TVアニメ「刀剣乱舞」OP・ED・挿入歌・劇場版主題歌を全曲徹底解説

TVアニメ「刀剣乱舞」OP・ED・挿入歌・劇場版主題歌を全曲徹底解説

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2024年:TVアニメ『刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-』


2024年4月から全8話で放送している『刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-』。2016年に上演された第1作目の「舞台『刀剣乱舞』虚伝 燃ゆる本能寺」を脚本原案にした新作アニメです。舞台の脚本・演出を手掛けた末満健一がアニメでも脚本・シリーズ構成を担当しています。


三日月宗近(鳥海浩輔)山姥切国広(前野智昭)をメインキャラクターにした本作。宗三左文字(泰勇気)・不動行光(阪口大助)・へし切長谷部(新垣樽助)・薬研藤四郎(山下誠一郎)織田信長に関わる4振りの刀剣男士たちが信長が暗殺された本能寺の変へと出陣する物語と、近侍に任命された山姥切国広が葛藤し成長する物語という2本柱でストーリー展開していきます。

OP:「Whatever Happens」INI


新作アニメのOPテーマは、2021年に開催されたサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で選ばれた11名で結成されたグローバルボーイズグループINIが担当しました。過去の記憶と現在の感情、未来への希望をテーマにしたバラード曲です。


多くの名刀を所有していた戦国時代の大名・織田信長。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康と天下人たちの手を渡り歩いてきた名刀宗三左文字、同じく信長が元主であるへし切長谷部薬研藤四郎、そして本作で新たに顕現した信長の愛刀であり森蘭丸へと授けられた不動行光

4振りそれぞれに信長とのエピソードがあり、歌詞では〈陽が当たらない日も温もりを感じる〉〈何があっても いつまでも寄り添って〉と、時を超えても忠義を尽くす心や信長に縛られる心など切ない心情を表現しています。INIのハーモニーも壮大で、オープニングからグッと胸に響いてくる一曲です。

MEMO

TOWER RECORDS MUSICの「TRM TRENDING SONGS」(2024年4月16日付)で1位に君臨し、有線放送のUSENが実施する楽曲投票企画「USEN推し活リクエスト」の第3回「ウィークリーランキング」(2024年4月11日~17日までの集計)では5位に初ランクイン。


2023年のアリーナツアーと2024年の初ドーム公演では合計20万人を動員し、2024年2月発売の2ndアルバム「MATCH UP」も初週30万枚を突破。『刀剣乱舞』の展開とともに、彼らの今後の活躍にも要注目です。

ED:「DAYBREAK」


EDテーマは、三日月宗近(鳥海浩輔)、山姥切国広(前野智昭)、宗三左文字(泰勇気)、不動行光(阪口大助)、へし切長谷部(新垣樽助)、薬研藤四郎(山下誠一郎)、江雪左文字(佐藤拓也)、小夜左文字(村瀬歩)、一期一振(田丸篤志)、鯰尾藤四郎(斉藤壮馬)、燭台切光忠(佐藤拓也)、鶴丸国永(斉藤壮馬)の12振りが歌うキャラクターソングです。

〈無念と後悔のカケラ〉〈何が正で偽なのか〉〈忠義と叛逆が混ざる〉と、歌詞は未だ謎残る「本能寺の変」の真相を問うミステリー感のある雰囲気に。疾走感のあるブラスバンドに、12振りが声をそろえて歌うミュージカルのような楽曲です。オープニングらしい華々しさがありますが、本編終わりの少ししんみりした空気を打破してエンディングを盛り上げています。

最後に

2024年4月現在まで公開されたアニメでは111振りの刀剣男士が登場し、彼らの魅力を伝えるためにも、毎週EDテーマ曲が変わったり、OPテーマ曲にもゲストボーカルが登場したりと、キャラクターソングが満載。

OP・ED・挿入歌を通して、物語では見せていない新たな一面を知れることも楽しみのひとつ。歌詞や曲には、古語や和楽器を取り入れて、日本文化を継承し国内外に発信しています。

アニメだけでなく、2023年冬には「ミュージカル『刀剣乱舞』 千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~」を上演、2024年4月には2023年7月に上演された新作歌舞伎『刀剣乱舞 月刀剣縁桐』もシネマ歌舞伎化(歌舞伎の舞台公演を高性能カメラで撮影し映画館のスクリーンに上映する方法)されました。今後は、劇場版『活撃 刀剣乱舞』の公開も予定し、グッズやイベントなど多岐に渡って多彩に展開しています。

『花丸』と『活撃』、実写版と、刀剣男士たちはこれからも歴史を紡いでいくようです!

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