人の本命になれなかったりという経験がなくても感情移入することができます。
彼らの代表曲をご紹介しますので、ぜひ世界観に浸ってみてください。
殺文句
「殺文句」はThis is LASTが最初に作ったとされる楽曲です。
2ndミニアルバム「koroshimonku」の表題曲でもあります。
楽曲の内容はというと、恋人にセカンドとしてキープされ続ける男の気持ち。
<気づけば2番目で待てをくらった>という歌詞がなんとも切ないです。
「なぜ別れないんだろう・・・」と思った方も多いかもしれませんが、ここで登場するのが彼女の殺文句。
朝帰りを繰り返しながらも、「あなたが1番よ」なんて言葉をかけ続けているのです。
これが実体験だと思うと・・・胸が痛くなりますね。
愛憎
「愛憎」はThis is LASTが2番目に作ったと言われている彼らの代表曲。
YouTubeのコメント欄には連日のように「共感しました」という旨のコメントが寄せられています。
ちなみに、こちらも恋人の本命にはなれなず、セカンドとして相手を思い続けるという切ない気持ちが歌われています。
<待って/黙って君を愛し抜けるから/誰かの代わりなんて知ってるから>という歌い出しが、2人の関係の全てを物語っていますね。
楽曲では主語が「僕」、相手が「君」ですが、女性からの共感のコメントも多いです。
今日も誰かがこんな恋に悩んでいるのだと思うと、「もっと他にいい人いるよ・・・」なんて声をかけたくなってしまうほど切ないストーリーです。
アイムアイ
「アイムアイ」は1stミニアルバム「aizou」に収録されている楽曲です。
同曲も他の曲と同様、恋人のセカンドとして苦しむ心情が歌われています。
ちなみに、ボーカル・菊池陽報は「付き合った彼女全員に浮気された」とのこと。
一体なぜ浮気されて続けてしまうのでしょうか・・・。
しかし、ただ泣いて悲しむのではなく、きちんと恋人にぶつかっているのが彼のいいところでありドラマが生まれるポイントでもあります。
「アイムアイ」に登場する他の男の存在を問い詰めたことに対する彼女の返答と思われる<「会わないし、戻ることなんてもう絶対にないから」>というフレーズはまさに賜物ですね。
結び
「結び」は2ndアルバム「koroshimonku」に収録されている楽曲。
冒頭は身支度をする彼女の姿を見つめ、「自分にはもったいないなぁ」とのろけるような描写から始まります。
続いて歌われるのは、彼女へのまっすぐな思いや彼女のために頑張ろうとする決意。
曲調も柔らかく、「This is LASTらしからぬラブソングか!?」と思わせますが・・・ちゃんとオチつき。
ぜひ楽曲を通して聴いて、彼の恋を見守ってあげてくださいね。
ひどい癖
This is LASTの中でもとりわけ赤裸々な歌詞が印象的なのが「ひどい癖」という楽曲。
1stフルアルバム「別に、どうでもいい、知らない」に収録されています。
何が赤裸々なのかというと、楽曲の主人公であるカップルを取り囲む情景。
つまり、ボーカル・菊池陽報とその彼女が過ごす部屋のことです。
「え、こんなことまで歌っちゃう!?」とびっくりするような歌詞が並んでいます。
そして同曲に登場する女性も期待を裏切らないひどさ。
「早くいい人に出会えるといいな」なんて、別の視点からも彼らを応援したくなってしまう1曲です。
This is LASTのまとめ
This is LASTというバンド名に込めた「これが最後」という思いの通り、これまでにない活躍ぶりを見せる彼ら。
彼らにとっては大きな方向転換直後であり、まだ探り探りの部分があるかもしれません。
だからこそ、彼らの実力や音楽性はいい意味で未知。
今後どのような楽曲を展開していくのかが非常に楽しみですね。
これからの彼らの活躍に期待しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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