BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

JUNGKOOK

「Begin」(2016)『WINGS』収録

「Euphoria」(2018)『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』収録

「My You」(2020)音楽配信サービスSoundCloud

メンバーやARMY思いな最年少メンバーJUNGKOOKのソロワークスには、大好きな存在へ率直な愛情を届ける曲が多いです。

釜山から中学生で単身上京したJUNGKOOK。精神的にも幼かった彼を「生まれ変わらせた」6人の年上メンバーに対する感謝の気持ちを、末っ子らしい素直さで書き綴ったのが「Begin」です。「スケジュールが大変でも何とも思わないけれど、メンバーたちが苦しんでいるのに自分が何もしてあげられないことが辛い。兄さんたちが幸せでいてほしい」という気持ちを込めたという制作秘話は、ARMYの心を揺さぶる有名なエピソードのひとつではないでしょうか。“僕が代わりに泣いてあげたい 出来るわけがないけれど”のファルセットにそんな切実さが垣間見えていて、何度聴いても涙を禁じえません。


「Euphoria」は、韓国の男性アイドルで初めて、アメリカで50万以上の販売高を売り上げたソロ曲。「高揚するほどの幸福感」を意味するタイトル通り、静かに始まりながらも終盤のプレ・コーラスで一息に感情が急上昇していくようにJUNGKOOKのボーカルが突き抜けていきます。起伏が非常にドラマティックであり、聴いているこちらの心も浄化されるような清涼感もある魅力の尽きない一曲です。


JUNGKOOKファンの中には、『Proof』が発売された2日後の6月12日に発表された彼のソロトラック「My You」がNo.1フェイバリットソングという方も多いのではないでしょうか。2021年に配信された彼のバースデーV LIVEの中で、ARMYと曲を共作するワンシーンがありましたが、この曲はそれを出発点とする純度100%のファンソングです。

ガラスの鈴を震わせるようなデリケートさと、一切ブレない安定感を兼ね備えた奇跡の声を持つJUNGKOOK。夏の到来が背景となっている「My You」は、そんな彼の美声が海岸を吹き抜けていくような爽快感に満ち満ちています。じっくり聞き惚れてしまうナンバーですが、制作秘話で本人が「僕がみなさんを想うときに浮かぶこの感情たちが溢れすぎて、ときどきこれらすべてが消えてしまったら、あるいは夢だったらどうしよう。そんなことを考えたことがあります」と不安を口にしているとおり、自分を支えてくれているARMYへの切ない思いもストレートに表現されています。そんなJUNGKOOKの繊細さに胸が痛くなる、全ARMYにとってもずっと大切にしたい一曲ではないでしょうか。

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