俳優・アーティストとして幅広く活躍されている星野源さん。
特に、2016年に放送され、星野さん本人も主演し多くのファンを魅了したTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌『恋』は、音楽ファンだけでなく、音楽評論家からも高い評価を受け、流行歌として今なお耳にしますよね。
さて、そんな星野源さんですが、アーティストとしての魅力はどこにあるのでしょうか?
本記事では、改めて、アーティストとしての星野源さんに焦点を当て、彼の経歴(歴史)・プロフィール、オススメソングベスト3を交えながら、彼の魅力を掘り下げてご紹介していきます。
【速報】2021年5月19日に新垣結衣さんとの結婚を発表しました。
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目次
アーティストとしての星野源とは?
俳優としての星野源さんの活躍は、もはや言うまでもなく、ほとんどの人が知るところだと思います。
冒頭でもふれたTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を始め、
- TBSドラマ『コウノドリ』
- NHK大河ドラマ『真田丸』
- 映画『引っ越し大名』
などのドラマ・映画作品に主演・脇役関わらず出演し、味のある演技で多くのファンを魅了する活躍を見せています。
どこかクールで飄々としていながらも内に秘める熱いものを感じさせるキャラクターを演じることも多く、星野源さんだからこそ出来る演技が実に魅力的ですが、アーティストとしての彼の魅力は、俳優としてのそれとは全く異なります。
大ヒットソングとして脚光を浴び続けている『恋』をとってみても分かりますが、表情が実に豊かで実に親しみやすい音楽なんです。
また、コント番組にも出演されることがあり、ドラマに出演しているときの星野さんからは想像も出来ないほど垢抜けてユニーク!
アーティストとしての星野源さんの奏でる音楽も、クールというよりかはポップでユニークな楽曲が多く、だからこそ、恋などがテーマとなる楽曲だったとしても、気軽に寄り添えるのでしょうね。
星野源さんの楽曲は、歌詞の内容などを拾っていくと奥深い作品が多いですが、そこまで深く考えなくても聴くことのできるキャッチーなメロディで進行されているので、まずは、軽い気持ちで聴いてみてください。
きっと、いろいろ悩んでいたことも忘れ、凄く心が軽くなりますよ。
アーティストとしての星野源の経歴(歴史)
ライトでポップなメロディを手がけるシンガーソングライターとしての魅力も持っている星野源さん。
俳優・タレントとしての顔も持ち、多くのファンから愛されているアーティストですが、彼はどのようにして、アーティストとしての成功を手に入れたのでしょうか。
では、早速、星野源さんの経歴(歴史)を振り返って見ましょう。
芸能界デビューのきっかけ
星野源さんは、中学時代からギターと演劇をたしなんでいましたが、本格的に芸能の世界に入り込んでいったきっかけは、高校時代にある演劇集団と出会ったことが要因でした。
その演劇集団とは、俳優・松尾スズキさんが主宰を務める劇団『大人計画』。
星野さんは大人計画の舞台を見て感動し、大人計画のワークショップに参加することで舞台にも立つようになり、そのまま芸能事務所『大人計画』に所属しています。
まさに、大人計画は、星野源さんをアーティスト・俳優へと育て上げた偉大な存在だったわけですね。
舞台俳優からソロのアーティストへ・・・
劇団『大人計画』へ所属し、舞台俳優として活動していた星野源さんですが、そんな彼の存在を知ったある人物との出逢いが、彼をソロアーティストへと誘うことに・・・
その人物が、テクノサウンドの先駆者の一人といっても過言ではない、あの細野晴臣さんです。
細野さんとは、テレビ情報誌『テレビブロス』の企画『細野晴臣と星野源の地平線の相談』での連載を通じて2007年に出会い、そのまま交流を続けている間柄・・・
そんな細野さんから、ふと
「ソロで活動したら・・・」
とアドバイスされた星野源さんは、思い切ってソロのアーティストとして歌手活動も開始することにしたわけです。
星野源の歌手デビュー
2010年、細野晴臣さんからの勧めもあって、彼が主宰を務める音楽レーベル『デイジーワールド・ディスク』にて、1stアルバム『ばかのうた』をリリースし、星野源さんはメジャーデビューを果たします。
もし、細野さんとの出逢いがなければ、彼がメジャーデビュー出来ていたかどうかも分からず、そもそもアーティストとしてのソロ活動を決意するかどうかも分からなかったわけで、今の星野源さんを創り上げたもう一人の人物といえますね。
