【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- 歴代シングル曲の順番やカップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

【全曲レビュー】SixTONES(ストーンズ)- 歴代シングル曲の順番やカップリング曲、アルバム曲、ユニット曲を完全網羅!

目次

10thシングル『こっから』(発売:2023年6月14日)

こっから

2023年6月14日、SixTONESの記念すべき10thシングル『こっから』がリリースされました。

表題曲『こっから』ではHIPIHOPとブレイクビーツの相性の良さが、生き生きとした生バンドのサウンドによって引き立てられています。

本作は、日本テレビ系で放送された日曜ドラマ「だが、情熱はある」の主題歌初回放送でその全貌がサプライズ解禁されると、瞬く間にトレンドを席巻しました。

森本慎太郎(SixTONES)高橋海斗(King & Prince)が、それぞれ山里亮太と若林正恭を演じたことでも注目を集めたこのドラマ。

その再現度の高さは視聴者の想像を遥かに超え、多くの人々の記憶に深く残る作品となりました。

『こっから』の作詞・作曲・編曲を担当したのは、『人人人』や『オンガク』といったSixTONESの話題作を手掛けるSAEKI youthK

本作において注目すべきは、楽曲全体に散りばめられたエモーショナルなラップです。

ドラマの内容が投影された歌詞からは山里や若林の生き様が垣間見えます。グルーヴィーなリズム遊び心満載な言葉選びは、楽曲の魅力を倍増させました。

また、どんなに厳しい状況下でも信念を貫こうとする様は、SixTONESの辿ってきた道そのものにも重なります。

聴けば聴くほど”こっから”頑張ろうと思わせてくれる、そんな応援ソングに仕上がっています。

YouTubeの公式チャンネルでは『こっから -Dance Performance Only ver.-』も公開されました。

こちらの映像を見ると、振り付けもまた歌詞の内容とリンクしていることが分かります。

一人ひとり個性的でありながら、不思議とチームとしてのまとまりも感じさせる本作は、まさにSixTONESの真骨頂と言えるでしょう。

歌詞に注目して聴きたい人には『こっから -メイキング × リリックビデオ-』がおすすめです。

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(00:00:42~)

つづいて、初回盤Aに収録されたカップリング曲『雨』をご紹介します。

この楽曲は、愛する人を失った苦しみや喪失感を切なく歌い上げた失恋ソング

作詞・共作曲に山本加津彦、共作曲・共編曲には福田貴史が参加しました。

山本西野カナに提供した『手をつなぐ理由』や『Bedtime Story』「日本レコード大賞」優秀作品賞を受賞した経歴を持っています。

福田は、SixTONESの2ndアルバム『CITY』に収録された『Fast Lane』でも共作・編曲を務めています。

そして、『NEW ERA』を手掛けたNaoki Itaiが本作でも共編曲を担当しました。

本作の中で用いられている「遁れる(のがれる)」には「離れ隠れる」という意味があります。

独り傘を開くと、かつて君と並んで相合傘をしていた記憶がよぎる主人公。

今までずっと支えてくれた「君」の存在がどれほど尊いものだったのか、失ってはじめて痛感するのでした。

君の面影にすがるようなメロディーと、容赦なく変化していくコード進行対照的な作品です。

FIREWORKS

(00:11:26~)

『FIREWORKS』は、通常盤限定で収録されたカップリング曲です。

SixTONESの『PARTY PEOPLE』を手掛けたONIGASHIMAP3AKが、本作で再びタッグを組みました。

さらに、Snow Manの『Crazy F-R-E-S-H Beat』ジャニーズWESTの『PUSH』を手掛けたTommy ClintがSixTONESの楽曲に初参加。『FIREWORKS』にも、切れ味抜群のエレクトロサウンドを詰め込んでいます。

「花火」を意味する『FIREWORKS』では、夏の夜に燃え上がる大人の駆け引きをセクシーに描き出しました。

中毒性のあるメロディーラテン風のサウンドが掛け合わされたアッパーチューンが、この夏を一層盛り上げてくれること間違いありません。

Tu-tu-lu

最後にご紹介するのは、通常盤限定のカップリング曲『Tu-tu-lu』です。

作詞・作曲を手掛けたのは、YUUKI SANOYUKI

YUUKI SANOはこれまでにもSixTONESの『ふたり』『Good Luck!』を制作しており、本作で3度目の楽曲提供となりました。

失恋ソングでありながら、ボサノバとHIPIHOPの融合が心地よい名曲語りかけるように歌うメンバーの歌声が、心なしか甘くとろけて聞こえます。

『雨』失った物に対する絶望や喪失感を描いていたのに対し、『Tu-tu-lu』では美しい想い出を通して感傷に浸っている様子が伝わってきます。

タイトルにもなっている『Tu-tu-lu』とは、かつて君が口ずさんでいた鼻歌でしょうか。一人きりになった部屋の中で、愛おしさを孕んだメロディーが切なく響きます。じわじわと浸透していく失恋の痛みがリアルに描かれた楽曲です。

SixTONES全曲レビュー・最後に

今回は、SixTONESのデビューシングルから最新シングルまでを一気にご紹介しました。一通り振り返ってみると、SixTONESの楽曲の充実度と彼らのパフォーマンス力の高さを再確認できました。

SixTONESが気になっているけれど、どのCDから聞いたら良いか分からないという方には、1stフルアルバム『1ST』がオススメです。このアルバムには、デビュー曲から3rdシングルまでの表題曲が収録されている上、様々な音楽ジャンルを通してSixTONESを楽しむことが出来ます。

表題曲とカップリング曲のギャップもまた、彼らの魅力の1つです。ぜひ、SixTONESを隅々まで堪能してお気に入りの楽曲を探してみてください。

さらに、夏から秋にかけてソロの出演舞台が控えています。

髙地が出演する舞台「星降る夜に出掛けよう」は、6月に京都公演を終えたばかり。髙木雄也(Hey! Say! JUMP)や中山優馬との共演に加え、坂東玉三郎の演出が話題を呼んでいます。次回は10月に大阪・松竹座で開催予定です。

ジェシーは、8月からブロードウェイミュージカル「ビートルジュース」主演を務めます。東京・新橋演舞場を皮切りに、9月には愛知と大阪での公演も決定しています。

ドラマ「だが、情熱はある」で大反響を呼んだ森本は、9月に開催される「DREAM BOYS」に出演予定です。
20年目の節目を迎える本公演では渡辺翔太(Snow Man)が主演を務め、森本はそのライバル役となるChampを演じます。プライベートでも親交がある渡辺と森本は、本作で演出を担当するKinKi Kidsの堂本光一から熱烈なオファーを受けたことで共演が実現したそうです。どんなステージを見せてくれるのか今から楽しみですね。

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