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「僕のヒーローアカデミア」EDテーマ一覧 Part.2
「航海の歌」/さユり
第4期(前半)・第64話から第77話まで使用されたエンディングテーマ曲です。2019年11月27日にアリオラジャパンより発売されました。
歌を担当したさユりにとって「僕のヒーローアカデミア」とは「お守りのような作品」と語っています。
現在までのさユり自身の歩み、そして作品の世界観。未来へ希望と覚悟を持って歩むことを選んだ、二つの世界がシンクロして生み出された楽曲です。
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「Shout Baby」/緑黄色社会
第4期 第2クール・第78話から第88話まで、そして、オリジナルアニメエピソード『生き残れ!決死のサバイバル訓練(前編/後編)』(2020年公開・配信)で使用されたエンディングテーマ曲です。2020年2月19日にSony Music Labelsより発売されました。
楽曲を担当したのは、音楽で色とりどりの世界を表現し続ける緑黄色社会。アニメのテーマソングを担当するのは今回が初ですが、作品の世界観と自信たちの色をしっかりと残した曲となっています。
テーマは「たとえ難しい未来だとわかっていても強くなりたい、変わりたいという叫び声」と、ストレートな言葉です。しかし、そのストレートさがより響きやすく、作品をより良いものへと昇華させています。
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「足跡」/the peggies
第5期から使用されるエンディングテーマ曲です。the peggiesの新曲「足跡」が第5期のEDを彩ります。
ボーカルの北澤ゆうほは「完璧じゃなくて良い。誰かにならなくていい。そんな思いで「足跡」という楽曲を制作しました」と述べています。
ぜひ聴いてみましょう!
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「嘘じゃない」崎山蒼志
第5期 第2クール・第102話〜第113話まで、そしてオリジナルアニメエピソード『HLB』と『笑え!地獄のように』(2022年公開・配信)で使用されたエンディングテーマ曲です。今注目を浴びている18歳のシンガーソングライター・崎山蒼志の「嘘じゃない」が起用されました。
これまで様々なアーティストによって彩られてきたヒロアカですが、今回の楽曲はそのどれにも当てはまらない新しい雰囲気を持つ楽曲となっています。繋がりに重きを置いた曲は、主人公である緑谷出久と敵(ヴィラン)の死柄木弔のキャラクター性に注目されて制作されました。光と闇を表現しつつ、どことなく切なさを感じさせる楽曲。これが今後のストーリーとどのようにして絡んでいくのか、非常に気になります。
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「SKETCH」/秋山黄色
第6期 第1クール・第114話〜第126話まで使用されたエンディングテーマ曲です。
風景を模写するのではなく、立ち止まって、その場の空気を感じ自分の想いをのせて描く“スケッチ”のように、「ちっぽけだけど大切な「立ち止まる」事を書いた」という秋山黄色。
歌詞には、“「居なくならないでね」「君こそね」”という会話を織り込み、お互いが大切な存在であり、悩み迷う時には、その人を想い、悪い方へ行かないよう立ち止まれるように、という想いも伝わる一曲。TVアニメエンディング映像では、スケッチしたくなるほど夕焼けの景色が美しく、絵の具のように重なる歌声のハーモニーも心に染みます。特殊EDも制作されて、ファンの涙を誘いました。
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「キタカゼ」/SIX LOUNGE
第6期・第2クール・第127話〜第138話まで使用されたエンディングテーマ曲です。
2012年、大分で結成したギター・ベース・ドラムの3ピースバンドSIX LOUNGE。疾走感のあるサウンド、弱さから立ち上がり走り出す歌詞、ヤマグチユウモリ(Vo&Gu)の太く包容力のある歌声が聴き手に勇気を与えてくれる一曲です。TVアニメエンディング映像には、主人公のデク目線のカメラアングルを盛り込んで、見ている側はクラスメイトの仲間たちに囲まれてデク気分になれるのも楽しいです。
MV映像は、学園物語らしく体育館を舞台に、数々のライブ活動をこなすSIXLOUNGEらしい仕上がり。まるで学生がバンドを始めた原点のような初々しさもあり、青春を彷彿させます。
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「蕾」/Omoinotake
第7期・第1クール(139話から147話)まで使用されたエンディングテーマ曲です。2021年にTVアニメ『ブルーピリオド』のオープニングテーマでメジャーデビューしたスリーピースバンドOmoinotakeが担当しました。2014年の連載当初から原作の愛読者である彼ら。「デクやヒーローたちの「人を想う姿」に何度も心を揺さぶられた」と、“思いの丈”を目いっぱい詰め込んで制作しています。
繊細なピアノと力強くて包容力のあるレオこと藤井怜央(Vo&Key)の歌声が印象的な始まりで、Aメロもサビもそれぞれが独特なメロディで構成されている楽曲です。緩やかさと疾走感が交互に訪れ、後半に向かい壮大に広がり、心の内側からエネルギーが沸き立つ感覚を覚えます。
歌詞はエモアキこと福島智朗(Ba)が担当し、「わかり合うことを諦めない」気持ちを随所に表現しています。特に〈「強さ」を君に 着せたのは僕だ〉〈君とじゃなきゃ 咲けない この花の〉は印象的。弱さを見せない強さとそれ故の孤独感、突き放されても1人にはしない愛情の深さを感じ、“誰もが誰かのヒーロー”になれると、前向きにさせてくれます。
MV映像は2014年1月に発売した話題曲「幾億光年」と同じく映像ディレクターの大久保拓朗が監督を務めています。ヒーローごっこをする2人の少年が手と手を握り、拳を掲げ、手で闇や蕾を表したりと、「手」の表情が豊かで1本の映画を観たような余韻を残します。
「六等星」/ざらめ
第7期・第2クール(148話から現在)で使用されているエンディングテーマ曲です。東京を中心に路上で活動をしていた女性シンガーソングライターのざらめが抜擢されました。路上活動からの実力が実を結び、本曲でメジャーデビューを果たした注目の新星アーティストのひとりです。
作詞作曲は、OPテーマと同じく様々なアーティストのプロデュースを手掛ける音楽クリエイター集団CHIMERAZとざらめが共作しています。
1番明るく輝く一番星よりも眩しい自分にとって太陽のような存在に対する強い感情を歌っています。その人を失ったとき、その人と比べて自分はなんて小さな存在なんだといった、おそらく誰もが経験するであろう焦燥や憧れを感じます。ざらめの透明感のある歌声が切なく響き、ギュッと胸を締め付けるバラードです。
歌詞では、後半の〈遠ざかり続ける思い出/一人また一人忘れて遠くへ遠くへ〉も印象的。時間が経つにつれ喪失感は薄まっても、太陽のような存在への憧れは変わらないまま、自分らしく前向きに進む姿勢を感じられます。