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Mr.Childrenの隠れた名曲10選 Part.3
SUNRISE
次に紹介するのは、「SUNRISE」です。アルバム「HOME」に収録の楽曲。この曲は、ミスチルの楽曲の中でも特に「異質」としてファンの間で語られています。
どこが異質なのか、それは「引きこもり」をテーマにしていること。歌詞のところどころに、世の中から弾かれてしまった悲痛さを感じられる表現が散りばめられています。曲名の「SUNRISE」は、朝日がのぼることを人生の再起に喩えて、もう一度輝きたいと思っている心情の暗喩となっています。
ピアノのイントロから静かに始まるメロディーは、清々しい朝を連想させます。しかしこの主人公は部屋の中にいて、朝の輝きにすら悲しみを覚えてしまっている様子。
公園の方から笑い声 最後に笑った日 思い出そうとして やめて
かつて外の世界に出ていたことを思い出して、言いようのない絶望が襲いかかります。
思い切り息を吸い込んで この想いを空に放ちたい
自分の世界に閉じこもった 冴えない気分から抜け出して
それでも、人生をあきらめず、外の世界にいつか飛び出して、自分を表現したいという気持ちは色あせていません。
最後のフレーズでは、
何度沈んだってサンライズ この胸に輝かせていたいんだ
と歌っており、まだまだ自分は終わっていないという思いが伝わる曲です。
現状がうまくいっていない方にとっては、背中を押してくれる曲となるでしょう!
Simple
次に紹介する曲は、「Simple」です。アルバム「DISCOVERY」に収録。まるでプロポーズの言葉のような歌詞が、人気の理由となっています。ミスチルファンの中では結婚式の曲として使用されることも多いようです。
曲名の通り、歌詞も楽器構成もシンプルなものとなっています。
アコースティックギターのイントロから始まり、優しい雰囲気の曲調が心を穏やかにしてくれます。キャッチーなメロディーで歌うのは、長い間寄り添ってきた「君」への思いです。ゆったりとしたテンポで、桜井和寿の歌声がすっと染み入ります。
マイナス思考で悩みまくった結果
この命さえも無意味だと思う日があるけど
曲の主人公には、何やら悩みがある様子。そんな気分でも、「君」が笑うことで明るさを取り戻します。
10年先も 20年先も 君と生きれたらいいな
サビの歌詞は、まさにシンプルな愛の言葉。ずっと一緒に、そばにいて欲しいという気持ちが伝わります。
大切な人が、そばにいてくれることの幸せを感じ取れるのがこの曲。
心温まる曲を聴きたいなら、「Simple」をおすすめします!
横断歩道を渡る人たち
最後に紹介するミスチルの隠れた名曲は、2010年リリースの「横断歩道を渡る人たち」です。32ndシングル「GIFT」のカップリング曲であり、アルバムに収録されていない幻の名曲として、ファンの間で有名でした。2010年9月公開のドキュメンタリー映画「Mr.Children / Split The Difference」のDVD作品に付録CDとして収録され、非常にレアな曲となっています。
アップテンポで流れてくるのはハーモニカの音。ノリノリなテンションの曲は気分を否応なく高めます。
この曲は、車の中で信号待ちをしながら、横断歩道を渡るさまざまな人たちを見て、自分に投影しているという内容です。
腰の曲がった老人やスカートの短い女の子、小さな子供をつれた母親、ギターを抱えて仲間と歩く少年など、この曲に登場する人物は十人十色です。
それぞれの人生に、あくまで主観的に思いを馳せている様子が描かれています。
昨日の僕が 明日の僕が 今 目の前を通り過ぎていく
横断歩道を渡る人はそれぞれ違うけど、きっと同じような経験をしていくのだろうと。そんな思いが表現されています。
横断歩道から見える日常の風景から、これだけ想像力を膨らませるのはMr.Childrenならではといったところでしょう!
まとめ
今回紹介したMr.Childrenの隠れた名曲は、以下の10曲です。
- 友とコーヒーと嘘と胃袋
- あんまり覚えてないや
- ファスナー
- ひびき
- つよがり
- 声
- CANDY
- SUNRISE
- Simple
- 横断歩道を渡る人たち
作る曲すべてが名曲、「捨て曲がない」とも言われるMr.Children。誰でも知ってるヒット曲もあれば、ファンの間でひっそり語られる名曲も存在しています。
Mr.Childrenの隠れた名曲を聞いてみると、より魅力が深まりますよ!ぜひ聴いてみてくださいね。