「リュックと添い寝ごはん」は、今を時めくスリーピースバンド。
名前だけを聞くと「一体何の話!?」と思わずにはいられませんが、驚きの速さでメジャーデビューを果たした実力派バンドです。
しかも、メジャーデビューが決まった時はメンバー全員が高校を卒業したばかりという若さだったから驚きですよね。
今回はそんな「リュクソ」こと「リュックと添い寝ごはん」のメンバーやこれまでの経歴、おすすめの楽曲についてご紹介します。
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目次
リュックと添い寝ごはんの魅力・バンド名の由来
松本ユウ/ボーカル、ギター
堂免(どうめん)英敬/ベース
宮澤あかり/ドラム
「リュックと添い寝ごはん」は、東京都を中心に活動するスリーピースバンド。
男性2名、女性1名の男女混合バンドで、「リュクソ」の愛称で親しまれています。
彼らが活動を始めたのは高校生の時。
そこからあっという間にメジャーへの階段を登りつめ、結成からわずか3年で「SPEEDSTAR RECORDS」よりメジャーデビューを果たしました。
そんな彼らの魅力といえば、飾り気のない言葉で紡がれる等身大の歌詞。
何かをガンガン訴えかけるわけでもなく、力強い言葉でみんなを励ますわけでもなく、自分の視界を切り取って言葉にしたようなナチュラルな歌詞が印象的。
聴き手が自分自身と重ねやすく、楽曲の世界観や自分自身の思い出にグッと引き込まれていきます。
若い世代はもちろん、大人にも聴いてほしい若手バンドの一つです。
バンド名の由来
かなり印象的なバンド名ですが、本人たち曰く深い意味はないそう。
きっかけとなったのは、ドラム・宮澤あかりが高校軽音部の夏合宿中に「添い寝」という言葉にハマったこと。
合宿最終日に急いでご飯を食べなくてはならずリュックを背負いながらご飯を食べていたところ、「リュック」「添い寝」「ごはん」という響きが気に入り、メンバーに提案したんだとか。
まさにインスピレーションで決まったバンド名のようです。
リュックと添い寝ごはんのメンバー
松本ユウ/ボーカル、ギター
松本ユウはリュックと添い寝ごはんでボーカルとギターを務めるメンバー。
楽曲の作詞・作曲も担当しています。
高い音まで出るのに、どこかハスキーな声がとても印象的。
ギターは中学3年生ごろから始めたそう。
作詞作曲は「松本悠」という表記の時期もありましたが、「あたらしい朝」では「松本ユウ」という表記に変わりました。
堂免(どうめん)英敬/ベース
堂免英敬はリュックと添い寝ごはんのベース担当です。
ベースを始めたのは中学3年生ごろで、きっかけは怪我。
小学生の頃から続けていた陸上ができなくなり、親からの勧めで音楽を始めたそう。
「ギターはミーハーだ」という思いからベースを始めたんだとか。
宮澤あかり/ドラム
宮澤あかりはリュックと添い寝ごはんのドラム担当。バンドの名付け親でもあります。
ドラムを始めたのは小学校5年生ごろ。
当時は小学生ながら「ORESKABAND」などのカバーをしていたそう。
リュックと添い寝ごはんの経歴
「リュックと添い寝ごはん」が結成されたのは、2017年の11月ごろ。
東京都品川区にある朋優(ほうゆう)学院高校の軽音部にて結成されました。
朋優学院高校は人気バンド「sumika」のボーカル・片岡健太も在籍していた高校。
東京都内ではなかなかの進学校として知られています。
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当時高校生だった彼らが注目を浴びるきっかけとなったのが、インディーズアーティストの音楽配信サイト「Eggs」。
「ノーマル」というオリジナル曲が年間楽曲ランキング1位を獲得します。
そして同年、音楽雑誌の発行や大型フェスを主催する「ロッキング・オン」によるオーディション「ROJACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出場。
なんと彼らは優勝し、結成から2年経たないうちに大人気野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」への出場を果たしました。
翌2020年3月には高校在学中でありながら初の全国流通盤となる1stミニアルバム「青春日記」をタワーレコード限定でリリース。
同年は新型コロナウイルスの流行により活動の幅が狭まるものの、8月には自身初となるワンマンライブを無観客配信で開催。
