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渋めのおすすめ曲
常田大希がこの世に放った曲はすべておすすめですが、あえて選ぶならこんな聴き方はいかがでしょうか。
King Gnu「破裂」
King Gnu の1stアルバム『Tokyo Rendez-Vous』に収録されている「破裂」。
「すべては幻なので暗闇ではなく光を見つめて生きよう」と逃避行の旅に導いてくれるバラードです。3拍子のリズムとビートルズの多重録音を彷彿とさせる分厚いサウンドが魅力。
King Gnu「Slumberland」
2ndアルバム『Sympa』のリード曲「Slumberland」。
“Wake up people in Tokyo Daydream.”
Open your eyes, open eyes wide.
目を覚ませ、目を凝らせ
Rock’n’ roller sing only ‘bout love and life.
所詮ロックンローラーは愛と人生しか歌えないんだ
Slumberland/作詞:Daiki Tsuneta 作曲:Daiki Tsuneta
「ロックンローラーは愛と人生しか歌えない」と自戒しているのに、革命的なアジテーションに聴こえる拡声器ソングです。millennium paradeのライブでも披露されました。
原曲はSrv.Vinciの「PPL」(アルバム『Mad me more softly』収録)と2ndシングル「都」です。
「PPL」はDTMPのライブでも演奏されました。
「開会式」「幕間」「閉会式」(アルバム『CEREMONY』』収録)の原曲Mrs.Vinci「In Tokyo」にも、ちらりと「Wake up people in Tokyo」という「Slumberland」のサビの歌詞のサンプリングボイスが使われています。
そのサンプリングは入っていないので「Slumberland」とは関係ありませんが、Mrs.Vinci「In Tokyo」の原曲としてディディーの地下室「東京」までさかのぼることも可能です。
King Gnu「壇上」
3rdアルバム『CEREMONY』に収録されている異色のバラード「壇上」。
J-POPの土壌でヒットを連発することは音楽家、常田大希にとってKing Gnuの解散を思い詰めるほどの苦行でした。そんな常田大希の魂の叫びとピアノ、兄、常田俊太郎のストリングス、積み重なるサウンドが染みます。
millennium parade「Fireworks and Flying Sparks」
millennium paradeの1stアルバム『THE MILLENNIUM PARADE』に収録されている「Fireworks and Flying Sparks」。
常田大希のギター&ボーカル&口笛、新井和輝のベース、石若駿のドラム、江﨑文武のシンセサイザー、MELRAWのサックス、井口理のボーカルなど聴きどころが満載です。
原曲はSrv.Vinci「Diving To You」(アルバム『Mad me more softly』収録)。King Gnuのライブでは「Diving to you」、millennium paradeのライブでは「Swan Dive」(Swan dive、SwanDive)として披露されたこともあります。
アルバムやシングル以外にもCM曲、ドラマのサウンドトラック、ライブのみの披露曲などさまざまな形態があり、破壊と再生を繰り返している常田大希。リメイクやリアレンジといった曲の変遷をさかのぼって追いかけるのも醍醐味です。
最新情報
ドキュメンタリーフィルム「常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-」Netflixにて12/31全世界配信
常田大希創作の現場に長期間未密着し、彼のルーツに迫るドキュメンタリーフィルム『常田大希 混沌東京 -TOKYO CHAOTIC-』が、12月31日からNetflixにて全世界配信されます。
現在、YouTubeにてティザー映像も公開されています。
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