People In The Boxは、2022年にデビュー15周年を迎えたロックバンド。
ドラム、ベース、そしてギターと歌というシンプルな構成で鳴らされているとは思えないほど変化に富んだサウンドや、変拍子、転調などを多用しているにも関わらず耳に残るメロディで、ファンを唸らせてきました。
職人芸のようなアンサンブル、メロディの美しさや物語性のある歌詞など、聴けば聴くほど魅了されるのがPeople In The Boxの音楽です。
今回はそんなPeople In The Boxの楽曲、そしてバンドの魅力やメンバーの人となりについてご紹介していきます。
他のミュージシャンや、時にはジャンルを超えて音楽以外の表現者にも影響を与えているPeople In The Boxは、邦楽のロックバンドを語る上で実は外すことのできない存在と言っても過言ではありません。
今回の記事を読んだ後は、ぜひPeople In The Boxの世界をさらに掘り下げてみてくださいね。
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目次
People In The Boxとは
People In The Boxは、ボーカル・ギターの波多野裕文、ベースの福井健太、そしてドラムの山口大吾による3ピース・バンドです。
結成は2005年。当初のベーシストは福井ではなく、2008年に福井の加入により現在の体制になりました。
2007年、残響レコードからミニアルバム『rabbit hole』をリリースし、インディーズデビューしました。
2022年はデビュー15周年のアニバーサリーイヤー。
5月に単発のライブ「15th anniversary – People In The BoxのS字曲線」を開催し、秋にもツアーが予定されています。
メジャーデビューは2009年。日本クラウンからリリースした『Ghost Apple』 がメジャーデビュー作品となりました。
以来、作品のリリースはやや期間が空くこともあるものの、質の高い楽曲を発表し続けています。
2014年にリリースされたシングル曲「聖者たち」は、TVアニメ「東京喰種トーキョーグール」のエンディングテーマとなりました。
高い演奏技術に裏打ちされた表現と、物語性のある歌詞が特徴的なPeople In The Boxの楽曲は、アニメとのタイアップではその作品の世界観をしっかりと受け継ぎ、描き出すものとなっています。
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デビュー10周年を迎えた2017年には、それまでの楽曲の再録に加えて書き下ろし楽曲、各メンバープロデュース曲を収録した新録アルバムと、リマスタリングを施したベスト盤の2枚から成る『Things Discovered』をリリース。
その後もさらに音楽性に磨きをかけ、『Kodomo Rengou』、『Tabula Rasa』といった作品を発表してきました。
おすすめの楽曲については後ほど詳しくご紹介します。
楽曲制作だけでなく、ライブ活動もコンスタントに行ってきたPeople In The Box。
2015年には47都道府県を回るツアーも行い、完走しています。
フェスなど大きなイベントへの出演はあまりないものの、ライブで彼らの音楽に触れる機会は度々あるので、気になった方にはぜひ足を運んでもらいたいところです。