順調な歌手活動の中で起こったくも膜下出血による活動休止
星野源さんは、劇団大人計画主宰の松尾スズキさんと、音楽レーベル『デイジーワールド・ディスク』主宰の細野晴臣さんという偉大な二人との出逢いによって、俳優としてはもちろんのこと、ソロのシンガーソングライターとしても大きな飛躍をもたらします。
1stアルバム『ばかのうた』が、2010年にCDショップ大賞を受賞すると、翌年10月にリリースした2ndアルバム『エピソード』が、オリコンチャート5位ランクイン他、2011年CDショップ大賞受賞(2年連続大賞)するなど、めまぐるしい飛躍を遂げます。
しかし、順風満帆だったはずの星野源さんをあるアクシデントが襲いかかります。
それは、くも膜下出血が見つかってしまったというアクシデント。
くも膜下出血についての詳しい話は、筆者自身、医療従事者ではないので省きますが、このアクシデントをきっかけに、星野源さんは、治療に専念するために芸能活動を一時休止せざるを得ませんでした。
正直、くも膜下出血がどれだけ重い病気なのか、また、どんな苦しみを味わうのか、実際に経験したことがないので想像もできません。
ただ、治療して芸能界復帰していくまでの道のりは、結構険しいものだったのではないかと思います。
そんな苦しみを乗り越え、約2ヶ月後、星野源さんはくも膜下出血から見事にカムバックし、J-WAVE『TOKYO HOT 100 CHART OF THE YEAR』の授与式に出席。
このまま芸能活動復帰とみられた中、またしても不調を訴え、くも膜下出血再発が診断されてしまいます。
結局、その年の7月に予定された武道館でのワンマンライブを始め、いくつかのイベントが中止になる事態に・・・
そして、このまま芸能活動も休止となり、同年9月に再手術し無事退院・・・
武道館公演の再演も含め完全なる復活となるには、しばらくかかり、最初に倒れてから1年2ヶ月ほど経過してしまいましたが、それでも周囲の評価は変わることなく、星野源さんは、俳優・歌手として多くのファンから愛され続けていくのです。
逃げ恥ブーム到来、『恋』の大ヒット!
くも膜下出血という怖い病気も経験してきた星野源さんですが、2016年10月にリリースした9thシングル『恋』によって大きな転機を迎えます。
『恋』は、星野源さんが主演したTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌に起用されましたが、新垣結衣さんとのムズキュン恋愛ストーリーに多くのファンが魅了され、恋の振り付けが『恋ダンス』という形で一人歩き・・・
多くのファンが、『恋ダンス』をYouTubeで配信するほど大ヒットし、この年の流行歌として多くのファンから脚光を浴び続けたのです。
今もバラエティ番組のBGMとして使われることが多く、星野源さんの代表曲として、多くのファンに愛され続けています。
まさか、一時芸能活動休止にまで追い込まれた星野源さんが、時の人として崇められるとは、本人も想像出来ない嬉しい誤算だったことでしょう。
ただ、酸いも甘いも経験してきた星野さんだからこそ、多くのファンの心を魅了できる素敵な楽曲を送り出し、俳優としてはもちろんのこと、歌手としても栄光を手に入れることが出来たのだと思いますよ。
星野源の現在
現在、星野源さんは、歌手・俳優として幅広く活躍されています。
現在コロナウイルスによる活動自粛中のために、本来4月から放送予定だった『MIU404』にワイルドな刑事役にも挑戦。
コロナウイルスが落ち着いたら放送される予定なので、是非楽しみにしたいですね。
一方、歌手としては、2015年の『SUN』以降5年連続NHK紅白歌合戦出場し、さらには、自身11thシングル『ドラえもん』が、アニメ映画『ドラえもん のび太の宝島』他、テレビアニメ『ドラえもん』の主題歌として起用も・・・
さらには、アニメ映画『未來のミライ』で声優として起用されるなど、歌手・俳優以外の活動も盛んになっていきます。
このように、歌手としても多大な支持を受け活躍している星野源さんは、今後、あらゆるジャンルに精通したエンターティナーとして、歌手以外の活動でも目まぐるしい活躍を見せてくれることでしょう。
とはいえ、筆者個人としては、俳優でのニヒルでクールな星野源さんも魅力的ですが、やはり歌手としての爽やかな星野源さんが紡ぐ楽曲をたくさん聴きたいというのが本音です。
ぜひ、今後も、多くの音楽ファンを魅了するアーティストとして活躍し続けてほしいと願っています。
星野源のプロフィール
俳優としても歌手としても活躍されている星野源さんですが、意外とプライベートな素顔を知らないファンも少なくありませんよね。
