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8th シングル「タペストリー / W」(発売:2023年3月15日)
タペストリー
作詞:MiNE, Atsushi Shimada
作曲:Takuya Harada, MiNE, Atsushi Shimada
編曲:Atsushi Shimada
『タペストリー / W』は、2023年3月15日に発売されたSnow Manの8thシングルです。
2ndシングル『KISSIN’ MY LIPS / Stories』以来の両A面リリースとなった本作。表題曲がどちらもタイアップソングに起用されたことでさらなる話題を呼びました。
『タペストリー』は、目黒蓮の主演映画「わたしの幸せな結婚」の主題歌として書き下ろされたラブソング。
美しい言葉で綴られた歌詞はまるで恋文を思わせ、疾走感あふれる音楽は止められない想いをイメージさせます。
作詞・作曲は『Grandeur』を手がけた天才凡人のMiNEとAtsushi Shimadaが担当。
さらに、Snow Manの『Acrobatic』やSixTONESの『JAPONICA STYLE』を作曲したTakuya Haradaが本作でも作・編曲を務めました。
タイトルの「タペストリー」とは装飾用の織物を指し、日本語では「綴織(つづれおり)」とも呼ばれます。
縦の糸と横の糸が絡み合うことで美しい絵柄が浮き上がるのですが、その様子が映画のストーリーと見事に重なっているのです。
「わたしの幸せな結婚」は、顎木あくみによる同名の小説が原作のラブストーリーです。
想いを寄せていた幼馴染や家族から見放された主人公・斎森美世(さいもりみよ)が、政略結婚のために冷酷な名家の当主・久堂清霞(くどうきよか)のもとに嫁ぐところから物語は始まります。
本編ではずっと孤独だった2人が初めて他者の思いやりに触れ、惹かれあっていく様子が描かれています。
まさに「タペストリー」の縦糸と横糸のように、お互いに支えあい補いあうことで深い愛情を実感していくのです。
YouTubeにて公開された『タペストリー』Dance Practiceでは、シンプルかつモダンなコンセプトを採用しています。
セットや衣装を白に統一したことで息の合ったパフォーマンスが映え、洗練された映像に仕上がりました。
W
作詞:MISAKO SAKAZUME, 51Black Rat
作曲:MISAKO SAKAZUME, Takao Fukushima, 51Black Rat
編曲:Shogo Ohnishi, Takao Fukushima
『W』は、日本テレビ系列で放送された櫻井翔主演のドラマ『大病院占拠』の主題歌です。
本作のテーマは”二面性”。衣装やセットに白と黒の対比を取り入れることで、対極の世界観を表現しました。
作詞・作曲に携わったMISAKO SAKAZUMEと51Black Ratは、SixTONESの『Always』を手がけたタッグです。
特に51Black RatはSnow Manの楽曲も積極的に手掛けており、近年では『JUICY』や『REFRESH』といった個性豊かな作品を提供してきました。
作曲に参加したのはTakao Fukushima。過去には、なにわ男子の『月火水木君曜日』のような王道のアイドルソングも手がけています。
『W』で描かれているのは、葛藤しながらも戦うことを決して諦めない主人公の生き様です。
歌詞から読み取れるのは、迷いを否定せず、ありのままの自分を受け入れながら進もうとする強い意志。そして、エネルギッシュなロックサウンドがその覚悟を後押ししています。
『W』Dance Practiceでは、目まぐるしく変化するフォーメーションダンスも堪能することができます。
全ての瞬間が美しく格好いい、これぞSnow Manというパフォーマンスが凝縮されています。
Luv Classic
作詞: katsuki.CF (Relic Lyric,inc.)
作曲: サイトウリョースケ, katsuki.CF, TARO MIZOTE (Relic Lyric, inc.)
編曲: TARO MIZOTE, サイトウリョースケ (Relic Lyric, inc.)
『Luv Classic』は、『タペストリー / W』の通常盤に収録されたカップリング曲です。
本作は、ラウールと渡辺翔太が出演する 「モスバーガー」2022年冬キャンペーンのCMソングにも起用されました。
『Luv Classic』を制作したのは、Relic Lyric,inc.に所属するサイトウリョースケ、katsuki.CF、TARO MIZOTEの3名です。2021年には、同じチームでSnow Manに『HELLO HELLO』を楽曲提供しました。
特に作詞を手掛けたkatsuki.CFは、1stアルバム『Snow Mania S1』に収録された『Sugar』の作詞も担当しています。
リズミカルなテンポがクセになる『luv classic』。歌詞には大好きな「君」とあらゆる瞬間を共有していきたいという気持ちがハートフルに描かれています。
冒頭は落ち着いた雰囲気に包まれているため、チル系の楽曲かと思いきや、サビからはボルテージが急上昇し、抑えきれない情熱が溢れ出していきます。
計算された楽曲構成によって流れるようなギアチェンジが実現。これによって、楽曲の盛り上がりと聴き手が高揚感を感じるポイントが見事にリンクする作品が完成しました。
NO SURRENDER!
作詞: Funk Uchino
作曲: 草川瞬, Atsushi Shimada
編曲:Atsushi Shimada
最後にご紹介する『NO SURRENDER!』は、通常盤に収録されたカップリング曲です。
同楽曲は、TBS系列で放送中の冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』のテーマソングに起用されました。
作詞したのは、Funk Uchino。2022年には阿部、宮舘、佐久間のユニットソング『Color me live…』の作詞を手掛けました。
作曲は、Snow Manの『Make It Hot』を提供した草川瞬と、『Grandeur』や『タペストリー』を手掛けたAtsushi Shimadaが担当しました。
『NO SURRENDER!』とは「何があっても降伏するな!」という意味です。
自身に対する期待を止めず、どんな時も努力し続ければきっと夢は叶うというポジティブな気持ちが描かれています。
冒頭に登場する英語詞には、この楽曲に込められた想いが集約されています。
英語詞
Keep struggling all the time
Looking forward all the time
Everything is gonna be alright
日本語訳
どんな時ももがき続けろ
いつも待ち焦がれるんだ
全て上手くいくよ
『NO SURRENDER!』はまさに王道のアイドルソング。
本作の歌詞や音楽はキャッチーでありながら、無責任さが全くありません。たくさん泣いて苦しんだ分だけ強くなり、周りの人に優しくなれるということをSnow Manが身をもって証明しているのです。
自分達の力で困難を乗り越えてきたSnow Manだからこそ、歌うことに意味がある作品ではないでしょうか。