そこで「SPEEDSTAR RECORDS」からのメジャーデビューを発表しました。
そして2020年12月、メジャーデビューアルバム「neo neo」をリリース。
2021年は人気アパレルブランド「koé」とのコラボレーションが発表されるなど、活動の幅をグイグイ広げています。
2020年には音楽メディア「Fanplus Music」が選出する2021年注目のアーティスト15組のうちの1組に選ばれました。
リュックと添い寝ごはんの代表曲
20歳前後の彼らの楽曲は、若い世代に響くような歌詞が多め。
しかし、何気ない日常や淡い恋の思い出が等身大の視点で歌われているからこそ、大人も自分の過去に重ねて共感したり思い出に浸ったりして楽しむことができます。
青春真っ只中の方も、遠い昔に青春を終えた方も、ぜひ彼らの楽曲でドキドキしたりワクワクしたりと心を動かしましょう。
ノーマル
「ノーマル」は音楽配信サイト「Eggs」の2019年年間楽曲ランキングで1位を獲得したリュクソを代表する楽曲。
夢を追うことや自分自身の成長に悩む苦しい胸の内が歌われており、多くの若い世代の心を掴みました。
<『明日また明日』/変われる日々が過ぎてゆく>という歌詞には焦りや喪失感がにじみ出ており、同じような思いを経験した大人も頷けるはず。
同曲は初の全国流通盤ミニアルバム「青春日記」で聞くことができます。
青春の思い出がそのまま映像化されたようなノスタルジー溢れるリリックビデオも注目です。
青春日記
「青春日記」は、2020年3月にリリースしたミニアルバム「青春日記」の表題曲。
楽曲中に<いつしか17の夏がもう終わって>という歌詞があることからリアルタイムで青春を謳歌している世代にしか響かない楽曲かと思いきや、そうでもないのがポイント。
<僕らの青春は日々変わっているから>というフレーズや<僕らの青春は/ここからだ>という最後のフレーズはどの世代にも響くことでしょう。
若者は今やこれからを思いながら、大人は思い出とこれからを思いながら、じっくりと楽曲を聴いてみてくださいね。
グッバイトレイン
「グッバイトレイン」は2020年12月にリリースしたメジャーデビューアルバム「neo neo」に収録されている楽曲です。
軽快なサウンドと爽やかなメロディーが印象的ですが、歌詞には少し寂しげな部分があるのがまた青春らしい一曲。
気分が上がったり下がったり、不意に孤独を感じたりする多感な時期の心情がそのままサウンドや歌詞に現れているように感じられます。
同曲のMVはドラム・宮澤あかりが監督を務めているのも注目のポイント。
江ノ島ではしゃぐメンバーの素の姿が映し出されており、ファンなら聖地巡礼したくなるかもしれませんね。
生活
「生活」は2020年8月に配信限定シングルとしてリリースされた楽曲です。
同曲は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自粛生活をする中で抱いた「友達からの愛が欲しいなぁ」という思いを元に制作したそう。
歌詞を見ると一見ラブソングのようにも思えますが、ボーカル・松本本人も「恋愛的な愛ではない」とインタビューで語っています。
2020年12月にリリースされたメジャーデビューアルバム「neo neo」にも収録されていますので、ぜひチェックしてみてください。
あたらしい朝
「あたらしい朝」は2020年10月に配信リリースされた楽曲。
メジャーデビューアルバム「neo neo」にも収録されています。
タイトル通り、朝に聴きたくなるような爽やかで軽快なメロディーが非常に印象的。
歌詞では淡い恋模様やふとした瞬間に訪れる不安など様々な心の動きが歌われており、どんな気分のときに聴いても優しく寄り添ってくれそうな一曲です。
同曲はMBC南日本放送ラジオの1月の推薦曲に選ばれました。彼らの注目度がうかがえる一曲ですね。
リュックと添い寝ごはんのまとめ
結成からわずか3年でメジャーデビューを果たしたリュックと添い寝ごはん。
今までは「高校生」という視点から見た青春が描かれていましたが、徐々に大人になりつつある彼らが今後どのような楽曲を作っていくのか楽しみですね。
もちろん、変わらず青春を歌った楽曲で楽しませてくれるのも大歓迎。
青春中の人は今を盛り上げる一曲として、大人の方は当時の淡い思いに浸る一曲として、彼らの楽曲を愛していきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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