- NINA(ニナ)
- 本名:ヒルマン・ニナ
- 生年月日:2005年2月27日
- 出身地:アメリカ合衆国 ワシントン州
- 血液型:O型
- 担当:メインボーカル
- 虹プロジェクト最終順位:9位
- メンバーカラー:青
アイドルグループで注目されるのが「マンネ(末っ子)」と呼ばれるメンバーの存在です。韓国ではアイドルグループが1つの家族のように紹介され、強い絆で結ばれていることがわかります。
今回紹介するのはNiziUのマンネであるニナ。末っ子とは思えぬパワフルな歌唱力が魅力のメンバーです。
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目次
アメリカから日本、そして韓国へ
ニナはアメリカ人のお父さんと、日本人のお母さんの元に生まれ、幼少期をアメリカ合衆国のワシントン州で過ごしています。その後、日本にある事務所のオーディションに合格したニナは、2017年に日本に移住しました。
日本では子役として様々な映画やバラエティ番組に出演し、タレントとして活動していましたが、虹プロジェクトの開催を知り、参加条件が「事務所に所属していないこと」だったことから所属していた事務所を退所しました。
ニナが日本へ来たのは2017年のときでしたが、当時は日本語が話せなくて苦労したそうです。ニナはインターナショナルスクールではなく、日本人が通う学校に通っており、日本語が話せなくて悔しい思いをしていました。そこから毎日日本語で会話をするように努力して約2年という短期間で日本語を習得し、コミュニケーションがとれるまでになりました。
現在では、日本語と英語、韓国語を自在に操れるほどの語学力を手に入れているニナですが、フランス語も話せるようです。
また、ニナは名古屋に住んでいながら仙台会場で虹プロジェクトのオーディションを受けています。その理由は、ニナが虹プロジェクトの存在を知ったときには既に名古屋でのオーディションは終了していたので、次にオーディションが行われる仙台までわざわざ足を運んだのです。
受かるかどうかわからないオーディションに、時間とお金をかけて挑戦したニナの姿勢からも「歌手になりたい」という本気度が伝わってきますね!
歌唱力の高さと作曲スキル
ニナの魅力は圧倒的な歌唱力の高さです。ニナの歌唱力は虹プロジェクトの地方予選から際立ったものがあり、審査員であるパク・ジニョン氏もニナの声を聞いた途端、驚きの表情を浮かべていました。
ニナの強みは、自然に的確な高音が出せることだと感じます。たいていの人は高音を出すときに、正解を探し当てるような歌い方をしてしまいます。すると、声が弱く聞こえてしまい、魅力も半減してしまうのです。しかし、ニナの歌い方は自信を持って高音へと音階を変えられます。
さらに、高音になっても声が細くならず、力強い歌声を出すことができることも注目ポイントです。特にNiziUの楽曲ではニナの高音が効果的に映える楽曲が多いと感じます。NiziUの中ではマンネ(末っ子)ラインのニナですが、ボーカルに関してはニナがNiziUを引っ張っているような印象すら受けます。
また、ニナの歌唱力はパワフルさも備えています。虹プロジェクトでニナは韓国の男性アイドルグループ「2PM(トゥーピーエム)」の「I’ll be back」を披露しましたが、2PMは6人組グループです。6人で歌う楽曲を、ニナは歌もラップも全て自分で担当して最後まで歌い切りました。
パク・ジニョン氏は審査をしながら「最後まで歌い切れるかどうか」を見るために、あえて最後までニナの歌声を聞きました。しかし、ニナは息を切らすこともなく最後まで歌い上げました。それだけではなく、終盤の1番疲れているだろうタイミングでニナはアレンジを加えた歌を披露しました。
楽譜通りに歌うのでも大変なところで、まるで自分の歌であるかのようにニナなりの歌い方で歌ったのです。恐るべきスタミナと度胸です。ニナはパク・ジニョン氏だけではなく周りにいた参加者全ての心を掴みました。
また、ニナは虹プロジェクトの中で作曲にも挑戦しました。スター性テストでニナは自身がラジオのDJとなって番組を進行するパフォーマンスを披露したのですが、ラジオのオープニング曲やBGMをパソコンで作ったと語っていたのです。
パク・ジニョン氏は「アマチュアなので粗っぽさがある」としながらも、本物のラジオ番組のような楽曲を準備したニナのスキルと挑戦力に高評価をしていました。当時のニナの年齢は14歳です。その若さにして既に作曲へのチャレンジを見せるとは、将来NiziUの楽曲までもニナが作ってしまうかもしれませんね!
