2017年に福岡で結成された新世代バンドyonawo。
ゲスの極み乙女。や、indigo la End、ジェニーハイで活躍し、今や日本を代表するミュージシャンの1人である川谷絵音氏が絶賛し、その名を世に轟かせたR&B、ソウル、ロックバンドです。
2019年にメジャーデビューし、タイアップや全国的なイベントへの出演で、地名度を上げ続ける彼らの魅力を徹底的に紹介していきます!
目次
yonawoとは?
yonawoは2017年に福岡県で結成された4人組のバンドです。
結成から1年あまりで発表した2枚のEPが即完売するなど、地元のシーンで圧倒的な存在感を放っていた彼らは、2019年にメジャーデビュー。
2021年に出演したフジロックフェスティバルでも堂々のパフォーマンスを見せ、今話題沸騰中のバンドです。
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yonawo・メンバー
荒谷翔大
ボーカルやキーボードを務める荒谷は、全ての曲の作詞作曲も担当しています。
高校卒業後はワーキングホリデーでカナダのバンクーバーに滞在していたこともあるそうで、幼い頃から洋楽を好んで聴いていたそうですが、はっぴいえんどの「風を集めて」を聴いてからは、日本語の歌詞も良いと感じるようになったといいます。
ちなみに「風をあつめて」を聴かせてくれたのはギターの斉藤の幼馴染であり、ベースも弾いていたヨナオくんで、彼の名前がバンド名の由来になっています。
斉藤雄哉
父親は過去にメジャーデビューしたこともあるほどの音楽家で、実家にギターやピアノがあった斉藤は、ボーカルの荒谷とは、中学時代に同じサッカークラブに所属していました。
お互いにカーペンターズやビートルズが好きだということで仲良くなった二人ですが、斉藤は現在も、UKロックからジャズやR&B、J-POPなど幅広いバックグラウンドを感じさせるギタープレイを魅せます。
専門学校でレコーディングについても学んだ彼は、制作面でもバンドを先導するメンバーの1人です。
田中慧
元々は、激しめのロックバンドでギターボーカルをやっていたという田中ですが、荒谷が弾き語りで歌った曲を聴いて、グッと来たといいます。
そのため、彼らと一緒にバンドがしたいという理由で、ベースに転向し、当時バンクーバーにいた荒谷にTV電話で直談判したそうです。
荒谷の帰国後、yonawoは本格的に活動を始動します。
野元喬文
ベースの田中とは、高校時代から一緒にバンドをやっていた野元は、シンプルなビートから、電子音を含めた打ち込みまでこなすプレーヤーです。
絵が好きで、一時期は美大を目指そうかとも思っていたという野元。
yonawoのEPやアルバムのアートワークも彼の手によるものです。
yonawo・経歴
結成~メジャーデビュー
地元の福岡で出会った4人でしたが、荒谷がワーキングホリデーから帰ってきたタイミングと、残りのメンバーが高校を卒業する時期が重なり、本格的にバンド活動を開始したyonawo。
元々友人どうしだったこともあり、スムーズに曲作り、レコーディングを行っていきました。「レコーディングスタジオで録る」という感覚がなく、「音源は家で作るもんっしょ」くらいの感じだったという4人。まさに新世代バンドです。
そして2018年に自主制作した2枚のEP「ijo」、「SHRIMP」はCDパッケージが入荷即完売となります。
2枚のCDは、地元のチャートにもランクインし、早耳リスナーの間で話題になりましたが、彼らに注目したのはリスナーだけではありませんでした。
2019年の春に、京都に拠点を置くインディーズレーベル、マネージメント会社のbud music(バドミュージック)に声をかけられ契約を結びます。
それを機に、東京を始めとする、福岡県外のライブも増えていくと、遂にその音はメジャーレーベルの耳にも届きます。
2019年11月には、配信限定シングル「ミルクチョコ」で、ワーナーミュージック・ジャパン内のAtlantic Japanよりメジャーデビューを果たしました。
「LOBSTER」
2020年4月に初の全国流通盤となる6曲入りのミニアルバム「LOBSTER」をリリースします。
音源と共に、自主盤である「SHRIMP」からの成長を感じさせる「LOBSTER」というタイトルは、実は地元で使っていたスタジオの部屋の名前だそうで、バンドの成長と共に入るのも小さな「SHRIMP」から「LOBSTER」へと変わったそうです。
ギミックの効いたネーミングセンスにも、彼らの哲学が感じられます。
「明日は当然来ないでしょ」
「LOBSTER」をリリースしてたった2週間ほど後、yonawoはdemoとして「desk」を配信限定で公開します。
このdemoには、前作「LOBSTER」に収録された曲のデモ段階での録音だけでなく、次作「明日は当然来ないでしょ」に収録されることとなる未発表曲も収められていました。
同じ楽曲の違うバージョンを堪能できることに、ビートルズの「Let It Be…Naked」を聴いた時と似た感覚を得たのは筆者だけではないと思います。
そして、11月には、Paraviオリジナルドラマ「love⇄distance」主題歌オープニング曲「トキメキ」、さらに待望の1stフルアルバム「明日は当然来ないでしょ」をリリースします。
リード曲の「天神」は史上初となる福岡FM3局で同時パワープレイを獲得しました。
同じく11月に開催された全国5都市での初のワンマンツアーyonawo 1st full album「明日は当然来ないでしょ」release one man live tourは全公演チケット即完売し、その注目度の高さを世間に知らしめます。
年が明けても、1月に配信シングル「ごきげんよう さようなら」、3月に配信シングル「浪漫」、5月には冨田恵一(冨田ラボ)プロデュースによる配信シングル「哀してる」を次々にリリースします。
さらに、8月11日(水)には2ndフルアルバム「遙かいま」をリリースし、直後に「FUJI ROCK FESTIVAL ‘21」へ出演することも発表しています。
最後に
福岡から全国、世界へ…。
今後の活躍に期待せずにはいられない、大注目のバンドyonawoについて紹介してきました。
個人から、インディーズ、そしてメジャーデビューと活動の場所を変えても、一貫した音楽性と信念を形にし続ける彼らは、間違いなく日本を代表するバンドになることでしょう。
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