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香椎モイミのおすすめボカロ曲5選
ここからは、香椎モイミがこれまで投稿してきたボカロ曲のなかから、おすすめ曲5選を紹介します!
「興味はあるけど、どの曲から聞けばいいのか分からない」という方はぜひ参考にしてみてください。
アタシ:アップデート
『キャットラビング』に続いて、可不(KAFU)を使用した楽曲の2曲目となっています。
2分半ほどの短い曲で、聴きやすさ抜群。
アップテンポでかわいいメロディーながら、歌詞にはしっかりと“病み”を感じます。
本楽曲は、いわゆるぴえん系・地雷系のファッションに身を包んだサムネイルの女の子が、自分に優しくしてくれる「世界(彼氏などの構ってくれる人)」に合ったアタシになろうと、本来の自分を捨て去っていくもの。
中盤には”・最新の彼に対応しました”という歌詞が登場しますが、最後には”ひとりで歩くよ”と彼と別れたことを示唆する言葉も見えます。
しかし、彼女はきっとまた、次の「彼」を見つけて自分をアップデートしていくのでしょう。
「『世界』に愛されるアタシが、アタシの好きなアタシ」という心の闇を感じるカワイイ曲です。
しょってぃん
こちらは2020年12月の投稿。
ナース服の女の子のサムネイルから想像できるように、病みかわいい1曲です。
冒頭から繰り返される独特なリズムが耳に残る、中毒性の高い楽曲となっています。
イラストを描いているのは、ボカロP・稲葉曇のMVイラストなどを手がけているぬくぬくにぎりめし。
ポップでかわいい曲とイラストがマッチしており、楽曲の魅力を引き立てています。
また、最近の投稿曲にはかわいい系イラストも使われていますが、2020年当時の香椎モイミ楽曲のイメージは大人びたおしゃれなもの。
本楽曲は、よりマイルドでサブカル的な”病み”を表現する、香椎モイミの新たな一面を感じるものでした。
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ブーゲンビリア
本楽曲は2020年11月に投稿されたもの。
最近の楽曲である『キャットラビング』や『アタシ:アップデート』とはまた違った薄暗さを感じる作品で、全体的に大人びた耽美的な雰囲気が漂っている楽曲です。
サビの中毒性が高く、気づいたら何度も聞きにきてしまうのが魅力のひとつ。
高すぎず低すぎないミクの調声が大人っぽさを表現しており、掠れ気味の歌声からは曲の主人公が感じている焦りすら伝わってくるようです。
タイトルにもなっているブーゲンビリアは、色鮮やかな赤・ピンク・オレンジなどの花を咲かせるトゲのある植物。
花言葉は「情熱」「秘められた思い」「あなたしか見えない」などで、盲目とも言えるほど真っ直ぐなゆえに歪んだ感情が、曲の世界観に合っています。
偏食
2019年10月に投稿された本楽曲は、YouTubeで160万回再生以上されている注目の1曲。
この楽曲で香椎モイミを知った人も多いのではないでしょうか?
麗しいピアノのメロディーから始まる本楽曲は、イントロから不穏な世界観に惹きこまれるインパクトがあります。
「浮気」をテーマにした楽曲ですが、いやらしさが一切なく、芸術作品を見ているかのような「美」を感じてしまうのが本楽曲の魅力。
MVで語られているストーリーにも注目してみると、より曲の世界を楽しめます。
また、「彼」に焦がれる女性の想いを体現するようなミクの調声にも注目。
特に冒頭の「私を食べて?」という歌詞の歌い方やビブラートのかかり方が、ボーカロイドとは思えないほど感情的で、聴き入ってしまうこと間違いなしです。
終末へ急ぐ
最後の1曲は2020年5月に投稿された『終末へ急ぐ』です。
ほかの楽曲と比べるとそこまで再生数が多いわけではありませんが、黒く暗い感情の渦に飲まれるような魅力があります。
flowerの叫ぶような歌声からは、「逃げられない」けれど「救われたい」という切実な感情が伝わってきます。
重々しい雰囲気の楽曲ですが、途中にはラップ調の部分もあり、リズミカルな韻が中毒性を誘う一面も。
鬱曲や病み曲とはまた違った暗さ・不穏さがあり、仄暗い感情を表現した楽曲が好きな人に聞いてほしい1曲です。
まとめ
今回は、今注目のボカロP・香椎モイミを紹介しました。
キャッチーなのに仄暗い独特の世界観を持った楽曲制作が続けられ、一度聞いてしまうと耳から離れない中毒性が魅力です。
VTuberやバーチャルシンガー、歌い手に楽曲提供をしているアーティストでもあり、そちらはボカロ曲の世界観とはまた違った雰囲気を見せています。
今回紹介したおすすめ曲にハマった人は、ぜひ他の曲も聞いてみてください!
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