課題だったダンスを克服
歌唱力の高さには定評があるニナでしたが、ダンスに関しては虹プロジェクト開始当初からずっと課題として取り上げられてきました。ニナはダンスレッスンを受けた経験がなく、自身でもダンスに対して恐怖感があるようでした。
虹プロジェクトの地方予選では歌唱力で高評価をもらったニナでしたが、東京合宿が始まると審査の基準も厳しくなってきました。そこでニナは以前から不安を持っていたダンススキルに関して酷評を受け続けてしまいます。
パク・ジニョン氏は「成長率」を審査の際に重要視していました。直接目には見えなくても歌手になるためには必要なものです。ニナは予選からの成長が見えないとして「練習せずに遊んでいた人みたいだ」「歌手になりたい人には見えない」「今日はアドバイスできるレベルじゃない」と、厳しい評価をもらってしまいます。
東京合宿のダンスレベルテストでは26人中24位という成績でした。
その後も、ニナのダンスには低評価が続きます。チームミッションでも歌唱力は相変わらずの高評価でしたが、ダンスに関しては「ニナのダンスが(悪い意味で)目立っている」と、ニナの実力不足だとする評価をしています。
しかし、リオをはじめダンススキルが高いメンバーがニナにアドバイスを送り、最後にはパク・ジニョン氏に「ダンスが本当に上手になりました」と言われるほど成長しました。悪い意味で目立っていたダンスも、他のメンバーと同じように踊れていたと評価を受けています。
ニナは、毎回のようにダンススキルに対して厳しい評価をもらいながら決して諦めることをしませんでした。それどころか、その悔しさをバネにして成長していきました。パク・ジニョン氏も、ニナの歌唱力に比例するくらいのダンススキルを持ってほしいと期待していたからこそ厳しい評価になってしまったのではないでしょうか。
今後は、ニナのダンススキルがどのように成長していくのか楽しみでもありますね!
努力家で謙虚な性格
ニナの性格は、努力家で負けず嫌いな性格だと感じます。ニナは虹プロジェクトで厳しい評価をもらったときに「悲しい」ではなく「悔しい」という感情を持っていました。そして、次の舞台披露までに弱点を克服しようと努力を重ねています。
そして、ニナは虹プロジェクトを通じて人間性が1番成長したと語っています。ニナは自身の性格を「あまり空気が読めない性格だった」と自己分析しており、共同生活をすることで性格が変わっていったそうです。
JYPエンターテインメントでは「真実」「誠実」「謙虚」を重んじており、パク・ジニョン氏は「いくら歌が上手くても謙虚さがなかったらデビューさせない」とまで公言していました。
ニナは、オーディション開始当初から「常に謙虚でいること」を自分に言い聞かせているようでした。ニナはオーディションでも「自分自身を理解しようとしている。自分を理解できなければ周りの人たちに迷惑をかける」と語っています。
ニナの謙虚さは仕草にも表れています。高評価をもらっても満足せず常に低姿勢で、周囲のスタッフにも頭を下げることを忘れません。アイドルは、スタッフや周りの人に支えられて輝ける存在だと思いますから、ニナの謙虚さは今後も変わらないでほしい部分です。
今後の目標として「NiziUとしてワールドツアーをしてみたい」と語っていたニナ。ニナの歌唱力はNiziUにとって欠かせない大きな存在です。ニナの歌声が世界中に響き渡る日が来ることを楽しみに待っています。
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