目次
ユニット曲
P.M.G.
深澤辰哉、向井康二、宮舘涼太のユニット曲が『P.M.G.』です。タイトルの『P.M.G.』は、宮舘の「P:Party Time(パーティータイム)」、向井の「M:もみあげ手裏剣」、深澤の「G:五臓六腑に染み渡る」という、決め台詞の頭文字がとられています。曲中には、この3つを組み合わせた「パーティー手裏剣染み渡る」という造語も登場し、クセになる存在感を放っています。
作詞・作曲したのは『Sugar』の詞を書いたkatsuki.CF。そして、サイトウ リョースケとTARO MIZOTEが作曲・編曲で携わっています。このチームは、Snow Manの4thシングル『HELLO HELLO』も制作しています。
彼らがこだわったのは、深澤・向井・宮舘の人物像をいかに引き立たせるかという点でしょう。メンバーのアイディアを元に、まさにキャラクターソングのようなテイストで制作された『P.M.G.』は、ここまでキレイに言葉がハマるか!と思わず感心してしまうほど、言葉遊びやリズム感が際立った楽曲に仕上がりました。掛け声や手拍子を取り入れたファン参加型の楽曲なので、ぜひライブでも盛り上がること間違いありません。
ADDICTED TO LOVE
『ADDICTED TO LOVE』は、岩本照、ラウール、佐久間大介のユニット曲です。全編英語詞のクールなこの楽曲は「恋におぼれて」という意味のタイトル通り、魅力的な女性に骨抜きになってしまう男性心理を描き出した作品です。
作詞・作曲・編曲の全てに携わったのは、ストックホルム在住の音楽プロデューサーHenrik Nordenbackです。彼はこれまでにNCT127やGOT7、EXOといったK-POPアーティストの他、安室奈美恵や嵐、E-girls、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、EXILE THE SECOND、Nissy(西島隆弘)等の日本人アーティストにも楽曲提供してきました。今作の作詞で共作したHIROMIとは、Nissyの『Say Yes』で仕事を共にしています。
『ADDICTED TO LOVE』は、Henrikが得意とするスタイリッシュなエレクトロポップ。洗練された格好良さとレトロチックなシンセサイザーのアンバランスさが、この楽曲のオシャレ度をさらに引き上げています。ダンスナンバーということで、独自の表現方法を持っている岩本、ラウール、佐久間がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
360m
『360m』は、渡辺翔太、阿部亮平、目黒蓮によるバラード曲。作詞・作曲・編曲を担当したのは、タハラノブヒロです。これまでにHey!Say!JUMPの『秋、晴れ。僕に風が吹いた。』『From.』『静寂の朝、君といる世界。』『星の降る夜に』等を手掛けてきました。彼の魅力は、独自の繊細な言葉選びとそれに寄り添うような音楽づくりです。
『360m』を通して見えるのは、Snow Manが培ってきた確かな歌唱技術です。まず、ユニット曲ならではの嬉しいポイントとして、1人1人の歌割が多いのでそれぞれの歌声を存分に楽しむことが出来ます。冒頭から、阿部の丁寧な歌いまわしで楽曲の世界観に惹き込んでいきます。彼は主旋律部分はもちろん、下ハモも見事に歌いこなしており、これまでの活動を通して阿部がどれだけSnow Manを支えてきたかがうかがえます。そして、デビュー以降そのパフォーマンス力が一気に開花した目黒は、透き通るような美しい高音で楽曲に華を添えました。リードボーカルとしてグループを引っ張り続けてきた渡辺は、唯一無二の歌声と表現力で歌詞の内容をよりリアルに描き出しました。3人の声がこの楽曲に非常にマッチしており、楽曲のテーマでもある”日常の中にある尊さ”が見事に引き出されています。
2021年9月29日に発売された1stアルバム。CDのDISC1にはデビュー曲『D.D.』以降の表題曲に加え、彩り豊かな新曲を多数収録しました。また、DISC2には、デビュー前のオリジナル楽曲を9人で再録して収録。ボリュームとクオリティの両方において申し分のない充実したアルバムに仕上がりました。YouTubeの公式チャンネルでは、楽曲のポイントを解説した動画も公開されていますので、併せてご覧ください。