Aimer(エメ) – おすすめソング&DVD特集 | Fateシリーズとの関係性も紹介

Aimer(エメ) – おすすめソング&DVD特集 | Fateシリーズとの関係性も紹介

Fateシリーズ、機動戦士ガンダムUCなどの主題歌・挿入歌を手掛けているAimer(エメ)。アニメ好きの方は彼女の名前をどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。

アニメのタイアップソングが比較的多いですが、タイアップのない曲も彼女らしさが光ります。今回はこれまでリリースした楽曲からおススメソングをピックアップ!

Billboard Japan “Hot Albums”で1位を獲得した最新アルバム「Walpurgis」収録曲もご紹介します。

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Aimerとアニメ・Fateシリーズ

2014年、PS Vitaで発売された「Fate/hollow ataraxia」のテーマソングに抜擢されたのがFateシリーズでの初タイアップ。

以降もテレビアニメ「Fate/stay night[Unlimited Blade Works]」、劇場版3部作「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」の主題歌と数多くの作品に関わってきました。

Fateシリーズは、PCゲームを起点にゲーム・アニメに漫画、そしてソーシャルゲームと多岐にわたり作品を展開する人気作品。作品次第では鬱屈なシーンに遭遇することもあります。

そうした作品の”陰”にシンパシーを感じたと、あるインタビューでは語っています。特にHeaven’s Feelへの楽曲提供は運命と言い切り、彼女にとっても非常に思い入れのある作品になったと話します。

Fateシリーズ内でも「かなり重い」と呼び声の高い「Heaven’s Feel」。その3部作を彩った3曲をご紹介していきましょう。

※一部「Fate/stay night[Heaven’s Feel]」のネタバレにつながる内容があります。作品未視聴の方はお気を付けください。

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花の唄


Webメディア「スパイス」で作詞・編曲を担当した梶浦由記は劇場版のヒロイン・桜目線で歌詞を書いたと話します。

インタビュー内でも作品のネタバレともいえるフレーズがあると明言していますが、特にストレートに表現しているのがラストのサビのこのフレーズ。

わるいことをしたら きっと貴方が
怒ってくれると約束したよね

この歌詞は、似た言い回しが作中にも出てきています。

彼女にとっては、大切な思い出の一コマ。桜の心中をこれでもかと表現している、そんな曲です。

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I beg you


映画を見たファンからしたらその後の展開も相まって気持ちが沈みかねない曲調だった花の唄。

I beg youも花の唄同様、作中の設定にかかわるようなフレーズが多数出てきます。
「主人公を思うヒロイン」の構図はそのままに、徐々に壊れていく桜の様子ともいえる描写が多数見受けられます。

特に、以下の歌詞。

津々と悲しみだけが降り積もる
願望も悔恨もただ埋め尽くす
絆結んだ遠い春の日を
傷跡さえも 消えてしまうの?

ここは桜と主人公・士郎が出会った日のことを指しています。

大事な人との出会いの記憶すらなくなってしまうのか?

展開が進むにつれ、人ではなくなりつつある彼女の不安な気持ちが強く出ています。

リリース時のインタビューにて「表現に困った」と話しており、彼女のキャリアの中では新たな挑戦と同時に珍しいともいえる曲となりました。

春はゆく


この曲は2021年4月にリリースされたアルバム「Walpurgis」にも収録。丁寧な歌い方を意識した曲だそうです。

3部作最終章を飾るこの曲は、これまでの2曲と違い、静かなバラードとも感じられるテンポで作られています。映画の結末を受けてからこの曲を聴くと、歌詞すべてがヒロイン・桜を彷彿とさせ涙が止まらなくなるはず。

本人は、Fateシリーズを知らない方でも共感できる歌詞だと話しています。

Fateシリーズタイアップ以外のおススメ曲

ここまでは、Fateシリーズ関連曲を中心にピックアップしてきました。

が、彼女の良さはFateシリーズタイアップのみではありません!ここからは5曲、おススメソングをご紹介します。

RE:I AM


機動戦士ガンダムUCの劇場版6作品目「episode 6 ~宇宙(そら)と地球(ほし)と~」の主題歌であるこの曲。シリーズの音楽監修を務める澤野弘之が初めて手掛けた歌入りの曲でもあります。