では、ここで、星野源さんのプロフィールをご紹介しながらプライベートな彼の素顔も見てきましょう。
音楽やお笑い・演劇に触れながら過ごしてきた幼少期・青年期
星野源さんは、1981年1月28日生まれ、埼玉県浦和市出身の39歳。
八百屋を営んでいた両親に育てられながら幼少期・青年期を過ごしていた星野源さんは、ユニコーンの名アルバム『服部』を軸に、サザンやB’z、WANDS、CHAGE&ASKAなどロック・J-POPを中心に音楽を聴きまくっていました。
中学時代にはギターや演劇を始めるなど、エンターテイメントに夢中になっていた日々を過ごされていたんですね。
もちろん、演劇・音楽活動以外にも、お笑いが好きだったりテレビゲームにはまっていたりと、結構クールな俳優としての星野源さんとは全く異なる趣味嗜好が伺えます。
このことからも分かるように、多少音楽・演劇に夢中になっていた点はあるものの、至って普通のどこにでもいるような人物であるわけです。
星野源の性格はざっくばらん
星野源さんはオールナイトニッポンのパーソナリティを務めていますが、その中でも彼自身が語っている姿を見ると分かるように、かなり性格がざっくばらんですよね。
オープンマインドというかなんというか、とにかく来る者を拒まず、何でも隠さずオープンに語るタイプだから、親近感が得られファンも近寄りやすいのでアーティストとして支持されているというのも頷けます。
偉ぶることなく気難しくなく、それでいてざっくばらんだから親しみやすい!
本当に俳優としての星野源さんとは真逆の性格の持ち主ですね。
交友関係
星野源さんは、先程お話しした通り、松尾スズキさんや細野晴臣さんをはじめ、多くの芸能人・著名人と交流を持っています。
まぁ、来る者拒まずの性格の持ち主なので、誰もが近寄りやすく交流範囲が広いのは当然といえるでしょうね。
それにしても交流を持っているわけでは無いものの、『うちで踊ろう』の映像に安倍晋三総理が勝手ながらコラボして炎上騒動になってしまうとは・・・/
星野さんからしてみれば、許諾も得ずに勝手に映像を使われただけなので、何の落ち度もなく、誰でも映像を利用してコロナウイルスで自粛して気持ちが落ち込んでいる人たちへパフォーマンスできたらという趣旨で楽曲映像を提供してくれたに過ぎません。
実際に、高畑充希さんや三浦大知さんなど、様々なアーティストがコラボしファンを楽しませてくれていたのも事実で、単に安倍晋三総理が間違った活用をしてしまっただけの話でしょう。
ただ、良い悪いは別としてもいろんな人が繋がってしまうオーラを星野源さんが持っているのは紛れもない事実・・・
それだけ、オープンマインドな人であり、だからこそ多くのファンに愛され続けているわけで、今後も、間違いなく多くのファンに愛されるアーティストとして活躍し続けることでしょう。
新垣結衣さんと結婚を発表
2021年5月19日、所属事務所を通じて星野源さんの結婚が発表され、日本中が騒然となりました。
お相手はかねてから熱愛が噂されていた女優の新垣結衣さん。
この超ビッグカップルの誕生を受け、SNSでは「ガッキーロス」の文字が飛び交う騒ぎに発展しました。
連名で発表されたコメントでは、
「これからも互いに支え合い豊かな時間を積み重ねていけたらと思っております。
未熟な二人ではございますが、温かく見守っていただけますと幸いです。」
と、ふたりの人柄を反映するかのような飾らない言葉で結婚の報告が綴られています。
星野源のオススメソングベスト3
自身の性格さながらな爽やかでオープンな親しみやすい音楽を次々輩出しているアーティストの星野源さん。
では、星野源さんの楽曲の中でも秀逸なオススメソングベスト3をご紹介していきますね。
恋
恋は、TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌にも起用された、星野源さんの9thシングル。
- エスニック調のイントロ
- キャッチーなメロディ
- 効果音を与えるかのような癖になるギター音
これらの要素にテーマとなる恋模様が紡がれた歌詞が見事にマッチして、星野源さんの爽やかさも効果をもたらし、女性たちが胸キュン出来る楽曲に仕上がっています。
イントロ・間奏部も含め、一度聴いたら忘れられない音の連鎖に、皆さんの心は鷲づかみされるはずなので、ぜひ、恋を通じて星野源さんの魅力を存分に体感してみてくださいね。
SUN
SUNは、バラエティ番組などでもよくBGMに用いられる星野源さんの8thシングル。
一部の音楽ファンは、
「自然と湧き上がる生命力を、SUNに感じる」
なんて評価をされていますよね。
筆者個人は、明るくはじけ飛んだディスコチューンといった印象で、星野源さんが歌うことで、ここまで爽やかに変換されていくキャッチーなメロディに仕上がるんだと感心させられています。
