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夏に聴きたい邦楽ロック8選 Part.3
TENDOUJI/Feelin’
東京を拠点に活動する勢いのあるインディー・ロックバンドTENDOUJI。
ボーカルが上手と下手を移動することで、曲によってメインボーカルが変わるという特殊な構成のバンドです。2021年にリリースされた『Feelin’』は、軽快なサウンドながら自然体な自分でいたいと切望する繊細な想いが込められた夏歌です。
周囲の人と歩幅を合わせて生きていく人生というのは、安心感があっても本来の姿ではありません。上手く話を合わせたり、最新のトレンドに染まったり、そういうものでしか繋がれない人間関係の不自然さを叫ぶ歌詞が共感できます。
メンバーが自由にはしゃぐ姿で構成されたMVも魅力的なので、併せてチェックしてみてください。
身も心も解放的になる夏に、本楽曲が最高のデトックスをお届けします。
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go!go!vanillas/SUMMER BREEZE
スキップするようなグルーヴと、清涼感のあるハイトーンボイスが魅力のgo!go!vanillas。
2018年にリリースされた『SUMMER BREEZE』は、彼らが得意とする洋楽ポップを変形させた疾走感はそのままに、新しい風を吹き込んだ夏曲です。
これまでは音数が多く歯切れのよい楽曲が多いイメージがあった彼らですが、本楽曲は音数を絞って伸びのある切り口にしたことで夏感を演出。夏の風を取り入れた爽快感と、どこか色っぽさのある仕上がりで初夏の盛り上げにぴったりです。
オーディエンスとのコーラスもあるため、夏フェスで大盛り上がり間違いなし。ぜひチェックしてみてください。
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HINTO/SUMMERGAZER
独創的なスタイルで真似できない世界観を生み出しているバンドHINTO。
前身バンドであるSPARTA LOCALSでは見せることの少なかった、大人の恋模様が描かれた楽曲『SUMMERGAZER』。
大人になってから迎える夏というのは、出会いよりも別れの機会が増えるものです。特別感を失って流れる時間の一部となってしまった夏をテーマに、リアルな表現で描かれた夏曲となっています。
エフェクターの効いたギターとシンセサイザーの音が、夏の終わりと哀愁を演出。酸いも甘いも経験した大人にこそ響く楽曲です。
疾走感で身体を揺らす夏歌もよいですが、そっと胸に響いて離れない本楽曲のようなアプローチも夏のお供に最適といえます。
最後に
今回は、夏に聴きたい邦楽ロックを8曲紹介しました。
夏歌にはさまざまなアプローチがあるため、景色や気分に合わせてその時に最適な一曲を選ぶことができます。
声出しが解禁され、フェスも徐々に解放感を取り戻している昨今。
紹介したバンドミュージックに生で触れる機会も増えてくるはずです。
じめじめとした季節を吹き飛ばすひとつのきっかけにもなるため、邦楽ロックバンドの夏歌や夏フェスをぜひチェックしてみてください。