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「悪魔の子」ヒグチアイ/『進撃の巨人 The Final Season Part2』EDテーマ
2022年1月10日に配信限定でリリースされたヒグチアイの「悪魔の子」。こちらはアニメ『進撃の巨人 The Final Season Part2』のEDテーマです。
作詞作曲はヒグチアイが担当。
世界的にも有名なアニメということもあり、本楽曲は配信後すぐに大きな注目を集めました。
- 「Apple Music J-Popランキング」にて109か国で1位
- 「iTunes Store J-Popランキング」にて40か国で1位
- 「Spotifyバイラルトップ50」にてインドネシア、台湾、香港、マレーシア、シンガポール、ベトナムで1位
「正義」「壁」「自由」「犠牲」「悪魔」「戦争」と、『進撃の巨人』に関連するワードが散りばめられている本楽曲。巨人と戦う人間たちという現実世界ではあり得ない設定ですが、人と人同士の戦いと立場を変えれば、その世界は私たちにも身近な存在へと変わります。
ヒグチアイは本楽曲を通して、「この作品で起きていることは決してひとごとではない。現実世界でもあり得ること。だから、自分事と思って考えてほしい」と訴えかけているのです。
原作の世界観を壊さず、鋭い言葉でつづられている「悪魔の子」。シリアスでありながら、どこか神々しさも感じられる世界観に不思議とひかれてしまいます。
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「ミックスナッツ」Official髭男dism/『SPY×FAMILY』OPテーマ
2022年4月15日に配信で、その後同年6月22日にCDでもリリースされたOfficial髭男dismの「ミックスナッツ」。こちらはアニメ『SPY×FAMILY』のOPテーマとなっています。
作詞作曲はボーカルの藤原聡が担当。
- 「このマンガがすごい!2020 オトコ編」で第1位
- 「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞
- 「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」で大賞
と数々の漫画賞を受賞してきた原作。アニメの楽曲も注目を集め、「mora 2022年上半期アニソンランキング」で第2位、「2022年上半期Billboard JAPAN Download Songs」で第5位を獲得しています。
もともと原作のファンだったOfficial髭男dism。楽曲のレコーディング中に「この漫画がアニメになったらやばい」と雑談していたのを聞いたスタッフが、アニメ化されることを伝えたところ「ぜひ楽曲を制作したい!」と立候補したそうです。
ジャズっぽさがありつつも、疾走感がありパンクロックさもあふれ出ているポップな楽曲に仕上がった「ミックスナッツ」。このタイトルにも、原作ファンならではの粋な計らいがされています。
ミックスナッツに当たり前のように入っているピーナッツ。じつはピーナッツだけ、実り方が違いました。アーモンドやカシューナッツ、くるみは木の上で育ちますが、ピーナッツは地面の下で育ちます。
それに気づいた藤原は、「つまりピーナッツはミックスナッツに紛れ込んだスパイのような存在だ!」と発想。スパイ、殺し屋、超能力者と秘密を抱え、偽りの姿で過ごしているロイドたちとかけて、歌詞に盛り込んだのです。
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「喜劇」星野源/『SPY×FAMILY』EDテーマ
2022年4月8日に配信限定でリリースされた星野源の「喜劇」。こちらはアニメ『SPY×FAMILY』のEDテーマとなっています。
作詞作曲編曲は、すべて星野源が担当。
配信後、「喜劇」は「いまSNSで最も話題になっている曲」として、台湾や韓国、香港などアジアを中心に「Spotifyバイラル・ソング・チャート」で1位を獲得しました。そのほかにも、北南米エリアのバイラル・チャートで上位を記録。
アニメ制作側から、EDテーマ制作の依頼を受けた星野。「家族をテーマに」と依頼を受けた彼は、原作で描かれるロイドたち家族のことを意識しながら、自分なりの家族の在り方を楽曲に込めました。
本当の姿を隠し、血もつながらず、偽りの家族として過ごしているロイドたち。初めはぎこちなかった彼らでしたが、ストーリーが進むごとに少しずつ互いを想い合い始め、本物の家族のように絆を築いていきます。
心でつながっていれば、血縁など関係ない。想い合うことが大事なんだと楽曲を通して、私たちに教えてくれています。
地声で語りかけられるようなAメロで始まり、裏声で優しく包み込むようなサビ。互いを想い合うロイドたちと重なり、優しい気持ちになれます。
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