BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

BTS【メンバー別ソロ曲解説】個性豊かな7人の“SPEAK MYSELF”! BTSソロの魅力を徹底解説

V

Scenery(2019)音楽配信サービスSoundCloud

Inner Child(2020)『MAP OF THE SOUL: 7』収録

Sweet Night(2020)

Vのソロ曲は、寒い冬に街路樹の間を通り抜けているようなムーディーさと、凍える手をそっと包み込むような彼のウォームトーンボイスがしっかり生きている点が特徴。リリース後15日で1億ストリーミングを突破した「Scenery」は、ピアノの旋律の中に雪を踏みしめる音などの環境音や呼吸音が使われていることがポイント。

V本人が初めて作詞作曲にチャレンジしたこの曲は、制作当時、写真が趣味だった彼が自分の目に見える愛すべき風景をすべて心の中に閉じこめたいと歌うピュアな一曲です。

ARMYの間で“四次元”という愛称で呼ばれるVは、このように少年のように純粋な一面があります。「Inner Child」の作詞作曲に参加したRMは、そうした彼の美しさを生かして楽曲制作に取り組んだそうです。

曲中に登場する、初めて見る天の川に感動して“微笑んでいる小さい子”は、Vそのもの。一方で“芽生えた薔薇の中にたくさんのとげ”というフレーズには、純真無垢な心を傷つけてしまう存在への不安も見え隠れします。弾むようなメロディラインで展開するアイドルらしい楽しさのある曲です。

Vの親友パク・ソジュンのドラマ『梨泰院クラス』のOSTである「Sweet Night」は、韓国の主要音楽チャートでは1位を独占。ビルボード・デジタル・ソング・チャートDigital Song Sales部門でも、2位を獲得するなど記録づくしですが、編曲の妙味など記憶にも残るナンバー。

Vの声を存分に生かしながら、さらに魅力を倍加させるエフェクトも大変効いています。今後、本格的なソロプロジェクトが控えているV天性のジャズシンガーのようなオーラを纏った声がもっと聴きたいと、期待に胸が膨らみます!

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