目次
第2世代(2005年~2013年)
第1世代のアイドルが解散をしたり影響力を失っていった2005年頃。
東方神起を筆頭に練習生制度を通じて高い実力を身につけた新グループが次々に誕生し、第2世代が始まります。
第2世代でのアイドル市場の拡大は著しく、2000年代後半からの韓国歌謡界はアイドルが支配していたと言っても過言ではありません。
なんと2011年の韓国のガオンチャートでは、アルバム販売量の1位から14位までを全てアイドルが占めたのです。
韓国三大事務所の台頭
第2世代の特徴は韓国の三大事務所が台頭したこと。
現在もなお圧倒的な力を持ち続けるSM、YG、JYPという三強の構図がこの頃から明確になりました。
SMからは東方神起や少女時代、YGからはBIGBANG(ビッグバン)や2NE1(トゥエニィワン)、JYPからは2PM(トゥーピーエム)やWonder Girls(ワンダーガールズ)と、今ではレジェンドと呼ばれるグループがデビュー。
個性の異なるグループを誕生させ、それぞれの事務所の色がはっきりとしました。
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エレクトロニックやフックソングが主流に
第2世代の音楽の特徴はエレクトロサウンドを取り入れたこと。
いわゆるK-POPサウンドが出来上がったのもこの頃です。
第1世代まではヒップホップやラップが人気でしたが、Wonder Girlsの「Tell Me」やBIGBANGの「LIES」のヒットで第2世代アイドルブームが巻き起こると、エレクトロニックやフックソングがトレンドになりました。
とくにWonder Girlsの「Tell Me」はファンが簡単に真似できるキャッチーな振りつけで人気を博しました。
このようなポイントダンスが積極的にダンスの振り付けに取り入れられるようになったのもこの頃からです。
本格的な海外進出の開始
また第2世代のもう1つの特徴は本格的に海外進出を始めたこと。
第3世代以降が海外進出をする際の基盤を作ったのも第2世代です。
インターネットの普及とともに、K-POPアイドルはアジアやアメリカにも進出していきました。
日本でいえば第1世代や1.5世代にあたるBoAの成功以降、第2世代になると東方神起がその後に続き、2010年には少女時代とKARAが日本デビューをしてK-POPブームの火付け役となりましたよね。
また2012年にPSY(サイ)の「江南スタイル」がYouTubeを通して世界的な大ヒットを果たすと、K-POPアイドル界でもYouTubeを活用した広告活動が活発になりました。
第2世代を代表するボーイズグループ
東方神起
BIGBANG
SUPER JUNIOR
SHINee
2PM など
第2世代のK-POPブームをけん引したBIGBANGは、音楽だけでなくファッションもトレンドとなり、世代を象徴するアイコンとなりました。
メンバーの持つ高い実力や音楽性でこれまでのアイドルのイメージを覆し、アーティストとして高い評価を受けたのです。
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第2世代を代表するガールズグループ
少女時代
KARA
2NE1
Wonder Girls
SISTAR
Apink など
2009年に少女時代が「Gee」で大ヒットを記録すると、一躍第2世代アイドルのトップに君臨。
老若男女問わず高い認知度を誇り、少女時代のヒット以降K-POPアイドル界でも大人数グループが増えました。
また、YGエンターテインメントからデビューした2NE1が「I AM THE BEST」をヒットさせると、他のグループとは違うガールクラッシュな魅力で大衆の人気を獲得。2NE1は元祖ガールクラッシュとも言われています。
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