確かに、太陽が地球を照らし、多くの人たちの生命を降り注いでいるかのような歌詞内容ですし、自然と湧き出る生命力や爽やかな印象が色濃いのは、当然なのかもしれません。
ただ、星野源さんが手がけている楽曲だから爽やかというわけではなく、コーラスも含めた全ての音構成が、曲全体に対してバランス良く奏でられているからこそ、この爽やかさは形成されているのだと、筆者は強く感じています。
ユーロビートのようなディスコチューンとは全く異なる、爽やかなディスコチューンが楽しめますので、ぜひ、一度星野源さんのSUNを聴いてみてくださいね。
アイデア
アイデアはNHK朝ドラ『半分、青い』の主題歌に起用された星野源さんの1st配信シングル。
先程ご紹介したSUN同様、かなりリズミカルに静寂と喧騒を織り交ぜながら、爽やかな楽曲に仕上げた星野源さんの代表曲の1曲です。
Aメロで見られるスタッカートや味わいある木琴の音色が凄く心地よく、日常を描くこの曲にマッチしています。
非常にすがすがしい1曲なので、朝の爽やかな時間帯に聴くと1日がより良いものへと変化していくことでしょう。
目覚めの良い朝を迎えたいという人は、ぜひ、一度『アイデア』を聴いてみてくださいね。
最新情報
TVアニメ「SPY×FAMILY」主題歌に新曲「喜劇」を書き下ろし
4月9日よりテレビ東京系にて放送されるTVアニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌に、星野源が新曲「喜劇」を書き下ろしました。
現在、アニメの予告映像にて楽曲の一部を聴くことができます。
「SPY×FAMILY」ED主題歌「喜劇」4月8日に配信リリース!
アニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌に決定している星野源の新曲「喜劇」が4月8日に配信リリースされます。
今回の情報解禁に合わせて最新ビジュアルも公開されており、リリースに向けて期待が高まります。
【「喜劇」リリース決定! 】
星野源の最新曲「喜劇」が、4/8(金)午前0時配信決定!
“家族”をテーマに、TVアニメ『SPY×FAMILY』のエンディング主題歌として書き下ろした楽曲です。https://t.co/PmfMu92qOvさらに新ビジュアルも解禁となりました!#星野源喜劇#SPY_FAMILY #スパイファミリー pic.twitter.com/vgJp6TJBql
— 星野源 Gen Hoshino (@gen_senden) April 5, 2022
「喜劇」デジタルシングルランキングで初登場1位を獲得
アニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌となっている星野源の新曲「喜劇」が、デジタルシングルランキングで初登場1位を獲得しました。
アニメ「SPY×FAMILY」エンディング主題歌“喜劇”の映像公開
絶賛放送中のテレビアニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌“喜劇”を使用したアニメ映像が公開されました。
人の心を読むことができる少女・アーニャを中心とした可愛らしい映像に仕上がっています。
映画『ゴーストブック おばけずかん』に書き下ろし主題歌を提供
7月22日公開予定の映画『ゴーストブック おばけずかん』の主題歌に星野源による書き下ろしの新曲“異世界混合大舞踏会 (feat. おばけ)”が起用されることが明らかとなりました。
児童書『おばけずかん』を原作とした作品にふさわしい、子供から大人まで楽しむことができるポップなメロディはまさに星野節。
この夏を楽しくしてくれる1曲になりそうです。
最後に・・・
今回は、歌手としての星野源さんの魅力を、彼の経歴(歴史)・プロフィールやオススメソングベスト3を交えながらご紹介させていただきました。
俳優としてはクールで飄々とした印象を受ける星野源さんですが、アーティストとしての彼は全くの別人であり、時にひょうきんで、時に爽やかさを醸し出す気さくな印象が強いアーティストです。
だからこそ、性格も良く多くの仲間が彼を慕っているのでしょう。
星野源さんの性格の良さは、歌にも反映されていて、リズミカルでディスコチューンな楽曲でさえも爽やかに変換させてしまうパワーを持っています。
一日の疲れをリセットし爽やかな気持ちで朝を迎えたい人は、ぜひ、星野源さんの楽曲に触れてみてくださいね。
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