Ayase【超詳細解説】新たな名曲“アイドル”が世界を席巻! YOASOBIの頭脳を徹底解説

Ayase【超詳細解説】新たな名曲“アイドル”が世界を席巻! YOASOBIの頭脳を徹底解説

Ayaseの音楽活動 ~YOASOBI編~ Part.2

大型プロジェクト「はじめての」

物語音楽という特殊なジャンルをJ-POPに落とし込み、ハイスピードで邦楽シーンを駆け上がってきたYOASOBI
彼らが2022年に挑戦したのが、大型プロジェクト「はじめての」です。

現役の人気直木賞作家4名が「はじめて」というテーマで小説を執筆し、それをもとにYOASOBIが楽曲を制作するという企画で、豪華なメンバーと楽曲が話題となりました。

執筆陣は、島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都の4名。
第1弾では、アンドロイドの「僕」とその所有者を巡る島本理生の作品「私だけの所有者」に対し、シティポップテイストの『ミスター』という楽曲を書き下ろしています。

実は、本楽曲を制作してからしばらくの間、曲が書けない時期があったAyase
楽曲制作が進まないだけでなく、“いい曲”が分からない音楽を聞かないという日々を過ごしていたといいます。

常に原作と本気で向き合い、物語の引き出し方やYOASOBIとしての表現、アプローチ方法などを考えながら制作しているからこそ、突然なにが正しい作品なのか分からなくなる瞬間があるのでしょう。
ある意味では、本楽曲にはそれほど強いエネルギーが込められているともいえます。

史上最速1億回再生突破!『アイドル』の魅力

2023年には、TVアニメ「【推しの子】」の主題歌として『アイドル』をリリース。
「オリコン週間ストリーミングランキング」では、史上最速で累計1億回再生を突破し、J-POP史に残る偉業を達成しました。

実は、原作の大ファンであるというAyase
個人的に原作モチーフの楽曲を制作していたところオファーが届き、赤坂アカの書き下ろし小説「45510」や作っていた楽曲をもとに『アイドル』が誕生したという経緯があります。

そのためか、作品解像度が非常に高く、音楽・歌詞・映像のすべてがすごいとアニメファン・原作ファンからも高い支持を獲得。
SNSでも高い人気を集めており、2023年前期を代表するJ-POPの1つとなっています。

『アイドル』とAyaseの音楽

さまざまな音楽的要素が盛り込まれているのが、『アイドル』の特徴。

アイドルのコールやゲーム音楽的なビット音、EDMっぽさを感じるビートやエレクトロニックな音、ラップなど、多ジャンルの音が使われています。
Ayaseはこれらを絶妙なバランスで構築。EDMでもラップミュージックでもなく、J-POPとして仕上げているのです。

だからこそ、『アイドル』にはこれまで聞いたことがないような斬新さと王道感があり、一度聞くとハマってしまう方が多いのでしょう。
ここに、聞く人を「【推しの子】」の世界観へ誘うikuraの歌声「嘘」をテーマとした歌詞が加わり、究極のアイドルソングとなっています。

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