「最後」「二度と聞けない声」「眠れぬ悲しみ」など誰かの死を連想させる言葉が多く、それを悔いているとも捉えられる内容になっています。

実は、ここまでに主人公であるバナージをこれまで導き、信頼してきた人を亡くすというシーンが複数あります。
所々ある死を感じさせるフレーズや追憶しているような描写は、作品のストーリーから来ているのではないでしょうか。

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StarRingChild


RE:I AMに引き続き、機動戦士ガンダムUCの最終章「episode 7 ~虹の彼方に~」の主題歌として起用されています。

過去の行動を悔い、迷いながらも未来への1歩を踏み出していく。16歳とまだ少年だった主人公・バナージが様々な大人と出会い、葛藤し、
そして過去の大人たちが遺したものを開放するという作品の本筋を歌っているようにも感じます。

それもそのはず。この作品も前作同様、楽曲制作を手掛けたのは澤野弘之が関わっているから。PVも宇宙をテーマにしており、ガンダム世界を彷彿とさせています。

insane dream


ONE OK ROCKのTakaが楽曲提供し、彼の拠点であるアメリカ・ロサンゼルスでレコーディングされたこの曲。コーラスにはTaka本人も参加しています。

彼らの出会いのきっかけは2015年の「ONE OK ROCK 2015 “35xxxv” JAPAN TOUR」の横浜アリーナ公演のサポートゲストにAimerが選ばれたこと。「声を聞き、感動した」とTakaはコメントしています。

曲は流石ワンオク!と言わんばかりのゴリゴリのロックチューン。ワンオクらしさを残してほしいというのは、彼女の要望だったそう。

彼女のハスキーな声だからこその表現も垣間見れ、ワンオクファンからも評価が高い1曲です。

この楽曲でTakaとのつながりができたことで、これから紹介する2曲が生まれました。

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us


上記楽曲の両A面シングルであるこの楽曲。
凛として時雨のTKがプロデュースしています。こちらの楽曲はドイツのベルリンでレコーディング。

公式PVのコメント欄を見ると、他の楽曲以上に海外からの評価コメントが多いです。凛として時雨ではおなじみ超ハイトーンボイスも収録されていますよ!

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蝶々結び


この曲はRADWIMPSの野田洋次郎が楽曲提供をしています。「insane dream」「us」と異なり、元々あった楽曲をAimerとともに仕上げた楽曲だそう。歌詞にも曲にも、野田洋次郎の世界が色濃く出ているように感じます。

ちなみに、曲中に野田洋次郎とデュエットしている箇所があるのですが、なんとその場のノリで実現したんだとか。

レコーディングにはハナレグミも参加。有名アーティストからも彼女の歌声は評価されています。

「us」「蝶々結び」の楽曲提供のきっかけを作ったのがTaka。彼女の魅力を多方面に発信する立役者となりました。

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Aimerのライブを見るには?

アニメタイアップでは世界観を丁寧に歌い、著名なアーティストを魅了する声を持つAimer。彼女のライブに行きたい!という方も出てきているのではないでしょうか?

2021年9月にデビュー10周年ライブがさいたまスーパーアリーナで決まっていますが、チケットは残念ながらソールドアウト。配信も決まっていますが、チケット購入が間に合っていない方もいらっしゃるはず。

そんな方におススメなのがライブDVD。このご時世が落ち着き、精力的にライブができるようになるまでの予習として購入するのはいかがでしょうか。

彼女のライブDVDは2017年に日本武道館で行われた「Aimer Live in 武道館 “blanc et noir”」、2018年にスロヴァキアで開催したフルオーケストラコンサートを収録した「Aimer special concert with スロヴァキア国立放送交響楽団 “ARIA STRINGS”」の2種類のみ。ここで紹介した楽曲も披露されているので、おうち時間のお供に買ってみてくださいね。

最後に

アニソン歌手のイメージが強いAimer。歌声に魅了される著名アーティストは多く、数多くの楽曲提供を受けています。

最新アルバムもチャートインし、さらに注目を浴びること間違いなし!ですよ。

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