年々、その暑さを増している夏。
解放的な気分になると、その気持ちを高めるためにドライブや旅行に行きたくなる季節です。そんな旅のお供に最適なものといえば、夏をイメージした音楽ですよね。
今回は、夏に聴きたい邦楽ロックバンドの名曲を8つ紹介していきます。
夏フェスに参加するアーティストの楽曲で構成されているため、ぜひロックバンドやフェスの参考にしてみてください。
目次
夏に聴きたい邦楽ロック8選 Part.1
9mm Parabellum Bullet/All We Need Is Summer Day
轟音の中にどこか懐かしい印象を受けるロックバンド9mm Parabellum Bullet。
彼らが2022年にリリースした楽曲『All We Need Is Summer Day』は、コロナ禍で声出しが禁止されている中オーディエンスとの一体感を高めるために制作された楽曲です。
楽曲をリードするドラムスとベースは、9mmらしさが詰め込まれた重厚感を持っています。サビ前の「All We Need Is Summer Day」の合唱は、フェスでの一体感を高めるためのアクセントであり、長く続いた閉鎖的な状況からの解放という意味が込められています。
熱量のあるAメロとBメロを抜けて解き放たれるサビは、Vo.菅原が得意とする伸びのある高音が魅力的。口ずさみやすいテンポと、追い立てるような激しいサウンドが相まって身体の芯まで熱くさせる楽曲です。
MVでは、メンバーの周囲を囲むように設置されたスクリーンに、空や雨、フェスの映像を投影しています。じめじめとした梅雨を吹き飛ばす映像美にも注目してみてください。
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ASIAN KUNG-FU GENERATION/江ノ島エスカー
現代の邦楽ロックの基盤を作り上げたロックバンド ASIAN KUNG-FU GENERATION。
そんな彼らが2008年にリリースしたアルバム「サーフ ブンガク カマクラ」は、収録曲に江ノ島電気鉄道の駅名が付けられており、聴く人をノスタルジックな世界に引き込む作品です。アルバム全体の雰囲気もどこか脱力感があり、横揺れを誘うムードが夏のイメージにマッチします。
同アルバム収録曲『江ノ島エスカー』は、Vo&Gt.後藤が江ノ島の美しい景色を見てふと浮かんだ風景を落とし込んだ楽曲です。
青い海に開放的な空が広がる江ノ島の景色を眺めながら、ふと目に入ってきた若者の恋模様に思いを馳せる歌詞も魅力的。江ノ島という場所でありながら、カワサキのバイクを運転する埼玉の不良が登場します。これには、目の前で広がる若い男女の恋愛が成就することを祈りながらも、自分にはもうこれほどの恋愛はできないという哀愁漂う気持ちが込められているのです。
カラッとした夏を歌うのではなく、どこか情緒ある風景を乗せている本楽曲。大人になって苦楽を乗り越えたからこそ味わい深くなる夏歌です。
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