BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

昨年10月の釜山コンサート以降、メンバーの兵役を以て活発なソロ活動の真っ最中であるBTS。タイアップ曲『The Planet』や、結成10年を祝しARMYへ贈るファンソング『TAKE TWO』をリリースする傍ら、避けがたい空白を各々の幸福なソロ活動で満たし、ARMYが待ち焦がれる完全体での復活へと繋げていくメンバーの愛情に胸がいっぱいになります。

今回は、そんなメンバーの個性とチャームポイントをたっぷり味わえるソロ曲をメンバー別に選りすぐってご紹介します。

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RM

「forever rain」『mono.』(2018)収録

「Wild Flower (with youjeen)」『Indigo』(2022)収録

「Smoke Sprite (feat. RM of BTS)」(2022)So!YoON!『Episode1 : Love』収録

BTSのリーダーであり、ソロ活動も7人の中で最も活発なRMの名曲は枚挙にいとまがありません。2018年に発表されたミックステープ(商業目的ではない自由闊達な感性で作られ、無料で配信・配布される音源集)『mono.』は、シンプルなサウンドに叩きつけるようなラップのリリックが刻み付けられた初期衝動的ファーストミックステープとはテイストを変えた、情緒的な一枚となっています。

Billboard 200″で初登場26位を獲得しK-POPのソロ歌手として最高順位を更新しました。このアルバムのラストを飾る「forever rain」は特に印象的です。ピアノの旋律や時計の音といった環境音とゆったりしたエレクトロサウンドが合わさり、途中に入るドラムにも癒されます。世界の速度についていけず苦悩する“僕”に誰にでも平等に降り注ぐ雨が優しく寄り添ってくれるという、物憂げでありながら優しさも感じます

昨年リリースされたアルバム『Indigo』のリードナンバー「Wild Flower (with youjeen)」は、「forever rain」から世界観を引き継ぐようなフェードインするイントロが美しい一曲。

雄大に広がるその旋律は、自身の内面を敷衍することで多くのリスナーにコミットするというポップスターの哲学を表現しているようです。かつてソロ曲「Intro: Persona」(『MAP OF THE SOUL: PERSONA』収録)で、BTSのRMと素顔のキム・ナムジュンとの狭間で感じる重圧や恐怖を打ち明けた彼は「Wild Flower (with youjeen)」でもう一度その“仮面”という主題に触れています。そのうえで“燃える花火から野花へ 少年から永遠へ 僕はこの荒れ果てた野原に残る”と歌い上げることによって自身の苦しみを許し、一つの解決を見出そうとしているように思えます。

知的な佇まいから“脳がセクシーな男性”と呼ばれてきたRMですが、最近頓にバルクアップした体格からも大人の男性の色気が漂います。そんな彼が制作面でもセンシュアルな魅力を発揮した「Smoke Sprite (feat. RM of BTS)」も必聴。

バンドSE SO NEONでギター&ボーカルを務めるソユンによるソロプロジェクト、So!YoON!とのコラボ曲ですが、RMは作詞作曲にも参加するなど彼の個性も色濃く反映されています。シティポップ感を纏った大人っぽさ炸裂のメロディ太いギターサウンド官能的な歌詞とゾクゾクするポイントが満載の中毒性のある曲となっています。

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